ITインフラのソリューション・ディストリビュータである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、社会福祉法人 恩賜財団 済生会熊本病院(所在地:熊本県熊本市、院長 副島 秀久)に、ネットワールドが提供するストレージソリューション「EMC Avamar」(以下 Avamar)を導入し、本稼働を開始したことを発表します。システムの提案・構築は、ネットワールドのパートナである株式会社ブレス(本社:熊本県熊本市)が行いました。
今回構築されたのは、各種病院情報システムの重要データを保存するためのバックアップシステムです。医療分野では画像などの大容量データを診断や治療に利用するため、バックアップ環境の最適化が重要な課題となっています。同病院では、Avamarの特長である重複除外機能を活用することで、バックアップデータ容量は90%の削減、作業時間についても17分の1と大幅に削減することに成功し、今後のさらなるデータ増加にも余裕で対応できる先進的なバックアップ環境を実現しています。
◆ 導入の背景
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済生会熊本病院は、熊本市および周辺地域の地域医療を担う中核病院です。同病院では医療のIT化にも積極的に取り組んでおり、2011年10月 には「VMware vSphere」による仮想化技術を取り入れ、病院情報システムの大規模な更新・新規構築を行いました。
しかし、こうした取り組みによって、バックアップデータの容量と作業時間が大幅に増大し、従来型のバックアップソフトによる運用のままでは、日次のバックアップ作業が24時間掛けても終わらない可能性が生じてきました。そこで同病院では、大容量データを効率的に保存できる新たなバックアップシステムの構築に着手しました。
◆ 導入システムの概要と導入成果
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今回構築された新バックアップシステムでは、VMware vSphereによって仮想化された病院情報システム用サーバ群のバックアップと、画像診断システムやファイルサーバなどのバックアップをAvamarに集約・一元化しています。
まず、前者については、200台以上もの仮想サーバ群のバックアップをAvamarエージェントで実施。システム規模が非常に大きいことから、各仮想サーバ上にAvamarエージェントをインストールし、ゲストOSレベルでのバックアップを行うことで負荷軽減を図っています。また、後者については、ネットワークストレージのバックアップ標準プロトコルであるNDMPを利用したバックアップを行っています。
なお、Avamar導入の主な効果については以下の通りです。
1. バックアップデータ容量の大幅削減
Avamarには、重複データをブロックレベルで除外する高度な重複除外機能が備わっており、同じデータは繰り返しバックアップしないようになっています。実際の重複除外率は個々のシステムによって異なりますが、同病院では最大で90%以上もの重複データを除外することに成功しています。
2. バックアップ作業時間の劇的な短縮
以前のバックアップ運用では、一日のバックアップに16~17時間も要していました。しかしバックアップ対象となるデータ容量が大幅削減されたことで、バックアップ時間を最長でも40~50分にまで短縮できました。
3. バックアップ統合の実現
Avamarを導入したことで、従来は個別の物理システムごとに用意していたバックアップ環境を統合することができました。これにより、柔軟な運用設計が可能となるため、バックアップ運用に関する業務を改善でき、作業負荷軽減を実現しています。
◆ 今後の展開
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同病院ではAvamarのバックアップ対象となっていないシステム群についても順次適用領域を拡大し、バックアップ運用のさらなる最適化とITコスト削減を追求していく予定です。
今回構築されたのは、各種病院情報システムの重要データを保存するためのバックアップシステムです。医療分野では画像などの大容量データを診断や治療に利用するため、バックアップ環境の最適化が重要な課題となっています。同病院では、Avamarの特長である重複除外機能を活用することで、バックアップデータ容量は90%の削減、作業時間についても17分の1と大幅に削減することに成功し、今後のさらなるデータ増加にも余裕で対応できる先進的なバックアップ環境を実現しています。
◆ 導入の背景
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済生会熊本病院は、熊本市および周辺地域の地域医療を担う中核病院です。同病院では医療のIT化にも積極的に取り組んでおり、2011年10月 には「VMware vSphere」による仮想化技術を取り入れ、病院情報システムの大規模な更新・新規構築を行いました。
しかし、こうした取り組みによって、バックアップデータの容量と作業時間が大幅に増大し、従来型のバックアップソフトによる運用のままでは、日次のバックアップ作業が24時間掛けても終わらない可能性が生じてきました。そこで同病院では、大容量データを効率的に保存できる新たなバックアップシステムの構築に着手しました。
◆ 導入システムの概要と導入成果
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今回構築された新バックアップシステムでは、VMware vSphereによって仮想化された病院情報システム用サーバ群のバックアップと、画像診断システムやファイルサーバなどのバックアップをAvamarに集約・一元化しています。
まず、前者については、200台以上もの仮想サーバ群のバックアップをAvamarエージェントで実施。システム規模が非常に大きいことから、各仮想サーバ上にAvamarエージェントをインストールし、ゲストOSレベルでのバックアップを行うことで負荷軽減を図っています。また、後者については、ネットワークストレージのバックアップ標準プロトコルであるNDMPを利用したバックアップを行っています。
なお、Avamar導入の主な効果については以下の通りです。
1. バックアップデータ容量の大幅削減
Avamarには、重複データをブロックレベルで除外する高度な重複除外機能が備わっており、同じデータは繰り返しバックアップしないようになっています。実際の重複除外率は個々のシステムによって異なりますが、同病院では最大で90%以上もの重複データを除外することに成功しています。
2. バックアップ作業時間の劇的な短縮
以前のバックアップ運用では、一日のバックアップに16~17時間も要していました。しかしバックアップ対象となるデータ容量が大幅削減されたことで、バックアップ時間を最長でも40~50分にまで短縮できました。
3. バックアップ統合の実現
Avamarを導入したことで、従来は個別の物理システムごとに用意していたバックアップ環境を統合することができました。これにより、柔軟な運用設計が可能となるため、バックアップ運用に関する業務を改善でき、作業負荷軽減を実現しています。
◆ 今後の展開
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同病院ではAvamarのバックアップ対象となっていないシステム群についても順次適用領域を拡大し、バックアップ運用のさらなる最適化とITコスト削減を追求していく予定です。