ITインフラのソリューション・ディストリビュータである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、英StorMagic社の仮想ストレージソフトウェア「StorMagic SvSAN」の最新版「StorMagic SvSAN5.0」を、本日12月4日  より販売致します。
ネットワールドは、「StorMagic SvSAN」の単体販売に加え、x86サーバに「StorMagic SvSAN」、「VMware vSphere」などをプリ・インストールしたオールイン・パッケージ製品「SVP」(Smart Virtualization Pack)も販売しており、「SVP」もバージョンアップして近日中に販売開始します。

「StorMagic SvSAN」は、「VMware vSphere」をインストールしたサーバのローカルディスクの空き領域をiSCSIの共有ストレージ領域として利用可能にするバーチャルアプライアンス製品です。高価なSAN/NASストレージを導入することなく、安価に共有データストアを構築できます。仮想マシンをダウンタイム無しで別ホストに移動できる「VMware vMotion」の他、「VMware HA」機能も、物理的な共有ストレージ無しで利用可能です。

今回販売開始する最新版の「StorMagic SvSAN5.0」は、「VMware vSphere5.1」環境に対応しました。
また、管理コンソールの機能強化によりインストール工数が大幅に削減され、従来30~60分を要していた仮想ストレージの展開が15分程度で完了可能となりました。
さらに、新たにSNMPをサポートしたことで、多拠点に複数導入した仮想化環境のVMwareとStorMagicのステータスも、本社やセンターオフィスの1つの「VMware vCenter」で一元的に遠隔管理でき、システム管理者の工数も大幅に削減可能になりました。これにより、「StorMagic SvSAN5.0」は、リモートオフィス/ブランチオフィス(ROBO)での導入が増えており、米国では既に、2600店舗を対象とする大型導入事例もあります(別項の事例紹介をご参照ください)。ネットワールドは、日本のROBO市場に向けた販売も強化します。

ネットワールドのオリジナル企画であるプリ・インストール版オールイン・パッケージ製品「SVP」は、外付けストレージを使わず、専門の管理者不要な使い易さという「StorMagic SvSAN」のメリットを生かして、中小規模システムの仮想化環境を低価格で容易に導入可能にします。最新版の「SVP」は、x86サーバ2台に、「VMware vSphere5.1」と「VMware vCenter」、「StorMagic SvSAN5.0」をあらかじめインストールした状態で出荷するので、お客様は、納品後すぐに利用を開始することが可能です。


◆  最新版「StorMagic SvSAN5.0」の主な新機能と特長
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・VMware vSphere5.1に対応
・Streamlined Interface (管理コンソールの機能強化)
 インストール工数が削減され、15分程度で仮想ストレージ環境のデプロイが可能になりました。
・Automated Scripted Deployment (管理コンソールの機能強化)
 ROBO環境など多拠点への展開が最少の工数で展開可能になりました。
・SNMP サポート
 センターオフィスから複数拠点のステータスを集中管理可能になりました。


◆ 最新版「StorMagic SvSAN5.0」の販売開始について
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
◇販売開始日:2012年12月4日  
◇販売経路: ネットワールド、および同社販売パートナー経由

◇販売価格(参考定価/税別)
  249,800円(2ノードのライセンス / 実効容量 2TB)
   ~ 1,438,500円(2ノードのライセンス / 容量無制限)
 ※データストアとしての実効容量でライセンス価格が異なります。
 ※上記のソフトウェアライセンス価格の他の保守サポート費用が必要となります。

オールイン・パッケージ製品「SVP」のバージョンアップ版は、2013年2月  に発表予定です。



◆ ROBO大型導入事例
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
アメリカを拠点とする流通量販店の最大手の1社は、いち早く最新版の「StorMagic SvSAN5.0」を検証し、2,600店舗への導入を決定しました。導入を決めた評価ポイントは、パフォーマンスの高さ、多拠点への導入が容易で、統合管理が容易なこと、サーバ2台だけで完全冗長化ができ、対応サーバ機種が圧倒的に多いことなどです。各店舗の仮想環境では、流通システムのアプリケーションサーバやデータベースサーバが稼働しています。
その他にも、数百~数千規模の多拠点の仮想化環境の冗長化を検討する案件も増加しています。本社の仮想化環境は物理共有ストレージを導入しており、各地に多数散在するROBO環境には管理者が不在の場合でも、仮想マシンが少なく物理サーバ2台だけで完全冗長化できる「StorMagic SvSAN」が選択されています。