一般社団法人写真整理協会(代表理事:浅川 純子)は、フォトネクスト2022開催にあたり、全国の男女258名を対象に写真整理に関する意識調査を実施しました。今回の調査では、家族を持ってからの「自分の家族写真」、自分が子供の頃の「親の家族写真」、親が子供の頃の「祖父母の家族写真」の3つのカテゴリーに分けて写真整理の実態や写真の必要性等をアンケート調査。写真整理に関する最新の意識が明らかになりました。

<調査結果サマリー>
●自分の家族写真はデジタルとアナログが混在。自分が子供の頃の写真はアナログで自宅や実家の押し入れや物置きに。
親が子供の頃の写真はどこに保管されているかわからない人が多数。
●多くの人が、自分の家族写真、自分が子供の頃の写真、親が子供の頃の写真、いずれも必要と感じている。またほぼ全
員が「写真は大切」と思っている。
●自分が子供の頃の写真ほど整理されており、自分の家族写真ほど未整理の状態になっている。
●写真整理の困り事は、「写真整理の時間がない」「アルバムや写真が場所を取る」「色々なところに散らばっている」。

今回の調査結果から、写真は大切なもので必要と感じながらもアナログとデジタルが混在して困惑しているユーザーの実態が浮き彫りになりました。一方で、約9割の方々に「昔のアルバムや写真をデータ化したい」というニーズがあることもわかりました。
写真整理協会では2022年6月7日(火)  ・8日(水)にパシフィコ横浜で開催されるフォトネクスト2022に出展、スキャナー機器を活用したデジタイズ方法を紹介するとともに、必要な写真、大切な写真はフォトブック等の新しいカタチにして残すことを提案いたします。

<調査概要>
日時:2022年3月15日  〜4月15日  
回答者数:258人(インターネットでのアンケート調査)
20代9名、30代35名、40代74名、50代91名、60代以上49名。男性:女性は3:7。

<アンケート結果詳細>
自分の家族写真はアナログとデジタルが混在している様子が見て取れました。自分が子供の頃の写真は自宅や実家にアナログで保管しているケースが多いようです。親が子供の頃の写真になると「どこに保管してあるかわからない」人が36%と最も多く、「消えたり捨ててしまって今はない」という人も12%います。

家族写真の必要性については、自分の家族写真は97%、自分が子供の頃の写真は89%、親が子供の頃の写真でも67%の人が必要と回答。家族の記録をちゃんと残しておきたいというニーズが見て取れました。また、「写真はあなたにとって大切ですか」との問いに対しては97%の人が大切と回答。写真の価値が高いことがわかりました。

写真整理の現状については、自分が子供の頃の写真については43%の人が「ほぼ整理できている」と回答。親が作ってくれたアルバムがあるからと推測されます。一方で自分の家族写真については「ほぼ整理できている」と回答したのは29%。「整理の途中」という人が最も多く38%、「いつか整理するつもり」の人が22%、「整理したいができそうもない」という人も10%いました。

写真整理の困り事の一位は「アルバムや写真を整理する時間がないこと」で55%、次に「写真やアルバムが場所を取ること」で45%。アナログに関する悩みが大きいようです。
昔のアルバムや写真のデータ化については89%の人が「データ化しておきたい」と回答、アナログ写真のデジタル化ニーズが強いことがわかりました。理由としては「場所を取らないで保管できる」が1位で75%でしたが、「データ化しておくとアルバムを捨てたりしても安心」「家族や親兄弟、親戚、友人知人とシェアできる」「フォトブック等のカタチに編集し直せる」という回答もそれぞれ50%弱ありました。

半数の人が「大事な写真をなくしたことがある」と回答。なくしてしまった理由としては、「データを消してしまった」31%、「パソコンやハードディスクが壊れた」30%とデジタルに起因する回答が多くありました(青いグラフ)。
デジタルデータは便利ですが一瞬で消えてしまう可能性があります。写真整理協会ではデジタルデータは複数箇所で保管することを推奨するとともに、大事な写真はプリントやフォトブック等のカタチにして残すことを提案しています。

<お問い合わせ>
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