ITインフラのソリューション・ディストリビュータである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、自社の基幹システムが稼働する仮想サーバ環境のDR(ディザスタリカバリ)サイトを大阪の関西支店に新規構築するに当たり、同社が販売する英StorMagic社の仮想共有ストレージソフトウェア「StorMagic SvSAN」を利用し、共有ストレージとして外部ストレージを使う従来の方法と比較して、導入コスト、導入期間、運用コストなどをいかに削減できるかを実証しました。
ネットワールドでは、昨年の東日本大震災を機に、本社基幹システムが被害を受けても業務継続が可能な環境を構築するという課題に着手しました。DRサイトの設置場所は大阪の関西支店内に構築することがすぐに決定しましたが、本社基幹システムと同規模のシステムをDRサイトに構築すると、サーバやストレージなどハードウェアの台数や費用、構築にかかる工数が大きくなってしまうため、費用面や導入、運用の容易さからStorMagic SvSANを採用することに決定しました。
StorMagic SvSANは、「VMware vSphere」サーバ上の内蔵ディスク領域を、iSCSIの共有ストレージ領域として利用可能にするバーチャルアプライアンス製品です。高価な外付けのSAN / NASストレージを導入することなく、安価に共有データストアを構築できます。
最新版の「StorMagic SvSAN 4.5」は、仮想ストレージ領域を監視するためのVMware vCenter Serverも、物理サーバ上でなく仮想サーバ上に構築可能となり、VMware vSphere用のサーバ2台のみで、VMware環境の完全冗長化が可能になりました。
ネットワールドの東京本社では、受発注システムや見積支援システムなどが、5台の物理サーバとストレージにより構成され、28の仮想サーバが稼働しており、東京本社、関西支店、中部支店、九州支店の合計約340名が利用しています。関西支店の新しいDRサイトでは、2台の物理サーバだけの冗長化システムで、12の仮想サーバが稼働し、毎日数テラバイトのデータをバックアップしています。
DRサイトをStorMagic SvSANを使わずに構築する場合に必要となる、本社サイトと同等、または低いスペックの外部ストレージが不要であることから、従来の方式に比べて、ラック占有面積は約3分の1、消費電力は約2分の1と、ともに大幅に削減しています。
※※StorMagicによるDRサイトと従来方式のDRサイトの占有面積、消費電力の比較表を以下でご覧いただけます。
http://www.networld.co.jp/news/press2012/0905.htm
また、関西支店には、情報システム室の役割を担う要員が不在ですが、StorMagic SvSANによるDRサイトは、東京本社からコントロールできます。DRサイト立ち上げに関する構築工数は、情報システム室の担当者1名が当たり、所要日数は、本社でのサーバ設定に3日、関西支店での設置とテストに1日と、非常に短期間で完了しています。
ちなみに、StorMagic SvSANによるDRサイトは通常時の約50%の社員が利用することを想定してサイジングしており、ランダム4Kの計測結果は、DRシステムでは、Readが本社システムと同等以上で、Writeが約2分の1の値です。Writeの値がユーザ体感に影響しますが、通常時の50%の利用を想定しており、業務に支障を与えることはありません。StorMagic SvSANは、サーバに搭載するディスク本数に応じてスペックを変えられるため、サイジング(50%の使用)に応じた適切なディスク本数を選ぶことで設置スペースと消費電力を最適化し、最大の特徴であるミラー機能を使用することで単一障害点(SPOF)をなくしています。DRサイトをより多くの利用者数に対応させたい場合は、ディスク本数を増やすことでパフォーマンスを向上でき、StorMagic SvSANは、パフォーマンスに妥協せずに、構築、運用コストの削減を可能にします。
ネットワールドは、2011年12月 から「StorMagic SvSAN」の取扱いを開始し、大企業、中小規模企業、大学等に既に多数導入しています。
最新版のStorMagic SvSAN 4.5の参考価格は、実効容量2TBまで使用できるライセンスが249,800円、4TBまで使用できるライセンスが349,800円です(税別)。その他、8TBライセンス、容量無制限ライセンスがあります。また、StorMagic SvSAN 4.5の単体販売に加え、x86サーバ2台にVMware vSphereとStorMagic SvSAN 4.5をインストール済みのオールインワン・パッケージ製品もあります。
外部ストレージ不要のStorMagic SvSANは、小中規模環境やスタートアップ環境、大企業の多拠点向け、バックアップシステムなどに最適なソリューションです。
ネットワールドは、今回の自社事例の実証結果を踏まえて、DRサイト構築を検討する流通業、小売業、製造業、医療、金融、官公庁、教育機関などに向けて、StorMagic SvSANの導入を促進していきます。
※ネットワールド関西支店に新たに設置した基幹業務システムDRサイトのシステム図を以下でご覧いただけます。
http://www.networld.co.jp/news/press2012/0905.htm
ネットワールドでは、昨年の東日本大震災を機に、本社基幹システムが被害を受けても業務継続が可能な環境を構築するという課題に着手しました。DRサイトの設置場所は大阪の関西支店内に構築することがすぐに決定しましたが、本社基幹システムと同規模のシステムをDRサイトに構築すると、サーバやストレージなどハードウェアの台数や費用、構築にかかる工数が大きくなってしまうため、費用面や導入、運用の容易さからStorMagic SvSANを採用することに決定しました。
StorMagic SvSANは、「VMware vSphere」サーバ上の内蔵ディスク領域を、iSCSIの共有ストレージ領域として利用可能にするバーチャルアプライアンス製品です。高価な外付けのSAN / NASストレージを導入することなく、安価に共有データストアを構築できます。
最新版の「StorMagic SvSAN 4.5」は、仮想ストレージ領域を監視するためのVMware vCenter Serverも、物理サーバ上でなく仮想サーバ上に構築可能となり、VMware vSphere用のサーバ2台のみで、VMware環境の完全冗長化が可能になりました。
ネットワールドの東京本社では、受発注システムや見積支援システムなどが、5台の物理サーバとストレージにより構成され、28の仮想サーバが稼働しており、東京本社、関西支店、中部支店、九州支店の合計約340名が利用しています。関西支店の新しいDRサイトでは、2台の物理サーバだけの冗長化システムで、12の仮想サーバが稼働し、毎日数テラバイトのデータをバックアップしています。
DRサイトをStorMagic SvSANを使わずに構築する場合に必要となる、本社サイトと同等、または低いスペックの外部ストレージが不要であることから、従来の方式に比べて、ラック占有面積は約3分の1、消費電力は約2分の1と、ともに大幅に削減しています。
※※StorMagicによるDRサイトと従来方式のDRサイトの占有面積、消費電力の比較表を以下でご覧いただけます。
http://www.networld.co.jp/news/press2012/0905.htm
また、関西支店には、情報システム室の役割を担う要員が不在ですが、StorMagic SvSANによるDRサイトは、東京本社からコントロールできます。DRサイト立ち上げに関する構築工数は、情報システム室の担当者1名が当たり、所要日数は、本社でのサーバ設定に3日、関西支店での設置とテストに1日と、非常に短期間で完了しています。
ちなみに、StorMagic SvSANによるDRサイトは通常時の約50%の社員が利用することを想定してサイジングしており、ランダム4Kの計測結果は、DRシステムでは、Readが本社システムと同等以上で、Writeが約2分の1の値です。Writeの値がユーザ体感に影響しますが、通常時の50%の利用を想定しており、業務に支障を与えることはありません。StorMagic SvSANは、サーバに搭載するディスク本数に応じてスペックを変えられるため、サイジング(50%の使用)に応じた適切なディスク本数を選ぶことで設置スペースと消費電力を最適化し、最大の特徴であるミラー機能を使用することで単一障害点(SPOF)をなくしています。DRサイトをより多くの利用者数に対応させたい場合は、ディスク本数を増やすことでパフォーマンスを向上でき、StorMagic SvSANは、パフォーマンスに妥協せずに、構築、運用コストの削減を可能にします。
ネットワールドは、2011年12月 から「StorMagic SvSAN」の取扱いを開始し、大企業、中小規模企業、大学等に既に多数導入しています。
最新版のStorMagic SvSAN 4.5の参考価格は、実効容量2TBまで使用できるライセンスが249,800円、4TBまで使用できるライセンスが349,800円です(税別)。その他、8TBライセンス、容量無制限ライセンスがあります。また、StorMagic SvSAN 4.5の単体販売に加え、x86サーバ2台にVMware vSphereとStorMagic SvSAN 4.5をインストール済みのオールインワン・パッケージ製品もあります。
外部ストレージ不要のStorMagic SvSANは、小中規模環境やスタートアップ環境、大企業の多拠点向け、バックアップシステムなどに最適なソリューションです。
ネットワールドは、今回の自社事例の実証結果を踏まえて、DRサイト構築を検討する流通業、小売業、製造業、医療、金融、官公庁、教育機関などに向けて、StorMagic SvSANの導入を促進していきます。
※ネットワールド関西支店に新たに設置した基幹業務システムDRサイトのシステム図を以下でご覧いただけます。
http://www.networld.co.jp/news/press2012/0905.htm