2~3カ月を要したハード / ソフトウェア調達や環境構築作業を短期間で完了。システム開発の生産性と俊敏性を大幅に向上
ITインフラのソリューション・ディストリビューターである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区、代表取締役社長 岩本 敏男、以下 NTTデータ)が、開発生産性向上のために今年4月から運用開始した「統合開発クラウド」において、ネットワールドが扱う米Puppet(パペット)社のインフラ構成自動化ツール「Puppet Enterprise」(サポート付商用版)が導入されたことを発表します。
「Puppet Enterprise」は、ITインフラの設定や更新などの構成管理を、シンプルで分かり易い定義ファイルに基づいて自動化するソフトウェアで、膨大な数のプロジェクトごとに必要な開発環境やテスト環境の準備の作業負荷を大幅に低減することで、システム基盤構築期間の短縮を実現しました。
NTTデータでは、「統合開発クラウド」がビッグデータやIoT、AIなど、大量のリソースを必要とする分野でも大きな効果が発揮できると期待しており、また、協力会社も含めて利用を拡大するほか、海外子会社などへのグローバル展開も推進する計画で、今後も、ネットワールドの技術支援やサポートに期待が寄せられています。
◆ 導入の背景
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金融、公共、社会インフラ、製造、流通、教育など、幅広い分野にわたるITソリューションを展開する国内最大級のシステムインテグレーターであるNTTデータは、信頼性や堅牢性が欠かせない企業情報システムの開発、および、近年の最新デジタル技術を駆使した新たな価値創出ニーズに高いレベルで対応し、開発業務の生産性と俊敏性をさらに向上させるために、「統合開発クラウド」を構築しました。開発案件には高い機密性が求められるものが多く、従来は出社して開発業務を行う必要がありましたが、「統合開発クラウド」により、開発エンジニアの在宅勤務も可能となり、社内の働き方改革にも寄与しています。
NTTデータでは、膨大な数の開発プロジェクトが常時動いており、従来は機材の手配や環境構築などを、プロジェクトごとに個別に行っていましたが、最近はシステムの複雑化・大規模化が進んでいるため、開発環境やテスト環境を用意するだけでも多くの時間がかかります。そこで、このようなプロセスを省き、システム基盤構築期間の短縮のためにインフラ構築の自動化に着目しました。
◆ 選択のポイントと商用版のメリット
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インフラ構築の自動化ツールとして選択した「Puppet Enterprise」は、定義ファイル(マニフェスト)を作成することで、サーバーやスイッチなどの各種設定作業を自動的に実行し、開発エンジニアが必要とする環境を、極めてスピーディに提供することができます。マニフェストは、非常にシンプルで分かり易く、シェルスクリプトが書ければすぐに使えるため、プログラミングスキルのないインフラ担当者でも容易に扱える点が選定のポイントとなりました。「Puppet Enterprise」により、人為的な設定ミスによるトラブルの防止にもつながります。
Puppetにはオープンソース版もありますが、これらに用いられるミドルウェアなどを全て自分たちで試した上で、マニフェストを作り込まなくてはなりません。その点、Puppet社では、様々なDB / ミドルウェアに対応した品質担保済みモジュールを「Puppet Forge」というサイト上で公開しており、Enterprise版ユーザーはこれらのモジュールを自由に利用できるため、それぞれの開発プロジェクト向けの環境を効率よく用意できます。
さらに、モジュールの組み合わせの数は膨大なため、現在は十数パターンの組み合わせをリファレンスとして提供しています。たとえば、Web三層システムの要求があれば、Apache、Tomcat、PostgreSQL用の各モジュールを組み合わせて仮想サーバーをデプロイすることが可能です。また、「Puppet Enterprise」の次期リリースでは、こうした作業を開発エンジニア自身がセルフサービスで行える環境も提供する予定で、さらなる効率化とスピードアップが期待されます。
◆ 導入成果と今後の展開
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NTTデータは、「統合開発クラウド」に「Puppet Enterprise」を導入したことで、機材手配や環境構築など、従来2、3ヶ月かかっていた作業を、1日で済ませることも可能となり、準備に要する期間を大幅に短縮できました。また、テスト工程では、システムの動作や品質を確認するための検証環境を頻繁に使用しますが、検証はクリーンな環境で行う必要があるため、一度使用した環境で再度テストを行う際には、バックアップファイルなどを利用して初期状態に復元します。現在ではこうした作業も短時間で済むため、より付加価値の高い業務に注力できるようになりました。
今後、「統合開発クラウド」は、ビッグデータやIoT、AIなどの大量のリソースを必要とする分野でも、大きな効果が発揮できると期待されています。また、社内や協力会社での利用をさらに拡大していくほか、海外子会社などへのグローバル展開も推進する計画です。
ITインフラのソリューション・ディストリビューターである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区、代表取締役社長 岩本 敏男、以下 NTTデータ)が、開発生産性向上のために今年4月から運用開始した「統合開発クラウド」において、ネットワールドが扱う米Puppet(パペット)社のインフラ構成自動化ツール「Puppet Enterprise」(サポート付商用版)が導入されたことを発表します。
「Puppet Enterprise」は、ITインフラの設定や更新などの構成管理を、シンプルで分かり易い定義ファイルに基づいて自動化するソフトウェアで、膨大な数のプロジェクトごとに必要な開発環境やテスト環境の準備の作業負荷を大幅に低減することで、システム基盤構築期間の短縮を実現しました。
NTTデータでは、「統合開発クラウド」がビッグデータやIoT、AIなど、大量のリソースを必要とする分野でも大きな効果が発揮できると期待しており、また、協力会社も含めて利用を拡大するほか、海外子会社などへのグローバル展開も推進する計画で、今後も、ネットワールドの技術支援やサポートに期待が寄せられています。
◆ 導入の背景
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金融、公共、社会インフラ、製造、流通、教育など、幅広い分野にわたるITソリューションを展開する国内最大級のシステムインテグレーターであるNTTデータは、信頼性や堅牢性が欠かせない企業情報システムの開発、および、近年の最新デジタル技術を駆使した新たな価値創出ニーズに高いレベルで対応し、開発業務の生産性と俊敏性をさらに向上させるために、「統合開発クラウド」を構築しました。開発案件には高い機密性が求められるものが多く、従来は出社して開発業務を行う必要がありましたが、「統合開発クラウド」により、開発エンジニアの在宅勤務も可能となり、社内の働き方改革にも寄与しています。
NTTデータでは、膨大な数の開発プロジェクトが常時動いており、従来は機材の手配や環境構築などを、プロジェクトごとに個別に行っていましたが、最近はシステムの複雑化・大規模化が進んでいるため、開発環境やテスト環境を用意するだけでも多くの時間がかかります。そこで、このようなプロセスを省き、システム基盤構築期間の短縮のためにインフラ構築の自動化に着目しました。
◆ 選択のポイントと商用版のメリット
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インフラ構築の自動化ツールとして選択した「Puppet Enterprise」は、定義ファイル(マニフェスト)を作成することで、サーバーやスイッチなどの各種設定作業を自動的に実行し、開発エンジニアが必要とする環境を、極めてスピーディに提供することができます。マニフェストは、非常にシンプルで分かり易く、シェルスクリプトが書ければすぐに使えるため、プログラミングスキルのないインフラ担当者でも容易に扱える点が選定のポイントとなりました。「Puppet Enterprise」により、人為的な設定ミスによるトラブルの防止にもつながります。
Puppetにはオープンソース版もありますが、これらに用いられるミドルウェアなどを全て自分たちで試した上で、マニフェストを作り込まなくてはなりません。その点、Puppet社では、様々なDB / ミドルウェアに対応した品質担保済みモジュールを「Puppet Forge」というサイト上で公開しており、Enterprise版ユーザーはこれらのモジュールを自由に利用できるため、それぞれの開発プロジェクト向けの環境を効率よく用意できます。
さらに、モジュールの組み合わせの数は膨大なため、現在は十数パターンの組み合わせをリファレンスとして提供しています。たとえば、Web三層システムの要求があれば、Apache、Tomcat、PostgreSQL用の各モジュールを組み合わせて仮想サーバーをデプロイすることが可能です。また、「Puppet Enterprise」の次期リリースでは、こうした作業を開発エンジニア自身がセルフサービスで行える環境も提供する予定で、さらなる効率化とスピードアップが期待されます。
◆ 導入成果と今後の展開
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NTTデータは、「統合開発クラウド」に「Puppet Enterprise」を導入したことで、機材手配や環境構築など、従来2、3ヶ月かかっていた作業を、1日で済ませることも可能となり、準備に要する期間を大幅に短縮できました。また、テスト工程では、システムの動作や品質を確認するための検証環境を頻繁に使用しますが、検証はクリーンな環境で行う必要があるため、一度使用した環境で再度テストを行う際には、バックアップファイルなどを利用して初期状態に復元します。現在ではこうした作業も短時間で済むため、より付加価値の高い業務に注力できるようになりました。
今後、「統合開発クラウド」は、ビッグデータやIoT、AIなどの大量のリソースを必要とする分野でも、大きな効果が発揮できると期待されています。また、社内や協力会社での利用をさらに拡大していくほか、海外子会社などへのグローバル展開も推進する計画です。