エヌ・シー・エル・コミュニケーション株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 関根 尚、以下 NCLC)は、米国Pica8 (ピカエイト)社(Pica8 Inc. 本社:カリフォルニア州)と代理店契約を締結し、OpenFlow完全対応のL2 / L3スイッチ「Pronto(プロント)」シリーズを販売開始します。
Prontoシリーズは、高性能のコマーシャルチップとOSS(オープンソースソフトウェア)を採用し、パフォーマンス、拡張性、安定性を向上するために独自に最適化することで、サービスレベルや信頼性を確保しながら、圧倒的な低価格化を実現しています。また、仮想化 / クラウド時代の新しいネットワーク技術として注目されるOpenFlowに完全対応しています。
◆ クラウドの発展を阻むネットワークの課題
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クラウドコンピューティングの活用が本格化する中、サーバやストレージなどのITリソースをニーズに応じて柔軟かつ迅速に確保できるのに対して、ルータやVLAN、ファイアウォールなど多数の機器が混在するネットワーク環境は手動で設定変更するのが一般的で、ダイナミックに変化するビジネスニーズにネットワークインフラが追随できていないのが現状です。
また、仮想化技術によりサーバの集積度が上がり、データセンタ内のトラフィックが急増していることから、パフォーマンスの向上が求められる一方で、ネットワーク全体のTCO(総所有コスト)の低減、コスト効率の向上が課題となっています。
クラウドコンピューティングのメリットをさらに拡大し、ビジネスの発展に寄与させるためには、このような課題を解決する斬新な技術や新たなアーキテクチャを採用することで、ネットワーク基盤をクラウドコンピューティングのための新たなインフラへと変革する必要があります。
◆ 商用チップとOSSで、低価格で高性能なコモディティスイッチを提供
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Pica8社は、ネットワーク業界に革新をもたらすためには、ネットワークをコモディティ化することが必要であるという考えから、低価格かつオープンであることを重視しています。また、ネットワークを仮想化するSDN(Software Defined Network)を見据えて、技術面でも、マーケティングの観点でも、ネットワークの今後の新しい展開に対応できるような設計思想で製品開発に取り組んでいます。
Pica8のProntoシリーズは、Cisco社やJuniper社が採用しているものと同等の高性能コマーシャルチップ(Broadcom Trident+ チップセット)と、OSSを積極的に活用することで、データセンタ向けに開発された同等スペックの他社ToR(Top of Rack)製品と比較して、20~60%低価格を実現したL2 / L3スイッチです。
Prontoシリーズのソフトウェア環境である「PicOS(ピコス)」は、Linux OS(Kernel 2.6)をベースシステムとして、OSSのネットワークOSであるXORPをプロトコルスタックとして採用しています。XORPはOSSのネットワークOSの中でもモジュール化と拡張が容易であり、Pica8は、データセンタに必要な機能に特化してXORPを機能拡張し、パフォーマンスと安定性を向上させた「XORPLUS OS(ゾープラス OS)」をProntoシリーズに搭載しています。
また、マルチプロセスが可能なLinuxを採用していることで、制御用に搭載しているデュアルコアCPUのパフォーマンスを最大限に生かすことができ、スイッチング性能をさらに向上させています。
Pica8社の創業者でCEOのJames Liao氏は、日本市場に対して次のようにコメントを寄せています。
「スイッチとルータは、あらゆるITオペレーション基盤において重要なコンポーネントですが、従来はすべてが組込み型のクローズドシステムだったことが革新をはばむ大きな障壁となっていました。その結果、ネットワーク業界は数社の既存ベンダが占有し、技術が遅れをとっていました。われわれは、ネットワーク業界が変わる時だと確信しており、オープンにすることがその最初のステップです。われわれは、ネットワーク業界の現行のプライス/パフォーマンスのバリアを破壊するために、高品質のオープンソフトウェアをコモディティスイッチとともに提供することをコミットします。」
◆ ネットワークの仮想化を実現するSDN / OpenFlowでのリーダーシップ
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サーバやトラフィックの状態に合わせてネットワーク全体を動的に組み替えられるように、スイッチならびにネットワーク全体をプログラマブルにするSDN(Software Defined Network)を実現する新しいネットワーク制御技術としてOpenFlowが注目されています。
Pica8社は、SDNを推進する業界団体であるOpen Networking Foundationの早期からメンバーとして、OpenFlowの仕様策定や検証に係り、Prontoシリーズの「PicOS」をOpenFlowに完全対応させています。
また、Pica8社は、多くの米国大学のキャンパスネットワークをはじめ、多数のOpenFlow実証プロジェクトにおいて製品や技術支援を提供しながら、構築ノウハウを蓄積しており、OpenFlow導入を検討するユーザの課題を解決するのに役立つ情報を今後公開していく計画を持っており、実環境での導入の実現に寄与し、普及を加速させることをコミットしています。
また、NCLCも、既にOpen Networking Foundationに参加しており、今後の技術動向をいちはやくキャッチして、次世代ネットワークの実現に貢献していきたい考えです。さらに、SDNやOpenFlowに関する専門サイトを運営し、最新情報の発信や、関係者の情報交換の場を提供することで、業界をリードしていきます。
Prontoシリーズは、10GE (SFP+)48ポートと40GE(QSFP)4ポートのアップリンクを搭載するハイエンドモデル「3920」、3920からアップリンクを排除し、高密度10GEポートを高いコストパフォーマンスで提供する「3780」、1GE(RJ45)48ポートと10GE(SPF+)4ポートのアップリンクを実装する「3290」、3290に二重化電源を搭載した「3295」の全4モデルがあります。
いずれも19インチラック対応1Uサイズ、最大消費電力130W(3290)の省エネ設計で、価格は、323,000円(税別)~です。NCLCは、今後、日本国内のパートナと販売契約を締結し、初年度、「3920」と「3925」を合せて1,000台、「3780」と「3290」を合せて600台の販売を予定しています。
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Pica8のProntoスイッチは、昨年、株式会社NTTデータが実施したOpenFlowを活用したクラウド環境構築の検証実験においても使用され、高く評価されています。
今回の、NCLCによるPica8製品の日本市場における販売開始について、株式会社NTTデータ ビジネスソリューション事業本部 ネットワークソリューションビジネスユニットの馬場達也氏は、次のようにコメントしています。
「昨年の実験では、当社で開発したOpenFlowコントローラから各社のスイッチを制御する環境を構築して有効性を確認しました。OpenFlowにいちはやく対応したPica8社にも注目し、同実験においても使用しましたが、コストパフォーマンスと柔軟性の高さに優れた製品です。当社では、開発したOpenFlowコントローラをオープンソース統合運用管理ソフトウェア『Hinemos(ヒネモス)』のオプションとして販売していく計画ですが、ネットワークも含めたクラウド環境全体の仮想化と運用自動化を実現するために、Pica8およびNCLCが、強力なパートナとなると期待しています。」
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■ Pica8 「Prontoシリーズ」の販売に関して
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◇販売開始:2012年4月5日
◇出荷開始:2012年4月18日 (予定)
◇定 価:
「Pronto3290」 323,000円
「Pronto3295」 356,000円
「Pronto3780」 1,212,000円
「Pronto3920」 1,545,000円 (消費税別)
※ソフトウェアサポート、オンサイトサポートは、別途「Support & Maintenance」費用が必要です(初年度から)。
◇販売目標:初年度、「3920」と「3925」を合せて1,000台、「3780」と「3290」を合せて600台
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■ Pica8 「Prontoシリーズ」の概要
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◇XORPLUS OSの機能
・L2 スイッチ機能:STP/RSTP/MSTP, LACP, QoS, 802.1q VLAN, LLDP, ACL
・L3 スイッチ機能: OSPF/ECMP, RIP, PIM-SM, IGMP, IPv6
・OpenFlowスイッチ機能 :OVS (Open vSwitch) 1.1 (OpenFlow 1.0 準拠)
・管理機能 :VRRP, IPFIX, CLI, SNMP, TACACS AAA
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■ Pica8社について
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http://www.pica8.org/
Pica8社(Pica8 Inc.)は、スイッチおよびルータプラットフォームを完全にオープンにし、データセンタのネットワークに革新をもたらすことをビジョンに掲げて2009年に設立しました。デラウェア州に登記するDelawareカンパニーであり、本社はカリフォルニア州パロアルトにあり、開発センターは北京にあります。Pica8が目指すのは、ネットワークスイッチ業界のコモディティ化であり低コスト化の実現であると共に、クラウド時代に相応しいソフトウェアによる柔軟で高速なネットワークプラットフォームの構築と運用環境を実現することです。
Prontoシリーズは、高性能のコマーシャルチップとOSS(オープンソースソフトウェア)を採用し、パフォーマンス、拡張性、安定性を向上するために独自に最適化することで、サービスレベルや信頼性を確保しながら、圧倒的な低価格化を実現しています。また、仮想化 / クラウド時代の新しいネットワーク技術として注目されるOpenFlowに完全対応しています。
◆ クラウドの発展を阻むネットワークの課題
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クラウドコンピューティングの活用が本格化する中、サーバやストレージなどのITリソースをニーズに応じて柔軟かつ迅速に確保できるのに対して、ルータやVLAN、ファイアウォールなど多数の機器が混在するネットワーク環境は手動で設定変更するのが一般的で、ダイナミックに変化するビジネスニーズにネットワークインフラが追随できていないのが現状です。
また、仮想化技術によりサーバの集積度が上がり、データセンタ内のトラフィックが急増していることから、パフォーマンスの向上が求められる一方で、ネットワーク全体のTCO(総所有コスト)の低減、コスト効率の向上が課題となっています。
クラウドコンピューティングのメリットをさらに拡大し、ビジネスの発展に寄与させるためには、このような課題を解決する斬新な技術や新たなアーキテクチャを採用することで、ネットワーク基盤をクラウドコンピューティングのための新たなインフラへと変革する必要があります。
◆ 商用チップとOSSで、低価格で高性能なコモディティスイッチを提供
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Pica8社は、ネットワーク業界に革新をもたらすためには、ネットワークをコモディティ化することが必要であるという考えから、低価格かつオープンであることを重視しています。また、ネットワークを仮想化するSDN(Software Defined Network)を見据えて、技術面でも、マーケティングの観点でも、ネットワークの今後の新しい展開に対応できるような設計思想で製品開発に取り組んでいます。
Pica8のProntoシリーズは、Cisco社やJuniper社が採用しているものと同等の高性能コマーシャルチップ(Broadcom Trident+ チップセット)と、OSSを積極的に活用することで、データセンタ向けに開発された同等スペックの他社ToR(Top of Rack)製品と比較して、20~60%低価格を実現したL2 / L3スイッチです。
Prontoシリーズのソフトウェア環境である「PicOS(ピコス)」は、Linux OS(Kernel 2.6)をベースシステムとして、OSSのネットワークOSであるXORPをプロトコルスタックとして採用しています。XORPはOSSのネットワークOSの中でもモジュール化と拡張が容易であり、Pica8は、データセンタに必要な機能に特化してXORPを機能拡張し、パフォーマンスと安定性を向上させた「XORPLUS OS(ゾープラス OS)」をProntoシリーズに搭載しています。
また、マルチプロセスが可能なLinuxを採用していることで、制御用に搭載しているデュアルコアCPUのパフォーマンスを最大限に生かすことができ、スイッチング性能をさらに向上させています。
Pica8社の創業者でCEOのJames Liao氏は、日本市場に対して次のようにコメントを寄せています。
「スイッチとルータは、あらゆるITオペレーション基盤において重要なコンポーネントですが、従来はすべてが組込み型のクローズドシステムだったことが革新をはばむ大きな障壁となっていました。その結果、ネットワーク業界は数社の既存ベンダが占有し、技術が遅れをとっていました。われわれは、ネットワーク業界が変わる時だと確信しており、オープンにすることがその最初のステップです。われわれは、ネットワーク業界の現行のプライス/パフォーマンスのバリアを破壊するために、高品質のオープンソフトウェアをコモディティスイッチとともに提供することをコミットします。」
◆ ネットワークの仮想化を実現するSDN / OpenFlowでのリーダーシップ
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サーバやトラフィックの状態に合わせてネットワーク全体を動的に組み替えられるように、スイッチならびにネットワーク全体をプログラマブルにするSDN(Software Defined Network)を実現する新しいネットワーク制御技術としてOpenFlowが注目されています。
Pica8社は、SDNを推進する業界団体であるOpen Networking Foundationの早期からメンバーとして、OpenFlowの仕様策定や検証に係り、Prontoシリーズの「PicOS」をOpenFlowに完全対応させています。
また、Pica8社は、多くの米国大学のキャンパスネットワークをはじめ、多数のOpenFlow実証プロジェクトにおいて製品や技術支援を提供しながら、構築ノウハウを蓄積しており、OpenFlow導入を検討するユーザの課題を解決するのに役立つ情報を今後公開していく計画を持っており、実環境での導入の実現に寄与し、普及を加速させることをコミットしています。
また、NCLCも、既にOpen Networking Foundationに参加しており、今後の技術動向をいちはやくキャッチして、次世代ネットワークの実現に貢献していきたい考えです。さらに、SDNやOpenFlowに関する専門サイトを運営し、最新情報の発信や、関係者の情報交換の場を提供することで、業界をリードしていきます。
Prontoシリーズは、10GE (SFP+)48ポートと40GE(QSFP)4ポートのアップリンクを搭載するハイエンドモデル「3920」、3920からアップリンクを排除し、高密度10GEポートを高いコストパフォーマンスで提供する「3780」、1GE(RJ45)48ポートと10GE(SPF+)4ポートのアップリンクを実装する「3290」、3290に二重化電源を搭載した「3295」の全4モデルがあります。
いずれも19インチラック対応1Uサイズ、最大消費電力130W(3290)の省エネ設計で、価格は、323,000円(税別)~です。NCLCは、今後、日本国内のパートナと販売契約を締結し、初年度、「3920」と「3925」を合せて1,000台、「3780」と「3290」を合せて600台の販売を予定しています。
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Pica8のProntoスイッチは、昨年、株式会社NTTデータが実施したOpenFlowを活用したクラウド環境構築の検証実験においても使用され、高く評価されています。
今回の、NCLCによるPica8製品の日本市場における販売開始について、株式会社NTTデータ ビジネスソリューション事業本部 ネットワークソリューションビジネスユニットの馬場達也氏は、次のようにコメントしています。
「昨年の実験では、当社で開発したOpenFlowコントローラから各社のスイッチを制御する環境を構築して有効性を確認しました。OpenFlowにいちはやく対応したPica8社にも注目し、同実験においても使用しましたが、コストパフォーマンスと柔軟性の高さに優れた製品です。当社では、開発したOpenFlowコントローラをオープンソース統合運用管理ソフトウェア『Hinemos(ヒネモス)』のオプションとして販売していく計画ですが、ネットワークも含めたクラウド環境全体の仮想化と運用自動化を実現するために、Pica8およびNCLCが、強力なパートナとなると期待しています。」
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■ Pica8 「Prontoシリーズ」の販売に関して
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◇販売開始:2012年4月5日
◇出荷開始:2012年4月18日 (予定)
◇定 価:
「Pronto3290」 323,000円
「Pronto3295」 356,000円
「Pronto3780」 1,212,000円
「Pronto3920」 1,545,000円 (消費税別)
※ソフトウェアサポート、オンサイトサポートは、別途「Support & Maintenance」費用が必要です(初年度から)。
◇販売目標:初年度、「3920」と「3925」を合せて1,000台、「3780」と「3290」を合せて600台
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■ Pica8 「Prontoシリーズ」の概要
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◇XORPLUS OSの機能
・L2 スイッチ機能:STP/RSTP/MSTP, LACP, QoS, 802.1q VLAN, LLDP, ACL
・L3 スイッチ機能: OSPF/ECMP, RIP, PIM-SM, IGMP, IPv6
・OpenFlowスイッチ機能 :OVS (Open vSwitch) 1.1 (OpenFlow 1.0 準拠)
・管理機能 :VRRP, IPFIX, CLI, SNMP, TACACS AAA
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■ Pica8社について
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http://www.pica8.org/
Pica8社(Pica8 Inc.)は、スイッチおよびルータプラットフォームを完全にオープンにし、データセンタのネットワークに革新をもたらすことをビジョンに掲げて2009年に設立しました。デラウェア州に登記するDelawareカンパニーであり、本社はカリフォルニア州パロアルトにあり、開発センターは北京にあります。Pica8が目指すのは、ネットワークスイッチ業界のコモディティ化であり低コスト化の実現であると共に、クラウド時代に相応しいソフトウェアによる柔軟で高速なネットワークプラットフォームの構築と運用環境を実現することです。