【内容】
VIBRAブランドで多種多様な電子式はかりを展開する新光電子株式会社(東京都板橋区 代表取締役社長/坂本慎介、以下新光電子)は、世界で初めて独自技術で音叉式力センサを開発した。今回、その音叉式力センサの搭載に加え、新たな技術を搭載した高性能製品である「高精度電子台はかりFMAシリーズ」を2025年1月  より発売する。
【開発の背景】
近年、日本では少子化、生産労働人口の減少により、労働環境の変化が進みものづくり現場での製造装置の多様化が進み、生産工場でのはかりの使い方や使用される環境も多様化、複雑化してきている。原料が入ったタンクや供給機全体をはかりに載せてそこから原料が減っていく重量を計量する場面、製品品質を維持するために密閉度が高く重量が重たい容器に対して少量の原料を計量する場面も多く、はかりには高秤量かつ高精度が要求されてきている。それに加えて重量が重い容器を計量皿へ載せ降ろしする際に生じる衝撃への耐衝撃性や、生産工程で使用する周囲機械から発生する振動ノイズ下での安定計量性も同時に求められている。そこで今回「過酷な環境でも揺るがない精度」をテーマに開発をした。
【商品特徴】
高精度電子台はかりFMAシリーズでは従来からの音叉式力センサの特長に新たな技術を加え、防塵防水IP65規格適合で、高精度、耐振動性、耐衝撃性に優れた商品を実現した。
・高精度
新規開発センサの部品点数を従来比の60%削減。シンプル構造にすることで計量基本性能(直線性、再現性、偏置誤差)を向上させた。
・耐振動性
力を検出する音叉センサの荷重範囲を従来の10倍にした精強な音叉センサを搭載した。
振動に対する影響を従来比1/10に低減した。
・耐衝撃性
実際の製造現場での使用実態を考慮して、衝撃に対する筐体構造(ゴムの種類、形状、配置など)を見直した。計量皿上20cmの高さから30kgの衝撃を与える落下試験をクリアした。
※これらの新たな技術は、特許を出願している。
【商品ラインナップ】
ひょう量/最小表示 :22~62kg/0.1g~1g 全13モデル
【記事掲載依頼理由】
労働環境の変化に伴い、ものづくりの品質を下支えする計量においても市場のニーズが変化してきており、日本の企業が貢献している事を貴社のお力で多くの方々にお伝えしたいと考えました。どうぞよろしくお願い申し上げます。


【記事に関する連絡先】
新光電子株式会社 国内営業部 関西事業所
TEL: FAX:

2024年10月28日