ITインフラのソリューション・ディストリビュータである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、公立大学法人 高知工科大学(所在地:高知県香美市、学長 佐久間 健人)が、ネットワールドの提供するネットワークストレージ「NetApp FAS2000シリーズ」による遠隔バックアップシステムを構築し、2012年2月 より本稼働を開始したことを発表します。システムの提案・構築は、ネットワールドのパートナであるリコージャパン株式会社(本社:東京都中央区)が行いました。
今回、遠隔バックアップの対象となったのは、大学事務部門の業務用に導入されたファイルサーバです。キャンパス内のサーバルームとBCP対策用のデータセンタにそれぞれFAS2020を導入し、「SnapMirror」機能によるリモートコピーを行うことで、重要業務データの遠隔保管を実現。また、システムの安定性やレスポンスの大幅向上など、業務効率化につながるメリットも実現しています。
◆ 導入の背景
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高知県・香美市にキャンパスを構える高知工科大学は、高知県内唯一の工学系大学として1997年に開学した大学です。開学時からICカードの全面導入を図るなど、ICT面でも先進的な取り組みを推進しています。近年では南海地震などの自然災害に対応するためのBCP対策に力を入れており、その一貫として遠隔地のデータセンタ内にディザスタリカバリ用の環境を確保しています。
こうした中、課題となったのが、学内の事務部門用ファイルサーバの業務データ保全でした。従来はテープベースでのバックアップを行っていましたが、運用管理に多くの工数が掛かる上、迅速な業務復旧も困難でした。また、PCサーバ+外付型ストレージで構築されたファイルサーバ自体も老朽化が進んでおり、業務に支障を来すケースが生じていました。そこで同校では、これらの課題を解消すべく、ファイルサーバのリプレースとデータセンタへの遠隔バックアップシステムの構築に着手しました。
◆ 導入システムの概要と導入成果
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現在、キャンパス内にメイン機、サブ機の2台、BCP対策用データセンタに1台のNetApp FAS2020が導入されています。また、主な導入成果は以下の通りです。
1. 重要業務データの確実な保護
NetApp FAS2000シリーズには、ストレージのバックアップイメージを高速に取得できる「Snapshot」機能と、遠隔地サイトへのリモートコピーを実現する「SnapMirror」機能が備わっています。同校でもこれらの機能を利用し、キャンパス内のメイン機→サブ機へのバックアップと、データセンタへの遠隔バックアップを同時に行っています。これにより事務部門の重要業務データを2重に保護できるようになり、BCP強化の取り組みに大きく貢献しています。
2. バックアップ時間の大幅短縮
従来のテープベースでのバックアップでは、夜間バックアップが翌朝になっても終わらないなど、バックアップ時間の長時間化が問題になっていました。しかし現在では、約7GB程度の差分データの転送が約6分(キャンパス内メイン機→サブ機)、約13分(キャンパス→データセンタ)で完了。バックアップ時間の大幅短縮を実現しています。
3. データ復旧の高速化
NetApp FAS2000シリーズは高速なリストア機能も備えており、簡単な操作でデータを元の状態に戻すことができます。同校でもこの機能を活用し、ユーザが誤消去したデータを迅速に復旧するなど、サービスレベルの向上に役立てています。
4. 性能・信頼性向上
以前のファイルサーバでは、ディスク障害などによるダウンタイムがしばしば発生していましたが、「RAID-DP」などの高可用性機構を備えるFAS2000シリーズの採用により、システムの信頼性・安定性は大幅に向上。また、ファイルアクセス時のレスポンスも飛躍的に高速化され、ユーザの業務効率化に役立っています。
※NetApp製品の情報は以下をご覧ください。
http://www.networld.co.jp/netapp/main.htm
◆ 今後の展開
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同校では今後もBCP強化に向けた取り組みを引き続き展開していくと同時に、学内情報インフラの最適化・高度化も推進。先進的で利便性の高いサービスを学生や教職員に提供していく構えです。
今回、遠隔バックアップの対象となったのは、大学事務部門の業務用に導入されたファイルサーバです。キャンパス内のサーバルームとBCP対策用のデータセンタにそれぞれFAS2020を導入し、「SnapMirror」機能によるリモートコピーを行うことで、重要業務データの遠隔保管を実現。また、システムの安定性やレスポンスの大幅向上など、業務効率化につながるメリットも実現しています。
◆ 導入の背景
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高知県・香美市にキャンパスを構える高知工科大学は、高知県内唯一の工学系大学として1997年に開学した大学です。開学時からICカードの全面導入を図るなど、ICT面でも先進的な取り組みを推進しています。近年では南海地震などの自然災害に対応するためのBCP対策に力を入れており、その一貫として遠隔地のデータセンタ内にディザスタリカバリ用の環境を確保しています。
こうした中、課題となったのが、学内の事務部門用ファイルサーバの業務データ保全でした。従来はテープベースでのバックアップを行っていましたが、運用管理に多くの工数が掛かる上、迅速な業務復旧も困難でした。また、PCサーバ+外付型ストレージで構築されたファイルサーバ自体も老朽化が進んでおり、業務に支障を来すケースが生じていました。そこで同校では、これらの課題を解消すべく、ファイルサーバのリプレースとデータセンタへの遠隔バックアップシステムの構築に着手しました。
◆ 導入システムの概要と導入成果
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現在、キャンパス内にメイン機、サブ機の2台、BCP対策用データセンタに1台のNetApp FAS2020が導入されています。また、主な導入成果は以下の通りです。
1. 重要業務データの確実な保護
NetApp FAS2000シリーズには、ストレージのバックアップイメージを高速に取得できる「Snapshot」機能と、遠隔地サイトへのリモートコピーを実現する「SnapMirror」機能が備わっています。同校でもこれらの機能を利用し、キャンパス内のメイン機→サブ機へのバックアップと、データセンタへの遠隔バックアップを同時に行っています。これにより事務部門の重要業務データを2重に保護できるようになり、BCP強化の取り組みに大きく貢献しています。
2. バックアップ時間の大幅短縮
従来のテープベースでのバックアップでは、夜間バックアップが翌朝になっても終わらないなど、バックアップ時間の長時間化が問題になっていました。しかし現在では、約7GB程度の差分データの転送が約6分(キャンパス内メイン機→サブ機)、約13分(キャンパス→データセンタ)で完了。バックアップ時間の大幅短縮を実現しています。
3. データ復旧の高速化
NetApp FAS2000シリーズは高速なリストア機能も備えており、簡単な操作でデータを元の状態に戻すことができます。同校でもこの機能を活用し、ユーザが誤消去したデータを迅速に復旧するなど、サービスレベルの向上に役立てています。
4. 性能・信頼性向上
以前のファイルサーバでは、ディスク障害などによるダウンタイムがしばしば発生していましたが、「RAID-DP」などの高可用性機構を備えるFAS2000シリーズの採用により、システムの信頼性・安定性は大幅に向上。また、ファイルアクセス時のレスポンスも飛躍的に高速化され、ユーザの業務効率化に役立っています。
※NetApp製品の情報は以下をご覧ください。
http://www.networld.co.jp/netapp/main.htm
◆ 今後の展開
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同校では今後もBCP強化に向けた取り組みを引き続き展開していくと同時に、学内情報インフラの最適化・高度化も推進。先進的で利便性の高いサービスを学生や教職員に提供していく構えです。