【初の展覧会『新しい仏教美術のかたち 佛/美展』を 東京・銀座で開催いたします】
身延山大学(山梨県南巨摩郡身延町身延3567 学長:持田貫宣)では、国際日蓮学研究所 仏像制作修復室(以下、工房)に於いて仏像の制作や修復などの活動を行っており、柳本伊左雄仏教学部特任教授の指導の下、同研究所研究員・研究生および在学生が制作集団「彫玄(ちょうげん)」の名で、実際に制作修復の依頼を受け、日々技術を磨いています。 この度、日々の研鑽の成果を披露する機会として、初の展覧会を東京・銀座で開催することといたしました。



【展覧会開催までの背景】

 1999(平成11)年、身延山大学では仏像制作修復室(以下、「工房」)を設置し、仏教美術にかかわる技術者の育成をはじめた。何事も“現場実践”を信条とする柳本伊左雄仏教学部特任教授の熱心な指導のもと、学生は入学時より鑿(のみ)と玄能(げんのう)を手に取り、仏像の摸刻からその道に入る。工房での仏像制作は木彫を基本としており、一連の制作工程を経験して、卒業制作では原則としてその集大成である木彫仏像を制作する。彫っては彫り直され、また彫り進めるという日々の積み重ねにより技術を修得していく。また仏像修復は、寺院をはじめとする依頼先より本物の文化財を預かり、洗浄・補填(ほてん)・下地・彩色および漆箔(しっぱく・漆で金箔を貼る事)・古色仕上げ・報告書作成など、ほぼ全ての工程を行う。現在、工房出身者である複数の研究員・研究生がプロの仏師として、仏像・仏具の制作や修復をはじめ、香炉や絵画、瓦や七宝など伝統工芸全般にわたり、意欲的に制作活動に取り組んでいる。今回、その研鑽の成果を多くの皆様方にご高覧いただき、制作集団「彫玄」の若き仏師たちについて知っていただく機会となれば幸いである。



【展覧会の概要】

主 催:身延山大学国際日蓮学研究所 仏像制作修復室 制作集団「彫玄(ちょうげん)」

協 賛:日蓮宗総本山身延山久遠寺・山梨県南アルプス市商工会/若草まちおこし協同組合

会 場:銀座ギャラリー・ゴトウ 東京都中央区銀座1-7-5 銀座中央通りビル7階

期 間:2022年10月27日(木)  ~11月2日(水)  12:00~18:00(最終日16:30迄)

入場料:無料



【プレスリリース連絡先】
身延山大学 担当:池田(いけだ)
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