2012年11月20日(火)  東京発-サプライチェーン・マネジメント(SCM)と、セールス&オペレーション・プランニング(S&OP)向けのクラウド・ソリューションRapidResponse(R)を提供する、Kinaxis Inc.の日本法人であるキナクシス・ジャパン株式会社(以下Kinaxis)(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子 敏也)は本日、JFEシステムズ株式会社(以下JFEシステムズ)(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:菊川 裕幸)との従来の販売代理店契約をさらに拡張し、中堅の製造業様向けにRapidResponseをクラウドサービスで提供する販売契約を交わしたことを発表しました。

製造業向ITサービスで豊富な実績を誇るシステム・インテグレータであるJFEシステムズは、これまでのオンプレミス型(自社運用型)の提供に加えて、中堅の製造業様に対しては、RapidResponseのSCMおよびS&OPソリューションをクラウドサービスにより提供します。さらに、JFEシステムズでは、中堅製造業向けあるいは大手企業の海外拠点向けの基幹システムとして、近年急速に導入が進んでいるエンタープライズ・リソース・プランニング(ERP)ソフトウェアであるマイクロソフト社のMicrosoft Dynamics AX(AX)向けに、今回新しく提供するRapidResponseのクラウドサービスを連携させることにより、基幹系ERPと計画系SCMの統合的なソリューションとして提供していく予定です。

SCMおよびS&OPにおけるビジネスプロセスのベストプラクティスをパッケージ化した汎用性の高いRapidResponseは、その実装において大規模な内部リソースの投資を必要とせず、約12週間程度で利用開始することが可能となっています。平均的な投資対効果(ROI)は1年未満という実績が数多くあり、初期の導入時に提供される機能は、将来的なサプライチェーン・サービスの拡充にも柔軟に対応できる仕様になっています。

JFEシステムズ株式会社の代表取締役社長である菊川祐幸 氏は、以下のようにコメントしています。
「企業にとってSCMは、競争力を高め大きな成果をもたらす仕組みですが、一方で、SCMは時代の変化に対応して継続的な進歩と成長が必要なシステムでもあります。しかも今日では、販売・生産・物流の連鎖の観点だけでなく、収益・採算も含めた評価指標をもって、部門横断的な意思決定を推進していく必要があります。RapidResponseは、外部環境の変化に即応して複数の対策シナリオを瞬時に提供できる非常に優れたソリューションですので、SCM計画者の意思決定を最大限支援することができます。JFEシステムズは、Kinaxisとのパートナーシップにおけるこれまでの成功経験を活かし、今後はMicrosoft Dynamics AX(AX)のユーザ顧客にもRapidResponseをご利用いただくことで、SCMに関する継続的な課題に対するソリューションをご提供していきたいと思います。」

「JFEシステムズとは、私たちの21世紀におけるサプライチェーン・マネジメントのビジョンを共有しています。JFEシステムズにはこれまで数多くの企業組織にRapidResponseを導入いただいており、今後はMicrosoft Dynamics AX(AX)のユーザ顧客にもすぐに利用開始できるソリューションを提供していただく予定です。RapidResponseは、ワールドクラスのサプライチェーン・マネジメント・ソリューションとして、Cisco社、Lockheed Martin社、Qualcomm社、Avaya社など、先進のグローバル企業で長らく採用されており、両社でビジョンと目標を共有することにより、今後明確かつ説得力に富んだ協業ソリューションを提供していけるものと確信しています」と、Kinaxisのワールドワイド・セールス・チャネル担当バイスプレジデントであるBob Dolan(ボブ・ドラン)は語っています。

RapidResponseはシングル・プロダクトであり、企業全体にわたる中長期の需給バランス調整を判断するために、プランニング、シミュレーション、そしてコラボレーションの各機能を提供しています。また、S&OP(セールス&オペレーション・プランニング)、基準計画/スケジューリング、キャパシティ/制約計画、在庫/供給管理、製造変更管理、需要管理、注文管理、サプライヤ・コラボレーション、および統合プロジェクト管理といった広範なサプライチェーン関連のアプリケーションの基盤として、共通のデータモデルやユーザ・インタフェースを用いて迅速に実装することができます。さらに、Microsoft Dynamics AXのデータを活用することで、多様なサプライチェーン関連機能に対応した、斬新かつ俊敏なプランニング能力を獲得することが可能になります。

【JFEシステムズ株式会社について】
JFEシステムズは、世界最大規模の製鉄企業であるJFEスチール株式会社から分離独立した企業です。JFEシステムズは、20年以上にわたり、信頼性の高いサービスおよびサポートに定評のある企業として知られており、先進企業に対して、高度なビジネス・アプリケーションや、サプライチェーン・マネジメント(SCM)、顧客関係管理(CRM)、およびB2B/eビジネスなどの各システムを提供しています。また同社は、自動車、ハイテク、プロセス産業、通信、金融、保険、消費財、公的機関、ユーティリティなど、広範な業種の組織を顧客としており、著名な企業として、JFEスチール、トヨタ自動車、本田技研工業、マツダ、東芝、小松製作所、オムロン、味の素、アサヒビールなどが挙げられます。JFEシステムズは東証第二部に上場しており、証券コード「4832」で取引されています。

【Kinaxisについて】
Kinaxisでは、製造業者向けに、バリューチェーン・オペレーションのプランニング及びレスポンス・マネジメントを支援するクラウドベースのソリューションを提供しています。RapidResponseは、複雑なサプライチェーン・ネットワークを形成し、ビジネス環境の変動の激しい大規模製造業者に主に利用されており、コラボレーティブなプランニング、パフォーマンスの継続モニタリング、そして、各拠点における変動、相違の調整をサポートしています。RapidResponseにより、企業はコントロール・タワーの役割を果たすソリューションを獲得し、S&OP、サプライ&キャパシティ・プランニング、デマンド・プランニング、そしてサプライヤ・コラボレーションなど、広範囲にわたるサプライチェーン関連の業務プロセスに対応することが可能となります。Kinaxisの顧客は、既存のプランニングやパフォーマンスの多様な管理ツールをリプレースすることにより、オペレーションのパフォーマンスを劇的に改善することができます。RapidResponseという単一の製品により、長期及びリアルタイムで需給調整の判断を迅速かつコラボレーティブに行なうことが可能となり、多様なステークホルダ(関係者)の共通のビジネス目標の達成にフォーカスできるようになります。

※ 本リリースに記載されている会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。

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担当:高橋(株式会社エム・アンド・エル)
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