抗がん剤治療や脱毛症により髪を失った女性のための医療用ウィッグ専門店「ワンステップ」を運営する株式会社グローウィング(代表取締役:堀江貴嘉)は、2022年春に肌に優しい天然繊維オーガニックコットンをベース生地に使用した、オーダーメイドウィッグを販売開始いたします。従来のウィッグのベース生地に使用されていた合成繊維を撤廃し、天然繊維で作り上げたウィッグ。
 販売開始に伴い、同年3月22日(火)  に髪に悩みを抱える当事者をモデルとした撮影会を大阪市内のスタジオで行ないます。


■新商品について

【合成繊維と天然繊維の違い】~業界初!ウィッグのベース生地に合成繊維を撤廃したその背景~

一般的なオーダーメイドウィッグのベース生地は型の作りやすさ・強度の課題から合成繊維を使用しており、脱毛した頭皮は長時間着用すると痒みや痛みを伴う事もありましたが、それが当たり前だと我慢して使用されてきました。当社に来られるお客様の要望もあり、オーダーメイドウィッグの現状を変えるべく、合成繊維の不快感を解消する天然繊維で「肌ストレスを軽減できるベース生地」の作製に挑みました。


【開発ストーリー】~開発まで3年、代表自ら研究を重ね「日本の伝統」と「職人の技術力」を集結~
最初に着目したのは敏感な頭皮が触れる肌当たり、「柔らかさの追求」でした。脱毛症のお客様の悩みであった地肌にストレスのない快適な着用感を求め、当社の理念でもある環境に配慮した安全な品質の天然繊維オーガニックコットンを選びました。使用したのは世界でごくわずかしか採取できない希少なオーガニックコットンで、細く長い繊維を持つ超長綿です。繊維が柔らかく加工が難しい超長綿を日本でも数少ない老舗の紡績工場で糸にすることから始まりました。
次に、撚られた細い糸を何度も織って試験し、オーダーメイドのウィッグを作成するのに必要な強度に仕上げ、合成繊維より薄い生地を完成することに成功いたしました。二枚重ねても透けるような薄い生地は、敏感な地肌をふんわり優しく包み込む柔らかさで、頭部に厚みなくフィットします。
また、従来のウィッグの人工肌(つむじ)は合成繊維で出来ており、細かな染色ができないため全て同じ赤みの強い肌色でしたが、よりリアルな肌色である青みがかった頭皮に仕上げるため気候や湿度に左右されやすい天然繊維の染色を日本伝統の染色技術で再現しました。
試行錯誤し3年をかけて、「柔らかさを感じる薄さ」と「技術を駆使した染色」にこだわり、最高の着け心地とよりリアルな見た目を再現することに成功いたしました。これまで合成繊維を使用してきたオーダーメイドウィッグの常識を覆す、究極のウィッグ「天然繊維・コットンリージェ」が完成いたしました。


■撮影会について

当社は、医療用ウィッグの専門店として、髪に悩む女性が安心して商品を選んで頂けるよう当事者のモデルを起用した撮影を定期的に行なっています。今回は全頭脱毛症※の方にご参加いただきます。

※全頭脱毛症・・・円形脱毛症が全頭に発症したことを示します。 
※人工毛・・・ポリエステルやアクリルで作られる人工繊維

今後も当事者のリアルな声を大切にし、髪に悩む女性にとって最も身近で信頼できる会社を目指して参ります。


【詳細】
日程:2022年3月22日(火)  
時間:10:00~17:00 ※前後する可能性がございます。
場所:大阪市内のスタジオ


■本件に関するお問い合わせ先

株式会社グローウィング
URL:https://www.glowing-wig.co.jp/
TEL: (営業時間 10:00~19:00)