独立系調査機関であるMiercomが、現在の無線LANビジネスのトッププレーヤーのソリューションにおいて、無線LANにおける6つの脅威カテゴリで、自動検知と防御が不完全であると報告

2018年9月20日(木)  -企業向け統合型セキュリティプラットフォームのグローバルリーダであるWatchGuard(R)Technologiesの日本法人、ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表執行役員社長 谷口 忠彦、以下ウォッチガード)は、新たに「Trusted Wireless Environment Framework(高信頼性な無線LANフレームワーク)」を発表しました。本フレームワークは、企業やソリューションプロバイダが無線LANサービスの構築に利用できるガイドラインであり、優れたパフォーマンス、スケーラブルな管理、そして実証済みのセキュリティを包括的に提供します。この新しい取組みは、長らくセキュリティよりもパフォーマンスを優先させてきた無線LANに一石を投じるものとなります。信頼性の高い無線LANを構築することにより、ビジネスに必要なパフォーマンスとスケーラビリティを獲得すると同時に、今日の危険な無線LAN環境特有のサイバー攻撃への防御能力も確保することができます。

ウォッチガードのプロダクトマネジメント担当ディレクタであるライアン・オルシ(Ryan Orsi)は、次のように説明しています。「これまで、無線LANネットワークはサイバー犯罪者にとって貴重な情報を窃取する格好の標的となっていました。主な原因として、ベンダーや企業が認識を誤り、無線LANのセキュリティ機能を軽視してきた経緯があります。私たちはWi-Fi製品に関して、業界規模でこうした考えを根本的に改める必要性を強く感じており、企業規模を問わず、業界内に対してTrusted Wireless Environment Frameworkを提案し、構築および運用したいと考えています。ウォッチガードのクラウドベースのセキュア無線LANは、独自技術として、業界屈指のパフォーマンス並びにセキュリティ機能を提供しており、さらに高い管理性とスケーラビリティを備えています。」

信頼性の高い無線LAN環境
ウォッチガードのTrusted Wireless Environment Frameworkでは、高速かつ管理が容易で、さらに重要なセキュリティを確保した無線LANネットワークの構築を支援します。今日、多くの組織は、セキュリティが考慮されていない脆弱な無線LANネットワークを運用しており、容易に攻撃を仕掛けられるハッカーから従業員、顧客、そして知的財産を守るための信頼性の高い無線LAN環境を構築する責務に直面しています。社内のIT管理者により運用される場合の他、多くの中堅・中小企業では、無線LANの運用を含めたアウトソースを利用している場合もあります。サービスを提供するVAR、MSP、MSSPにはセキュリティ対策も含め、クライアントを保護する責任があります。Trusted Wireless Environment Frameworkでは、中核として以下の3つの要素が挙げられます:

1. 優れたパフォーマンス:無線LAN環境におけるユーザ接続数や、クライアント密度に必要となるパフォーマンスを確保するために、セキュリティを犠牲にすべきではありません。
2. スケーラブルな管理:容易な設定と管理により、規模や複雑性に関係なく、無線ネットワーク全体を制御する必要があり、単一のインターフェースから無線LAN環境およびユーザの安全を守ることが大切です。
3. 実証済みの包括的なセキュリティ:多くのベンダーは、無線LANソリューションで提供されるセキュリティ機能に関して曖昧な点があります。一般的に知られる無線LANにおける6つの脅威カテゴリに対する自動保護機能を提供し、正規の外部アクセスポイント(AP)の同一空間内での運用を可能にするとともに、ユーザによる不正なWi-Fiアクセスポイントへの接続を制限することができるソリューションを構築するべきです。

無線LANソリューションのセキュリティ機能を高く評価
製品評価を実施している独立系調査会社Miercomは、ウォッチガードのクラウドマネージドのセキュアWi-Fiソリューションは、あらゆるタイプの無線LAN環境におけるセキュリティの脅威を自動で検知し、防御する唯一の製品であると報告しています。この結果は、新たなセキュリティの独自評価方法により、4つのトップクラスのWi-Fi製品を6つの主要なWi-Fiセキュリティ脅威(不正アクセスポイント、不正クライアント、隣接AP、アドホックネットワーク、悪魔の双子攻撃AP:スプーフィングされたSSID、構成ミスAP)に対する防御能力に関するテストに基づいています。本テストは、セキュリティの観点から無線LAN製品を分析するMiercomの初めての評価テストであり、多くの無線LAN APの組込型セキュリティにおける大きな問題点を明らかにしています。

MiercomのCEO、ロバート・スマイザース氏(Robert Smithers)は、以下のようにコメントしています。「無線LANの競合製品に関するセキュリティ機能のきめ細かい評価結果において、ウォッチガードのクラウドマネージドAP420 無線LANソリューションは、今日の無線LANセキュリティの脅威に対する検知および防御能力に対して非常に優れたパフォーマンスを発揮し、ここにMiercom Certified Secure認定の称号を授与します。典型的な無線LANソリューションのパフォーマンス比較では、顧客が導入の判断材料とすべき主要なセキュリティ基準が欠けているのは明白であり、これまで実施されたことのなかった本テストの結果は、業界内においてセキュリティの観点から従来の無線LAN製品を再評価する重要なきっかけになると思います。」

Miercomの評価において、ウォッチガードが、スループット速度を損ねず、数秒で6つの無線LAN攻撃カテゴリによる攻撃を自動で検知、防御する唯一の無線LANベンダーであると判断しています。

Verus、CEO、ケビン・ウィレット氏(Kevin Willette)のコメント
「無線LANは誰でも知っている成熟した製品カテゴリであり、ほとんどのベンダーの製品は似通っているため、私たちのような組織にとって無線サービスの領域で意義のある差別化を図ることが大変難しくなってきています。その点ウォッチガードのクラウドマネージドのセキュアWi-Fiソリューションは、我々のWi-Fiサービスに新たな価値をもたらし、お客様に対して、他の製品にみられる無線LANのパフォーマンスとセキュリティの不必要なトレードオフについて説明し、このような妥協を排除するソリューションを提供できるようになりました。Trusted Wireless Environment Frameworkにより、無線LANセキュリティ機能に関してこれまであいまいだった内容を明確にし、高速性だけでなく、安全でセキュアな無線ネットワークの構築が可能になります。」

ウォッチガードのセキュアな無線LANソリューションにより、信頼の置ける無線LAN環境を構築するために、VARやMSPはSecure Wi-FiまたはTotal Wi-Fiパッケージをご購入いただくことができます。無線のセキュリティに関する詳細については、以下よりMiercomレポートをダウンロードして下さい。
https://www.watchguard.com/wgrd-resource-center/wifi-security-report (英語版:日本語版は後日公開予定)

関連資料:
• Trusted Wireless Environmentソリューションページ
https://www.watchguard.com/wgrd-solutions/security-topics/trusted-wireless-environment
• レポート:ウォッチガードWi-Fiセキュリティとパフォーマンス評価(英語版:日本語版を後日公開予定)
https://www.watchguard.com/wgrd-resource-center/wifi-security-report
• セキュアなクラウドマネージドWi-Fiブローシャ
https://www.watchguard.co.jp/contents/docs/resource/Brochure_TWE_Wi-Fi_A4_JP.pdf


Miercomについて
Miercomは、これまで著名な業界誌や他の出版物で膨大な数のネットワーク製品分析を発表しており、先進の独立系の製品テストセンターとしての評価は揺るぎないものとなっています。Miercomの独自テストサービスには、競合製品分析や個別製品評価が含まれています。また、Certified Interoperable(互換性認定)、Certified Reliable(信頼性認定)、Certified Secure(安全性認定)、Certified Green(環境適応性認定)などの包括的な認定およびテストプログラムが用意されています。さらに製品のユーザビリティやパフォーマンスに関する業界でも最もきめ細かく、信頼されている評価システムであるPerformance Verified(パフォーマンス認定)プログラムによる製品評価も実施することができます。

【WatchGuard Technologiesについて】
WatchGuard(R)Technologiesは、ネットワークセキュリティ、セキュアWi-Fi、多要素認証、そしてネットワークインテリジェントを提供するグローバルリーダとして、全世界で約10,000社の販売パートナーとサービスプロバイダより80,000社以上の企業にエンタープライズクラスのセキュリティ製品とサービスを提供しています。ウォッチガードのミッションは、中堅・中小企業や分散型企業を含むすべての企業がエンタープライズレベルのセキュリティをシンプルに利用できるようにすることです。本社を米国ワシントン州シアトルに置き、北米、ヨーロッパ、アジア太平洋地区、中南米に支社を展開しています。日本法人であるウォッチガード・テクノロジー・ジャパン株式会社は、数多くのパートナーを通じて、国内で拡大する多様なセキュリティニーズへのソリューションを提供しています。詳細は http://www.watchguard.co.jp をご覧下さい。

さらなる詳細情報、プロモーション活動、最新動向はTwitter(@WatchGuardJapan)、Facebook(@WatchGuard.jp)、をフォローして下さい。また、最新の脅威に関するリアルタイム情報やその対策法はSecplicityJPまでアクセスして下さい。
SecplicityJP: https://www.watchguard.co.jp/security-news

WatchGuardは、WatchGuard Technologies, Inc.の登録商標です。その他の商標は各社に帰属します。

【本プレスリリースに関するお問合せ】
ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン株式会社
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URL: https://www.watchguard.co.jp