ライツプラス弁理士事務所(東京都台東区、代表弁理士・小久保真司、以下「当所」)は、この度クラウドネーミングサービス『namael』(ナマエル、以下「namael」)を2024年9月1日  より開始いたしましたので、下記の通りお知らせします。


■namaelとは?

 namaelとは、商品やサービスその他のあらゆる対象について「良い名前」を募集したい人々(以下「募集者」)と、募集に対してネーミングを提案し、採用報酬を受け取りたい人々(以下「応募者」)をマッチングする、インターネット上の名前募集プラットフォームです。

 具体的には、募集者がサービス上に名前募集プロジェクトを掲載してコンペ形式でネーミング案の応募を募り、応募者はそこに各自で考えたネーミング案を投稿します。そして、募集期間終了後、採用された名称の応募者には、名前募集プロジェクト上で設定された採用報酬が支払われるという仕組みです。


■namaelで名前募集可能な対象

 商品名・サービス名・会社名・事務所名・店名・屋号・イベント名・プロジェクト名・芸名・筆名・リングネーム・バンド名・お笑いコンビ名・劇団名・キャラクター名・ペット名・キャッチコピー(※システムの都合上30文字以内)・まだ名前のついていない概念や社会現象……その他、様々な対象の名前募集に対応しています。

 ただし、アダルトジャンルや他人の評判を貶める用途その他については利用をお断りし、掲載を中止する場合もございます。


■名前の募集者と応募者、それぞれのメリット

①募集者
 募集者はnamaelでの名前募集を通じて、自社商品やサービスその他に市場で勝ち残れる魅力的な「名前」を得ることができます。

 また、魅力的な「名前」は対象の第一印象を高め、市場での露出機会を増やしますが、それだけに留まりません。「名前」が顧客に記憶され想起集合に入ることに伴うインターネット上でのクチコミや指名検索の増加によって、広告・宣伝費用の劇的かつ半永久的な節約効果がもたらされます。

②応募者
 ネーミング案の採用報酬を含む名前募集プロジェクトの掲載費用は先払いとなっています。そのため、応募者は自己の提案したネーミング案が採用された場合、確実に報酬を受け取ることができます。ネーミング案の投稿は時間や場所を選ばすにできるため、子育ての合間や仕事の休憩時間中、就寝前といったスキマ時間を有効活用した副業やお小遣い稼ぎの手段となり得ます。

 また、命名した対象が将来のヒット作や売れっ子タレントになった場合はその名付け親になれる。身体的なハンディキャップがあっても問題なく競える、採用名称を投稿したユーザのニックネームは必ず公開されるため採用回数が増えればコピーライターとしての実力を証明できる……といった数々のプライスレスなメリットを得ることができます。


■クラウドネーミングサービス『namael』誕生の背景

 コロナ禍を経た現在、自社商品やサービス、あるいは事業主体に「良い名前」を持っていることの重要性がいままでになく増しています。その最大の理由は、オンラインショッピングやリモートワークの急速な普及です。多くの消費者は販売者との直接的な接触を避け、ネット上での情報収集に頼るようになりました。そして現在、ネット上での情報収集といえば、なんといっても検索とSNS上でのクチコミです。

 こうした状況下で多くの競合の中から自分たちの商品やサービスを「見つけてもらい」、そして「選んでもらう」ためには、その名前が世間でクチコミされること、その名前が顧客の想起集合に入ること、そして、顧客からその名前を指名検索してもらえることが特に重要です。

 その結果、売れるため、あるいはその前提として過酷な競争を生き残るために、ネーミングの重要性がいっそう際立つようになっております。

 とはいえ従来、名前募集を行うにあたってはプロジェクトの企画から周知、応募管理や結果発表、開催期間中の機密確保、採用した名称の権利化および使用前の商標調査といった様々な事項について、多大な労力と予算を必要としました。

 そこでnamaelでは、こうした「名前募集」に関する一連のプロセスを、ITテクノロジーと知的財産権、特に弁理士が有する商標権と著作権の専門知識に基づいてシステム化・低コスト化しております。これにより、名前募集は中小企業や個人が気軽に行える有効なプロモーション手段へと変わりました。応募者にとっても、PCやスマホから好きなときに気軽に、リスクなく参加でき、自分の投稿したネーミング案が採用されれば報酬さえもGETできる……そんなゲーム感覚の楽しいイベントとなりました。

 namaelが提唱する「クラウドネーミング」とは、スマート化・カジュアル化を果たした新しいスタイルの名前募集であるとお考えください。