ITインフラのソリューション・ディストリビュータである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、ゼネコン大手の株式会社大林組(本社:東京都港区、代表取締役社長 白石 達) が、ネットワールドが扱う英StorMagic社の仮想ストレージソフトウェア「StorMagic SvSAN」を導入して、ディザスタリカバリ・システムを再構築し、本格稼働開始したことを発表します。
「StorMagic SvSAN」は、VMware vSphereをインストールしたサーバのローカルディスクの空き領域を、iSCSIの共有ストレージ領域として利用することを可能にするバーチャルアプライアンス製品です。高価なSAN/NASストレージを導入することなく、安価に共有データストアを構築できます。
また、2台のサーバ上に作成したデータストアを同期し、筐体間でミラーリングを行うことで、共有ストレージが必須となるVMware HAやVMware vMotionなども利用できます。
大林組では、ディザスタリカバリ・サイトに設置した予備業務サーバ群のリプレースにあたり、VMwareとStorMagic SvSANを組み合わせた仮想環境への移行を実施。物理サーバの台数を15台から2台へ大幅削減すると同時に、VMware HA、VMware vMotionによる高可用性環境を低コストで実現することに成功しました。
◆ 導入の背景
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大林組では、ITコスト削減と運用管理の効率化を目的として、2009年よりVMware vSphereによる本番業務サーバの仮想化プロジェクトを推進しています。約80台のアプリケーションサーバをはじめとする物理サーバを4台に集約する計画であり、今後もサーバ更新のタイミングに合わせて仮想化の適用領域を拡大していく予定です。
その一方で、新たな課題となったのが、ディザスタリカバリ用業務サーバの更新です。同社では大規模自然災害などに備えて、15年以上前からディザスタリカバリ・サイトを構築・運用しています。本番業務サーバの仮想化が成功したことから、ディザスタリカバリ用の予備システムについても仮想環境への移行を決断しました。
しかし、平時は使わない予備システムに、本番システムのような高価なストレージ専用機を導入するのは難しい状況でした。その結果、同社では、できるだけコストを抑えつつ、ディザスタリカバリ・システムの信頼性・可用性を確保する方策を検討する必要に迫られました。
◆ StorMagic SvSAN導入の成果
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ネットワールドでは、こうした課題を解消するソリューションとしてStorMagic SvSANを提案し、採用に至りました。そのポイントと成果は以下の通りです。
(1) 高価な外部ストレージの導入が不要に
今回のプロジェクトでは、StorMagic SvSANの機能を利用して、2台の物理サーバにSAS接続されたローカルディスク上に、共有データストアを構築しています。これにより、SAN/NASなどの高価なネットワークストレージを新たに導入することなく、VMware HAやVMware vMotionなどの高可用性機能を利用できるようになりました。
(2) 短期導入の容易な運用管理
StorMagic SvSANは、バーチャルアプライアンス製品であるため、VMware vCenter Serverのプラグインとして導入することができます。iSCSIターゲットを作成するためのウィザードなども用意されており、極めてスピーディに環境を構築できます。大林組でも、約一週間程度の期間でStorMagic SvSANの導入を行っています。
また、各種の設定や運用管理もvCenterの画面上から一元的に行うことができ、運用管理負担を大幅に削減できます。SAN/NASなどの外部ストレージを使用しないため、ストレージ製品に関する専門知識なども一切必要ありません。今回のプロジェクトでは、環境構築を東京のスタッフが、実運用は大阪拠点のスタッフが行っていますが、運用管理が容易なため、本番稼動に向けた引き継ぎ業務も一日程度で完了しています。
(3) ディザスタリカバリコストの削減
ディザスタリカバリ・システム構築では、コスト削減が大きな課題となりますが、StorMagic SvSANはリーズナブルなライセンス体系を採用しているため、この点でも大きな効果を発揮します。大林組でも、NAS/SANなどのネットワークストレージを購入する場合と比較して、共有ストレージ環境の構築費用を約1/10に削減しています。
また、15台の物理サーバを2台に集約することで、電力消費量も従来の約1/2に削減する計画です。
大林組では、今後、事業の海外展開に伴うグローバル情報インフラの確立や、グループ全体最適化など、様々な取り組みを進めていく計画で、豊富なソリューションを持つネットワールドの提案にも大きな期待が寄せられています。
※導入構成イメージ図を以下でご覧いただけます。
http://www.networld.co.jp/news/press2011/1011.htm
「StorMagic SvSAN」は、VMware vSphereをインストールしたサーバのローカルディスクの空き領域を、iSCSIの共有ストレージ領域として利用することを可能にするバーチャルアプライアンス製品です。高価なSAN/NASストレージを導入することなく、安価に共有データストアを構築できます。
また、2台のサーバ上に作成したデータストアを同期し、筐体間でミラーリングを行うことで、共有ストレージが必須となるVMware HAやVMware vMotionなども利用できます。
大林組では、ディザスタリカバリ・サイトに設置した予備業務サーバ群のリプレースにあたり、VMwareとStorMagic SvSANを組み合わせた仮想環境への移行を実施。物理サーバの台数を15台から2台へ大幅削減すると同時に、VMware HA、VMware vMotionによる高可用性環境を低コストで実現することに成功しました。
◆ 導入の背景
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大林組では、ITコスト削減と運用管理の効率化を目的として、2009年よりVMware vSphereによる本番業務サーバの仮想化プロジェクトを推進しています。約80台のアプリケーションサーバをはじめとする物理サーバを4台に集約する計画であり、今後もサーバ更新のタイミングに合わせて仮想化の適用領域を拡大していく予定です。
その一方で、新たな課題となったのが、ディザスタリカバリ用業務サーバの更新です。同社では大規模自然災害などに備えて、15年以上前からディザスタリカバリ・サイトを構築・運用しています。本番業務サーバの仮想化が成功したことから、ディザスタリカバリ用の予備システムについても仮想環境への移行を決断しました。
しかし、平時は使わない予備システムに、本番システムのような高価なストレージ専用機を導入するのは難しい状況でした。その結果、同社では、できるだけコストを抑えつつ、ディザスタリカバリ・システムの信頼性・可用性を確保する方策を検討する必要に迫られました。
◆ StorMagic SvSAN導入の成果
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ネットワールドでは、こうした課題を解消するソリューションとしてStorMagic SvSANを提案し、採用に至りました。そのポイントと成果は以下の通りです。
(1) 高価な外部ストレージの導入が不要に
今回のプロジェクトでは、StorMagic SvSANの機能を利用して、2台の物理サーバにSAS接続されたローカルディスク上に、共有データストアを構築しています。これにより、SAN/NASなどの高価なネットワークストレージを新たに導入することなく、VMware HAやVMware vMotionなどの高可用性機能を利用できるようになりました。
(2) 短期導入の容易な運用管理
StorMagic SvSANは、バーチャルアプライアンス製品であるため、VMware vCenter Serverのプラグインとして導入することができます。iSCSIターゲットを作成するためのウィザードなども用意されており、極めてスピーディに環境を構築できます。大林組でも、約一週間程度の期間でStorMagic SvSANの導入を行っています。
また、各種の設定や運用管理もvCenterの画面上から一元的に行うことができ、運用管理負担を大幅に削減できます。SAN/NASなどの外部ストレージを使用しないため、ストレージ製品に関する専門知識なども一切必要ありません。今回のプロジェクトでは、環境構築を東京のスタッフが、実運用は大阪拠点のスタッフが行っていますが、運用管理が容易なため、本番稼動に向けた引き継ぎ業務も一日程度で完了しています。
(3) ディザスタリカバリコストの削減
ディザスタリカバリ・システム構築では、コスト削減が大きな課題となりますが、StorMagic SvSANはリーズナブルなライセンス体系を採用しているため、この点でも大きな効果を発揮します。大林組でも、NAS/SANなどのネットワークストレージを購入する場合と比較して、共有ストレージ環境の構築費用を約1/10に削減しています。
また、15台の物理サーバを2台に集約することで、電力消費量も従来の約1/2に削減する計画です。
大林組では、今後、事業の海外展開に伴うグローバル情報インフラの確立や、グループ全体最適化など、様々な取り組みを進めていく計画で、豊富なソリューションを持つネットワールドの提案にも大きな期待が寄せられています。
※導入構成イメージ図を以下でご覧いただけます。
http://www.networld.co.jp/news/press2011/1011.htm