2023年12月  刊『大神仏』からスタートした「神々のエントランス」シリーズ第2弾『CROSS LOVE』の発売を記念して、新宿眼科画廊にて展示をいたします。

・展示スペース 
新宿眼科画廊 スペースM、S、E
・展示会期
西暦 2024年11月  29 日 ~ 西暦 2024年 12月4日  

・展示内容
「神々のエントランス」シリーズより
2023年発売『大神仏』
2024年発売『CROSS LOVE』
今後予定している「神々のエントランス』シリーズの作品も先行展示いたします。

『CROSS LOVE』
十字架はキリスト教のシンボルとして世界一のアイコンだろう。シンメトリーでシンプルなフォルムは教会、聖品、宗教美術のみならず、現代美術、アクセサリー、タトゥー、服飾など幅広いジャンルへ取り入れられている人気のアイテムのひとつだが、イエス・キリスト処刑の道具であったという側面がある。私はキリスト教信徒ではないが、苦難の記憶を反芻する対象に、一見相反する希望や救いを崇敬し、さまざまな感情が重なり合い交錯する神秘性や、日本の現代社会に多様的に取り入れられた十字架に魅せられて日本各地でレンズを向けた。
小林伸一郎


・プロフィール
小林伸一郎 1956年 東京都生まれ。専修大学経済学部卒業。
スタジオ、出版社勤務を経て、1988年 株式会社スタジオライズを設立。
1991年 第28回平凡社準太陽賞、1994年 第5回コニカ写真奨励賞、1997年 第2回東京国際写真ビエンナーレ・キヤノン賞、2007年 第38回講談社出版文化賞を受賞。
1991年から日本のスクラップ&ビルドをテーマにした作品を発表。2015年世界遺産「明治日本の産業革命遺産」オフィシャルフォトグラファーとして活動。
主な写真集に、変貌する東京湾岸、建設途中の高速道路や橋、ダムの景観を捉えた『Tokyo Bay Side』『JAPAN NEW MAP』、廃墟をモチーフにした『廃墟遊戯』『廃墟漂流』『NOMAN'S LAND 軍艦島』『亡骸劇場』『最終工場』を出版。写真展を開催。2023年宗教シリーズ「神々のエントランス」第一弾『大神仏』を刊行。
『シャネル銀座ビルディング』『シャネル銀座並木』『東京ディズニーシー』『HACHINOHE CITY』『島波 瀬戸内景』などピンポイントでビジュアル表現する撮影依頼が続き新しいクリエイティブな世界を広げている。
作品は東京都写真美術館、なかた美術館、シャネル株式会社へ所蔵されている。