身延山大学(山梨県南巨摩郡身延町身延3567 学長:持田貫宣)では、仏像制作修復室(代表・仏教学部特任教授:柳本伊左雄)が約20年間、東南アジア・ラオスのルアンパバーン世界遺産地区で仏像修復プロジェクトを実施してきました。コロナ禍により直近2年間は現地渡航を見合わせてきましたが、今般の規制緩和を受けて渡航を再開、25回目となる現地事業を実施いたします。
【事業概要】
ラオスは東南アジア・インドシナ半島に位置する共和国で、古くから仏教信仰が盛んである。かつての王国時代の首都であり、街全体がユネスコの世界文化遺産に指定されている古都ルアンパバーンには、多くの仏教寺院と数多くの仏像があることでも知られ、近年は国を挙げて観光振興に注力し、多くの観光客が訪れている。しかし長い内戦を経て、その信仰対象である仏像を修復し制作する伝統的な技法が人材と共にほぼ絶えてしまった時期があった。身延山大学ではラオス政府と協定を結び、2000年以来、24回の現地渡航による事業を実施し、35ヶ寺1,174体の仏像調査・77体の仏像修復を完了している。さらにラオス人自らの手による仏像修復を目標に掲げ、現地に修復所を設置し、現地技術者の指導育成を進めてきた。2020年には記念法要など20周年記念事業を実施した。今回はそれ以来の渡航となる(写真は前回事業)。
【期間・内容】
2023年2月16日(木)  から3月11日(土)  。主に現地修復所で各寺院より選定した仏像の修復、調査、ラオス人技術者の指導育成等を予定。
【参加者】
教職員・学生・研究生・外部研究者・ラオス人技術者など約20名。
【本プレスリリースに関するお問い合わせ先】学校法人身延山学園 身延山大学
担当:事務局 池田健太郎TEL:(代表)/ FAX:
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