秋のイスタンブルの街は、文化・芸術、美食、ショッピング体験など、新鮮な視点で輝き続けています。数々の国際的な出版物の「ベスト・オブ」リストに掲載されたこれらの有名なイスタンブルの通りは、居住者にも観光客にも多くの喜びを与えてくれます。

「ベシクタシュ、スレイマン・セバ通り (Beşiktaş)」

ベシクタシュ地区のアカーレットレル地区にあるスレイマン・セバ通り(Süleyman Seba Caddesi)は、ユニークな建築物、流行の本屋、スタイリッシュなカフェやレストランで知られています。スレイマン・セバは、イスタンブルのファッショナブルなニシャンタシュ地区から徒歩圏内にあり、その特徴はロウハウスです。オスマン帝国時代、ドルマバフチェ宮殿の上級管理職の住居とするために建てられたのが、最初の集合住宅でした。現在、この美しいロウハウスでは、多層的なアートプロジェクトやイスタンブルのアートウィークなどのイベントが開催されています。

スレイマン・セバは、以前から魅力的な住所でしたが、近年では、トルコ国外でも注目されるようになりました。この通りは先月、『Time Out』誌が行った「世界で最もクールな通り33選」の調査で27位にランクインしました。

「アブディ・イペクチ通り(Abdi İpekçi)、ニシャンタシュ」

アブディ・イペクチ通り(Abdi İpelçi Caddesi)は、高級レストラン、カフェ、ブティックが立ち並ぶ、おしゃれなNişantaşı地区のメイン・ショッピング・ストリートです。マチュカ(Maçka)からニシャンタシュ(Nişantaşı)まで600メートルにわたって延びるアブディ・イペクチ通りは、南端でマチュカ公園と並走しています。ハルビエ、ベシクタシュ、シシリなどの中心地からは、地下鉄のおかげで簡単にアクセスすることができます。広くて優美なアブディ・イペクチ通りは、国際的な高級ブランドが建ち並び、この街の最もスタイリッシュな住人や観光客に選ばれている場所なのです。

「ベイオール・イスティクラル通り」

タクスィム広場からベイオールのテュネルまで伸びるイスティクラル通り (İstiklal Caddesi) は、イスタンブルの歴史と社会的記憶を語る上で重要な場所です。現在では歩行者天国となり、全長1.4kmの賑やかな通りには、重厚な建物が並び、狭い通路には書店、画廊、劇場、映画館、パティスリー、レストラン、居酒屋などが軒を連ねます。

イスティクラル通りは、何世紀にもわたって、この街の活気ある文化的・芸術的生活の拠点であり、ユニークな住所でもあります。そのシンボルは、通りの中央を走り、端から端まで乗客を運ぶ、真っ赤でノスタルジックなトラムです。焼きたてのスィミットや焼き栗など、食欲をそそる香りが迎えてくれるイスティクラル通りは、ストリートフードでも有名です。

聖アントニオ教会、ガラタサライ高校、ナルマンル宿舎など、数多くの歴史的建造物があるイスティクラル通りは、1世紀以上にわたってイスタンブルの文化・芸術の中心地として機能してきました。サルト・ベイオールやペラ博物館など、街を代表する美術館もこのルートにあります。有名な通りの入り口であるタクスィム広場では、トルコの文化芸術シーンを牽引するアタテュルク文化センターが、芸術愛好家を迎えてくれます。

ベイオール・カルチャー・ルート・フェスティバルは、トルコの文化生活においてイスティクラル通りの重要性を証明するものです。トルコの文化観光省が主催するベイオール・カルチャー・ルート・フェスティバルは、10月1日  から23日の間に開催され、数百のアート作品展やイベントが行われます。

※本リリースは2022年9月21日  時点の情報を元に作成されました。