島谷ひとみの今年の締めくくりとなるコンサート「HITOMI SHIMATANI CROSS OVER 2020 "nacimiento"@浜離宮朝日ホール」が、12月25日(金) に浜離宮朝日ホールで行なわれた。この日が、浜離宮朝日ホール改修前最後の公演。有終の美を飾る場を、同会場で一番多くコンサートを開催し続けた島谷ひとみが担う形になった。
今年は、コロナ禍によって予定していたコンサートが次々と中止。苦境の中でさえ島谷ひとみは、歌を通してファンたちと心支え合う関係を作り続けようと、6月にはオンラインを通した「TAKE OUT LIVE」を開催。夏からは万全な感染対策を施したうえで全国ツアーも行なえば、この日も感染対策を徹底したうえで開催した。
この日が久しぶりの再会の場になった人たちも多かったように、ライブを待ち望んでいたファンたちに向け、島谷ひとみは再会を喜ぶように「あなたを胸に生きてゆく」からコンサートを幕開けた。ファンたちにとっても、嬉しい始まりになった。
弦楽も加えたライブは、「gentle rain -new version-」や「心のままに」「愛の詩 <Strings version>」「追憶+LOVE LETTER(crossover version)」など、「ポップス×クラシック」というクロスオーバースタイルを魅力に据えた、胸を潤す歌を中心に構成。中盤には、「月影のエデンへ」や「SPLASH」と十数年ぶりに披露する懐かしい楽曲も登場。デビューから21年という時の流れを、自由に行き来する姿を見せてくれた。
後半には、 「沙羅双樹」や「赤い砂漠の伝説」「ANGELUS -アンジェラス-[SUPER BEST Ver.]」のように、スパニッシュなど民族音楽要素の強い情熱的な楽曲を並べ、観客たちの気持ちを熱く沸かせていった。本編最後には、生命の循環が地球という環境や人を育むという大きな視点で愛を綴った「CYCLE~サイクル~」を歌い、島谷ひとみが今、大切にしている想いを伝えてくれた。
嬉しい出来事は、その後に起きた。同公演のアンコールに登場したのが、島谷ひとみを中心としたバンドのmiscellaneous(ミセレイニアス)だった。
miscellaneousは、島谷ひとみが「様々な可能性へ挑戦」しようと生まれたバンド。メンバーは島谷ひとみ・梶原健生・高山和芽の3人。そこへ、楽曲やライブごとに+αという形で様々なアーティストたちが参加する自由な形を取っている。miscellaneousには、ラテン語で「多種多様な」「多方面の」「混ざった」という意味があるように、3人や+α(様々なアーティスト)が混じり合うことでの化学反応はもちろん、ポストロックを軸に据えながらも、多様な音楽性を混ぜ合わせ、独自の音楽を作りあげことを念頭に置いている。
12月25日 のコンサートでは、島谷ひとみのヴォイスを活かしたエスノ/ヒーリング色の強いインストナンバー「miscellaneous_INST」。胸にジンと染み渡る深みを持ったバラードの「伝わらなくていい」。民族音楽要素の強い情熱的な「GALAPAGOS」と、3曲を披露。「GALAPAGOS」は、ライブでの公開を持って、全世界同時配信がスタートした。
ライブ中のMCやライブ後に行なわれた記者会見の場で、島谷ひとみは「miscellaneousは、「多種多様な」という意味を持っています。いろんな音楽を多様に取り込めば、メンバーも、この3人を軸に、多様な音楽表現を持っている人たちと一緒に活動をしたい。今は海外とも同じ速度で繋がれる環境のように、miscellaneous(ミセレイニアス)は国内に限らず、海外とも繋がっていきたいし、すでにその準備も始めています。音楽は国境を超える力を持っています。だからこそ、それをmiscellaneousとして示したい。その手法として歌はもちろん。言葉のない音楽としてインストナンバーも多く演奏すれば、わたしもそこへ声という楽器として参加していく形を取ります。miscellaneousはポストロックをど真ん中に据えながら、nano musicというウィルスですら除菌してしまうくらいのヒーリングミュージックも作れば、ときどき爆発する曲など多種化用な音楽を作っていきます」と語っていた。
2021年には、島谷ひとみとしての活動と並行し、miscellaneousとしての楽曲リリースやライブ活動も積極的に行なおうと、今、準備を進めている。来年の島谷ひとみの動きからも目が離せない。
TEXT:長澤智典
★インフォメーション★
2020.12.25 1st Début Digital Single『GARAPAGOS〜ガラパゴス〜』世界同時配信!DA PUMP『U.S.A.』などの作詞を手がけたshungo.が作詞担当。
miscellaneous「GALAPAGOS - Single」
https://music.apple.com/jp/album/galapagos-single/1545855772
島谷ひとみ Web
https://shimatani.tokyo/
島谷ひとみ twitter
https://twitter.com/Shimatani_Staff
miscellaneous Web
http://misce.tokyo/
miscellaneous twitter
https://twitter.com/misce2021
セットリスト
「あなたを胸に生きてゆく」
「Stay with me」
「Salvia」
「gentle rain -new version-」
「心のままに」
「愛の詩 <Strings version>」
「沙羅双樹」
「月影のエデンへ」
「SPLASH」
「追憶+LOVE LETTER(crossover version)」
「Cinderella」
「赤い砂漠の伝説」
「ANGELUS -アンジェラス-[SUPER BEST Ver.]」
「CYCLE~サイクル~」
-ENCORE-
「miscellaneous_INST」
「伝わらなくていい」
「GALAPAGOS」
今年は、コロナ禍によって予定していたコンサートが次々と中止。苦境の中でさえ島谷ひとみは、歌を通してファンたちと心支え合う関係を作り続けようと、6月にはオンラインを通した「TAKE OUT LIVE」を開催。夏からは万全な感染対策を施したうえで全国ツアーも行なえば、この日も感染対策を徹底したうえで開催した。
この日が久しぶりの再会の場になった人たちも多かったように、ライブを待ち望んでいたファンたちに向け、島谷ひとみは再会を喜ぶように「あなたを胸に生きてゆく」からコンサートを幕開けた。ファンたちにとっても、嬉しい始まりになった。
弦楽も加えたライブは、「gentle rain -new version-」や「心のままに」「愛の詩 <Strings version>」「追憶+LOVE LETTER(crossover version)」など、「ポップス×クラシック」というクロスオーバースタイルを魅力に据えた、胸を潤す歌を中心に構成。中盤には、「月影のエデンへ」や「SPLASH」と十数年ぶりに披露する懐かしい楽曲も登場。デビューから21年という時の流れを、自由に行き来する姿を見せてくれた。
後半には、 「沙羅双樹」や「赤い砂漠の伝説」「ANGELUS -アンジェラス-[SUPER BEST Ver.]」のように、スパニッシュなど民族音楽要素の強い情熱的な楽曲を並べ、観客たちの気持ちを熱く沸かせていった。本編最後には、生命の循環が地球という環境や人を育むという大きな視点で愛を綴った「CYCLE~サイクル~」を歌い、島谷ひとみが今、大切にしている想いを伝えてくれた。
嬉しい出来事は、その後に起きた。同公演のアンコールに登場したのが、島谷ひとみを中心としたバンドのmiscellaneous(ミセレイニアス)だった。
miscellaneousは、島谷ひとみが「様々な可能性へ挑戦」しようと生まれたバンド。メンバーは島谷ひとみ・梶原健生・高山和芽の3人。そこへ、楽曲やライブごとに+αという形で様々なアーティストたちが参加する自由な形を取っている。miscellaneousには、ラテン語で「多種多様な」「多方面の」「混ざった」という意味があるように、3人や+α(様々なアーティスト)が混じり合うことでの化学反応はもちろん、ポストロックを軸に据えながらも、多様な音楽性を混ぜ合わせ、独自の音楽を作りあげことを念頭に置いている。
12月25日 のコンサートでは、島谷ひとみのヴォイスを活かしたエスノ/ヒーリング色の強いインストナンバー「miscellaneous_INST」。胸にジンと染み渡る深みを持ったバラードの「伝わらなくていい」。民族音楽要素の強い情熱的な「GALAPAGOS」と、3曲を披露。「GALAPAGOS」は、ライブでの公開を持って、全世界同時配信がスタートした。
ライブ中のMCやライブ後に行なわれた記者会見の場で、島谷ひとみは「miscellaneousは、「多種多様な」という意味を持っています。いろんな音楽を多様に取り込めば、メンバーも、この3人を軸に、多様な音楽表現を持っている人たちと一緒に活動をしたい。今は海外とも同じ速度で繋がれる環境のように、miscellaneous(ミセレイニアス)は国内に限らず、海外とも繋がっていきたいし、すでにその準備も始めています。音楽は国境を超える力を持っています。だからこそ、それをmiscellaneousとして示したい。その手法として歌はもちろん。言葉のない音楽としてインストナンバーも多く演奏すれば、わたしもそこへ声という楽器として参加していく形を取ります。miscellaneousはポストロックをど真ん中に据えながら、nano musicというウィルスですら除菌してしまうくらいのヒーリングミュージックも作れば、ときどき爆発する曲など多種化用な音楽を作っていきます」と語っていた。
2021年には、島谷ひとみとしての活動と並行し、miscellaneousとしての楽曲リリースやライブ活動も積極的に行なおうと、今、準備を進めている。来年の島谷ひとみの動きからも目が離せない。
TEXT:長澤智典
★インフォメーション★
2020.12.25 1st Début Digital Single『GARAPAGOS〜ガラパゴス〜』世界同時配信!DA PUMP『U.S.A.』などの作詞を手がけたshungo.が作詞担当。
miscellaneous「GALAPAGOS - Single」
https://music.apple.com/jp/album/galapagos-single/1545855772
島谷ひとみ Web
https://shimatani.tokyo/
島谷ひとみ twitter
https://twitter.com/Shimatani_Staff
miscellaneous Web
http://misce.tokyo/
miscellaneous twitter
https://twitter.com/misce2021
セットリスト
「あなたを胸に生きてゆく」
「Stay with me」
「Salvia」
「gentle rain -new version-」
「心のままに」
「愛の詩 <Strings version>」
「沙羅双樹」
「月影のエデンへ」
「SPLASH」
「追憶+LOVE LETTER(crossover version)」
「Cinderella」
「赤い砂漠の伝説」
「ANGELUS -アンジェラス-[SUPER BEST Ver.]」
「CYCLE~サイクル~」
-ENCORE-
「miscellaneous_INST」
「伝わらなくていい」
「GALAPAGOS」