家庭の節電対策の中で近年注目されているのが、「LED 照明」だ。LED 照明は従来の白熱電球や蛍光灯に比べて消費電力が大幅に低く、寿命が長い。消費者の LED 照明への切り替えは急速に進んでおり、市場規模は1,400億円程にまで拡大(2011年現在)。国の要請を受け、国内の大手家電メーカーは次々と白熱電球の生産を終了する動きを見せている。
LED照明の普及が急速に進む一方で、一体どうなる?
ある記事によると、日本メーカーが有力な技術を持ちグローバルに事業を展開している、リチウムイオン電池やLED照明向けの材料である。加えて、「ハイブリッド車や電気自動車のインバータの保護や放熱に用いる材料にも注力している」シリコーン材料大手Dow Corningの日本法人であり(出資比率はDow Corning65%、東レ35%)、会長兼CEO(最高経営責任者)を務める(桜井氏)という。
LED照明材料では、既にLEDチップの封止材が一定の規模の事業に育っている。封止材の製品開発は千葉工場(千葉県市原市)に併設されている開発センターが担当している。桜井氏は、「これまでは液晶ディスプレイのバックライト向けの需要が中心だったが、LED照明の市場が拡大すればさらに事業は拡大するだろう」と意気込む。
しかし、電力のひっ迫状態は今年も切実。消費者にとっては、今年の夏も節電が大きな課題となる。