2022年09月16日(金)  
コロナ禍の閉塞感の中、世界のエンターテイメントは手探りで生き残りをかけている。そんな中、ビフォーコロナから変わらない姿勢で世界の音楽シーンで活躍し続ける日本が誇るべきアーティストを深掘りしてみる。
筆者が知る限り「Vaiwatt」はコロナ禍以前から作品に対する姿勢が他のアーティストを凌駕する程に純粋かつ意志・世界観・クオリティー・独自性に費やしてきた。国内の所謂、セオリー通りのサウンドではない。
彼らのサウンドに高く関心を持ったのが、アメリカ・ロシア・イタリア・イギリス・トルコなどヨーロッパを中心とした高い芸術性、意識を有する国々だった。
勿論、国内においても「New Year Rock Festival」に出演するなど実績があるBANDではあるのだが日本の商業主義の既定路線では収まらない「Vaiwatt」を求めるヨーロッパ諸国の熱は驚くべきものがある。

そんなVaiwattの海外での活躍を簡潔ではあるが記事にて伝えさせてもらいたい。

2018年6月  にVaiwatt初となるアメリカでのLIVEを敢行カリフォルニア州アナハイムの "Doll Hut" にて初の海外遠征とは思えない圧巻のステージとオーディエンスの大合唱が印象的なLIVEだった。
そして、同年7月には初のロシアツアーが決定。「WHITE NIGHTS of St.PETERSBURG」日本代表として出演。1万人ものオーディエンスがいるスタジアムを沸かせたのだ。このLIVEの様子はロシアの国営放送でも中継された。
各国の名だたるアーティストが参加する中、一歩も引けを取らないステージとサウンドはロシアのオーディエンスの心に深く残った。

翌年の2019年3月  に「Italy~Russia Tour 2019」5都市、6公演を敢行する。
初のイタリアでのLIVE初日はPADOVAでのアニメフェスに出演、彼らのサウンドが鳴り響いた瞬間にオーディエンスの湧き立つ声が筆者の脳裏から今でも離れない。
その後、 Pescara・ L'Aquilaでのロック感溢れるLIVEハウスでのステージも圧巻だった。VaiwattのLIVEを見るにつれ、日本の音楽が世界に本質的な部分で必ず通じると確信した。
何かのオマージュではなく自身の経験・生活・意識の中から生み出される音の本質に世界はどうやら気づいているようだ。そしてアンコールツアーになるロシアでは特別な存在になっていた。既にVaiwattの曲を口ずさむファンや写真を撮る人の波で筆者は驚いた。こうして「Italy~Russia Tour 2019」5都市、6公演を成功に収めた。

同年8月にVaiwatt初のライブアルバム『IT'S ALIVE』が、
イスタンブールのレーベル「Kafadan Kontak Records」よりリリースされる事となった。

その後も国内でのワンマン成功を収めるなど、次へのツアーが見えていた矢先に2020年の閉鎖的な時代を世界は迎えたのだ。

それでも彼らの心の灯は消えていなかった。東京が初の緊急事態宣言を出す直前に新曲「NEO TOKIO」をリリース。
世界八ヵ国から本作のミュージックビデオに各国の各分野の方が参加したのだ。
それは、世界が封鎖されていく中で僅かな希望として繋がっていく事になったのだった。

誰もが閉ざされた世界に鬱々とした気持ちの中、彼らは制作に集中しYoutubeを使って2021年4月  に新作「逆林檎」を発表した。
この時期、メジャー・インディー問わず活動の在り方を模索していたが彼らは違った。
今しか出来ない制作というアーティストの本質に集中していたのだ。
そして、それをキャッチしたのもやはり海外だった。
オーストラリア最大のロックプラットフォーム「HEAVY Magazine」にて逆林檎が掲載されたのだ。掲載されるなど、世界の注目が益々Vaiwattへと向き始めてきたのだ。

同年9月に4年ぶりのニューアルバム『ナナりんご』が発売!! 
カヴァーデザインはイタリア、シチリアのアーティスト『MURDAH SRVC』の書き下ろしと、世界とコラボしたのだ。
このコロナ禍のピーク時にニューアルバムを発売するエネルギーがVaiwattの本質なのかもしれない。
大半のアーティストがライブでの収入減の為、ライブ開催を右往左往している中、
表現者として本質の部分に時間を費やした彼らに信条の心が熱くなったファンも多いだろう。

2021年10月  には自身初となるイスタンブールツアーを決行したのだ。
イスタンブールのオーガナイザーの熱意に応えるべく決行したのだった。
世界が開く僅かなタイミングにイスタンブールのオーディエンスは熱狂した。
VaiwattのYoutubeでも分かる通り本当に誇らしいLIVEだった。

帰国後の11月に国際音楽祭『EDO WAVE 2021』を新宿LOFTにて開催。
海外ゲストが来日できない中、動画を使った出演や感染症対策を行い且つ音楽カテゴリーの壁を本当に取っ払った出演者の数々、それは正にVaiwattが世界で感じた日本に足りない事、意志のあるアーティストが集まった1日だった。

そして、この秋、3年ぶりのイタリア遠征が決定。イタリアの様々な協会の呼びかけの元、Vaiwattの新たなツアーが始まる。
Vaiwattのツアー情報やミュージックビデオの情報は公式HPから!
帰国後、11月には国際音楽祭『EDO WAVE 2022』が新宿LOFTにて開催されます。
更に2023年夏にはイギリスツアーも決定。日本人アーティスト単独のトライアルが決行される。
現地のプロモーターの元、開催されるイギリスツアーに期待が膨らむ。
コチラも要チェックだ!

• ITALY LIVE TOUR 2022
9月30日   Scumm / Pescara
10月1日   Irish Cafè / L'Aquila
10月5日   Caffe' 42 / Bari
10月6日   New Magazine / Taranto
10月9日   Istituto Pontano / Napoli
10月13日   TANK / Bologna
10月14日   Joshua Blues Club / Como
詳細
https://vaiwattnikki.blogspot.com/2022/06/il-dado-e-tratto.html

• EDO WAVE 2022 ~江戸多国籍音楽祭~
11月6日   新宿LOFT / Tokyo
https://www.edowave.com/

• UK TOUR 2023
7月6日   The Sunflower Lounge / Birmingham
7月7日   Percy's Cafe Bar / Whitchurch
7月8日   The Dublin Castle / London
and more...


Offcial Website
http://vaiwatt2013.blogspot.com/

Grey Gardens (MV)



逆林檎 Reverse Apple (MV)