株式会社リクレが運営するリーミー|食べるを考えるWEBメディア(URL:https://leemea.com/)は20歳〜60歳以上の男女を対象に共働き家庭と自炊に関するアンケート調査を実施しました。

◆アンケート結果の要約

・自炊頻度は高く、多くの人が週5回以上自炊している
・一回あたりの料理時間は一般的に30分から1時間が多数を占める
・共働き家庭の料理への意欲は一定数積極的だが、忙しさにより意欲が低い人も存在
・家事と仕事の両立のために、事前計画や簡単レシピ選びなどの効率化が行われている
・料理の取り組みは、仕事と家庭の責任のバランスに左右されている
・時短調理サービスや手軽なレシピに関心が集まっている
・時短調理サービスは利用者がいるものの、まだ普及途上にある

多くの人が健康的でバランスの取れた食生活を目指している一方で、忙しい日常生活の中で料理にかける時間やエネルギーには限界があり、時短調理サービスや簡単なレシピへの関心が高まっています。

また、共働きの家庭では、料理への意欲や取り組み方が仕事と家庭の責任のバランスに影響されています。

週5日以上自炊が大半。週7日は全体の約4割を占める
このアンケート結果は、週に何回自炊をするかに関する共働き世帯の習慣を反映しており、多数の人が定期的に自炊をしていることがわかります。

特に、毎日自炊する人が最も多く(週7回で125人)、ほぼ毎日自炊する人(週6回で53人)も多いことから、自炊を日常生活の重要な部分とみなしている人が多いことがわかります。

一方で、自炊をあまりしない人も一定数存在しますが、全体の大多数は週に複数回自炊しており、自炊が広く普及している習慣であることが明らかになりました。

◆共働き家庭の調理時間は「30分〜1時間」が最も一般的

このアンケート結果からは、1回の料理にかける時間に関する傾向が見えてきます。

「30分〜1時間」が最も一般的な調理時間であり、多くの人がこの範囲内でバランスの取れた食事を準備していることがわかります。

一方で、調理時間は個々のライフスタイルや料理に対する好みによって大きく異なり、短時間で簡単な料理を好む人から、より時間をかけて複雑な料理を楽しむ人まで多様です。

◆共働きの状況では、様々な要素が複雑に絡み合い料理に対する意欲に個人差が生じる

【積極的な意欲が一定数】

「非常に意欲的」と回答したのは35人で、「どちらかと言えば意欲的」が136人です。これらの回答は合わせて171人となり、共働きをしている中でも料理に対して比較的前向きな態度を持っている人が多いことを示しています。

特に、「どちらかと言えば意欲的」が最も多く、完全には情熱を持っているわけではないものの、ある程度の意欲を持って料理に取り組んでいることがわかります。

【意欲が低いグループも存在】

「あまり意欲的ではない」と答えた99人と、「全く意欲的ではない」と答えた30人を合わせると、共働きの中で料理に対して消極的な態度を持つ人が合計129人います。

これは、忙しい仕事と家事のバランスの中で、料理が優先度の低い活動となっていることを示唆しています。

【料理への意欲とライフスタイルの関係】

料理に対する意欲は、個々のライフスタイル、時間管理の能力、料理への興味や情熱、家庭内の役割分担など、様々な要因によって影響を受けます。

共働きの状況では、これらの要因が複雑に絡み合い、料理に対する意欲に個人差が生じる原因となります。


【バランスの取り方】

このアンケート結果からは、共働きをしている人々が仕事と家庭の責任の中で、料理に対する意欲をどのようにバランスさせているかの様子が見えてきます。

料理に積極的に取り組む人がいる一方で、仕事や他の家庭の責任に追われ、料理への意欲が低下する人もいます。

総じて、共働きの状況下での料理に対する意欲は、前向きな態度を持つ人から消極的な態度を持つ人まで幅広く、それぞれのライフスタイルや価値観、家庭内の状況によって大きく異なることがこのアンケートから明らかになりました。

◆ストレスを感じる理由は準備時間、料理の多様性、食材の管理など多岐にわたる

自炊に伴うストレスの感じ方には個人差が大きいことを示しています。

「たまに感じる」と答えた人が最多で、自炊の準備、計画、後片付けが原因で時折ストレスを感じることが多い一方で、「非常に感じる」と「ほとんど感じない」または「全く感じない」と答えた人もおり、これは調理スキルや時間管理能力、自炊に対する態度によって異なります。

ストレスを感じる理由は準備時間、料理の多様性、食材の管理など多岐にわたり、特に忙しい生活を送る人にとっては大きな原因となることがあります。

しかし、自炊に対するポジティブな態度や適切な対処法がストレスの軽減に役立つことも明らかになっています。

◆個々のライフスタイル、嗜好、スケジュールなどに深く影響される

このアンケート結果から、食事計画に関しては日々その都度食事を決める方法が最も一般的でした。

この方法は柔軟性が高く、日々の気分や手に入る食材に応じて食事を選ぶことが可能ですが、衝動買いや不健康な食事選びのリスクも伴います。

一方で、週単位で計画する人は全体の約3分の1を占め、食事のバランスや時間の効率化、食材の無駄を減らすなどの利点を享受しています。

「たいてい週単位で計画」するグループは、計画性と日々の柔軟性のバランスを取りつつ、大まかな計画に基づいて食事を準備している可能性が高いです。

これらの食事計画のアプローチは、個々のライフスタイル、嗜好、スケジュールなどに深く影響されており、日々その都度決める方法は、現代社会の柔軟性や即興性を求める傾向を反映している可能性があるとも言えます。

◆食材の選択から調理方法までのコントロールを通じて、よりバランスの取れた食事を実現

このアンケート結果からは、自炊が健康や栄養バランスに与える肯定的な影響に対する強い認識が見て取れます。

大多数の人が自炊を健康的な食生活へのキーと見なしており、食材の選択から調理方法までのコントロールを通じて、よりバランスの取れた食事を実現できると信じています。

一方で、「あまり影響がない」と回答した少数派は、自炊が必ずしも全員にとって大きな違いをもたらすわけではないと考えており、食生活の質は他の要因によっても大きく左右されるとの見解を示しています。

全体として、自炊の実践は広く推奨されており、その健康へのプラスの影響を多くの人が認識していることがこのアンケートから明らかになりました。

◆月間食費の範囲は30,000円〜40,000円で、ほとんどの人々が10,000円〜60,000円の間で食費を管理

最も一般的な月間食費の範囲は30,000円〜40,000円で、ほとんどの人々が10,000円〜60,000円の間で食費を管理しています。

20,000円〜50,000円の範囲に大多数が集中しており、これを快適な支出範囲と見なしているようです。

一方で、10,000円未満や90,000円以上の極端な支出をする人は少数で、大部分の人々は中間の支出範囲に収まっていることが示されています。

◆最も人気のある方法は「簡単なレシピを選ぶ」

このアンケート結果からは、家事と仕事を両立させる際の時間管理や効率化に関する一般的な工夫が浮かび上がります。

最も人気のある方法は「簡単なレシピを選ぶ」で、これにより調理時間を大幅に削減しています。

次いで、「事前に食材やメニューを計画する」が計画性と効率の両方を提供し、「冷凍やレトルト食品を活用する」と「大量調理して冷凍保存する」は忙しい時でも素早く食事を準備できる利便性を重視しています。

一方で、「出来合いの惣菜を買ってくる」は、最も手軽ながらもコストと健康面での考慮が必要な選択肢です。これらの工夫は、個々のライフスタイルやニーズに合わせた効率的な時間管理を実現し、忙しい毎日をよりうまく管理するための多様な選択肢を提供しています。

利用していない69%の人々はコストやサービスの認知不足などの理由から距離を置いている可能性も。

このアンケート結果からは、宅配弁当やミールキットなどの時短調理サービスに対する利用経験が一部の人にはあるものの、全体としてはまだ多くの人がこれらのサービスを利用していないことがわかります。

利用経験がある約31%の人は、調理時間の短縮や食事準備の便利さなどのメリットを享受していますが、利用していない69%の人々はコストやサービスの認知不足などの理由から距離を置いている可能性があります。

◆アンケート結果まとめ
食生活と料理に対する様々な傾向と意識が明らかになりました。

【料理の頻度と時間】

多くの人が週に数回は自炊しており、特に毎日自炊する人が多いことがわかります。

1回の料理にかける時間は、30分から1時間が最も一般的で、短時間で簡単なレシピを好む傾向も見られました。

【料理への意欲】

共働きの状況下でも、多くの人が料理に対してある程度の意欲を持っており、積極的に取り組む人が一定数います。

一方で、料理に対してあまり意欲的でない、または全く意欲的でないと回答した人も存在し、仕事と家庭生活のバランスの中で料理が優先度の低い活動となる場合もあります。

【時間管理と効率化の工夫】

家事と仕事を両立させるために、事前計画、簡単なレシピの選択、冷凍技術の活用など、様々な工夫をして時間管理と効率化を図っています。

【時短調理サービスの利用】

宅配弁当やミールキットなどの時短調理サービスは、一定のユーザーベースを持つものの、まだ多くの人がこれらのサービスを利用していないことがわかります。

これらのアンケート結果から、食生活と料理に対するアプローチは、ライフスタイルや個人の価値観、時間と資源によって大きく異なることが示されました。

多くの人が健康的でバランスの取れた食生活を目指している一方で、忙しい日常生活の中で料理にかける時間やエネルギーには限界があり、時短調理サービスや簡単なレシピへの関心が高まっています。

また、共働きの家庭では、料理への意欲や取り組み方が仕事と家庭の責任のバランスに影響されています。


■調査概要

調査方法:インターネット調査
調査対象:全国の共働き家庭 20~60代
サンプル数:300人
【年齢層】
20~24歳:9人
25~29歳:17人
30〜34歳:39人
35~44歳:60人
45~49歳:49人
50~54歳:42人
55~59歳:15人
60代:11人

【調査結果まとめ】
https://leemea.com/research202401/
出典元として上記URLリンクを設置してください。
アンケート調査内容、また画像の改変・加工はお控えください。

■「リーミー|食べるを考えるWEBメディア」とは
「リーミー」とは【delivery(デリバリー=宅配) + meal(ミール=食事)】を掛け合わせた造語で、忙しい現代人の食事にまつわるストレスやお悩みを解消し、「自宅で簡単に美味しい食事を」をコンセプトに便利なサービスやお役立ち情報を発信するメディアです。

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2024年3月25日