ITインフラのソリューション・ディストリビューターである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、米Kinetica 社(キネティカ社、本社:カリフォルニア州サンフランシスコ)とVAD(Value-Add Distributor)契約を締結し、同社と協力して「Networld AI センター」を開設することを発表します。
Kinetica社は、NVIDIA GPUに最適化されたインメモリデータベースを提供するベンダーで、APAC市場におけるデータベース分析に対する巨大な需要を見込んでおり、同地域での事業展開を拡充していますが、今回のネットワールドとの提携により、日本市場における事業を正式に開始することになります。
「Networld AI センター」は、NVIDIA GPUを搭載したサーバープラットフォーム上で、Kinetica社のデータベースソリューションのデモンストレーション、POC環境、機械学習やディープラーニングのトレーニングを提供するAIセンターとなり、2017年11月  中に稼働開始予定です。

NVIDIA GPU に対応したKineticaのGPUデータベースは、CPUをベースとした従来のデータベース管理システムと比較して、1 / 10のハードウェア投資コストで、100倍以上の高速データ処理が可能です。また、TesorFlowなどのライブラリもプリインテグレートされており、AIとBIをデータベースと同一のプラットフォーム上で実行するため、ビッグデータ分析システム全体のパフォーマンスを最大化することができます。KineticaはGPUの特性を利用し、高速OLAP、AIとBIのコンバージェンス、および、地理空間分析などのケースで多くの顧客に利用されています。
ネットワールドは、AI、ビッグデータ分析、ディープラーニングに向けたKineticaのソリューションを、IBM Power System S822LC for HPC(通称 Minsky)をはじめ、NVIDIA DGX-1、HPE、Cisco、DellなどのさまざまなGPU搭載サーバープラットフォームとともに、テレコム、Eコマース、製造業、IoT、金融サービスなどあらゆる分野の顧客やパートナーに提供します。

※Kinetica社のソリューション詳細は以下をご参照ください。
http://www.networld.co.jp/product/kinetica


◆ 日本の政府・企業が最重視するAI
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AI(人工知能)は、日本政府や民間企業が取り組む技術として最大の焦点として浮上しており、2045年までに121兆円の経済的収益を生み出すことが期待されています。世界市場における日本の将来の競争力を高め、AI技術の進歩における様々な機関間の多面的なアプローチを推進するため、日本政府は2016年に人工知能技術戦略会議を設置しています。
ネットワールドとKinetica社は、「Networld AI センター」をはじめとする協業により、AI、ディープラーニング、アナリティックス技術の発展を加速し、AI分野における世界のリーダーとしての日本の技術力向上を支援します。

Kinetica社のアジア太平洋担当副社長であるJoseph Leeは次のように述べています。
「日本の多くの企業は、日本政府の成長戦略の重要な柱であるAI技術の開発のための投資を増やしています。 KineticaはエンタープライズGPUとAIテクノロジーを利用してビジネス成果を推進する企業をサポートします。海外事例を提供しながら、Hadoopおよびデータウェアハウスをより高度化するソリューションを提供します。今回のネットワールドとの提携により、日本での事業を正式に開始することに興奮しています。幅広く適用可能なGPUアクセラレーションされたデータベースを使用することで、顧客は高度な分析機能を利用して、企業内の機械学習とAIの進歩をサポートすることができます。」

株式会社ネットワールド代表取締役社長 森田 晶一は次のように述べています。
「東京でNetworld AIセンターを立ち上げることを大変喜んでいます。我々は、企業がこれらの機械学習やAI技術、ビッグデータ分析を採用するお手伝いをしたいと考えています。このような技術の融合は、顧客と組織の仕組みを変えるものです。同センターは、さまざまな規模や業界の企業が生産性、革新性、運用プロセスを大幅に改善することを支援して参ります。」

エヌビディア合同会社の代表であり、NVIDIAのコーポレートセールス担当副社長である大崎真孝氏は次のように述べています。
「NVIDIA とパートナー関係にあるKineticaが日本市場に投資することに興奮しています。 NVIDIA DGX-1の比類のない処理能力は、Kineticaのデータベースの機能を強化し、企業がビジネスインテリジェンスを近代化できるようにします。業務上のボトルネックが減少するにつれて、企業はより迅速で正確なデータ駆動型の意思決定を行い、競争力を向上させることができます。これは、データ洪水の時代にある今日の多くのビジネスにとって重要です。」


◆「Networld AI センター」について
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◇住所:東京都千代田区西神田3-8-1 千代田ファーストビル東館2F
ネットワールド プリ・インテグレーションセンター(PIC)内
(神保町駅徒歩約5分 ネットワールド本社より徒歩約7分)
◇サービス開始:2017年11月  中
◇対 象:エンドユーザー、パートナー
◇主な設備:Kineticaデータベースを搭載したNVIDIA GPU搭載サーバー

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■Kineticaについて
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http://www.kinetica.com
カリフォルニア州サンフランシスコに本拠を置くKineticaは、データウェアハウス、高度な分析、ビジュアライゼーションを統合する唯一のGPUデータベースを提供し、機械学習や深層学習モデルの実行に最適化されています。 Kineticaを使用すると、ユーザーはミリ秒以内に高速で動く複雑なデータを採取、探索、分析、視覚化して、重要な意思決定と効率化、コスト削減、新たな収益の創出、顧客体験の向上を実現できます。金融サービス、小売、医療、公益事業、公共部門などの業種のお客様は、高速OLAP、AIとBIのコンバージェンス、および地理空間分析のためにKineticaを使用します。 Amazon、Cisco、Dell、Google、HP、IBM、Microsoft、NVIDIA、Tableauはクラウド、ハードウェア、サーバー、ソフトウェアパートナーのKineticaエコシステムの一部です。投資家には、Canvas Ventures、Citi Ventures、GreatPoint Ventures、Meritech Capital Partnersなどがあります。

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■ 株式会社ネットワールドについて
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http://www.networld.co.jp/
株式会社ネットワールドは、ITインフラストラクチャーのソリューション ディストリビューターとして、クラウド コンピューティング時代の企業IT基盤を変革する技術製品と関連サービスを提供しています。サーバー、ストレージやネットワーク、そしてアプリケーションやデスクトップの仮想化に早期から取り組み、次世代のITインフラストラクチャーのあるべき姿をリードしています。