日本僑報電子週刊、「湖南省被災地への温かなご支援を」在日湖南人が呼びかけを掲載

7月12日  に配信されたメルマガ日本僑報電子週刊第1285号に、「湖南省被災地への温かなご支援を」とテーマにした在日湖南人が呼びかけを掲載した。

このたびの九州地方の大雨により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

これも地球温暖化の影響なのでしょうか? じつは私(段躍中)のふるさと中国湖南省でも6月以降、記録的な大雨が続き、被害が拡大しています。

報道によれば6月22日以降、被災地は省内14市州にわたり、これまでに確認されただけで33人が死亡、被災者は約1146万人、倒壊家屋は1万3000戸、さらに農作物にも甚大な被害が出ています。直接的な経済損失は、約295億元(1元は約17円)に上ると見られています。また、6月1日から7月2日までの省内平均降雨量は452.9mmで、これは1951年からの観測史上において最大雨量を記録したそうです。

このように深刻な状況を受け、私たち在日の湖南人と湖南人団体は急きょ「在日湖南人社団連盟」を結成し、被災地への義援金募金活動を行うことになりました。現在、在日湖南人をはじめ華僑、華人、日本各界の方々に広く呼びかけています。

※ 義援金送付方法は、こちらのリンク先をご確認ください(送付は9月10日まで)。

呼びかけ文に書かれた銀行口座以外、下記の口座も使えます。
郵便振替口座番号 00110-5-763289 湖南会
通信欄に「湖南水害義援金」と明記ください。

九州北部の被災地の一日も早い復興と、被災された皆様の安全とご健康を願うとともに、湖南省被災地への温かなご支援も併せてよろしくお願いいたします!

詳細 http://duan.exblog.jp/24846021/

付録 湖南省の地理と歴史[Wikipediaより]

北は湖北省、東は江西省、南は広東省と広西チワン族自治区、西は貴州省と重慶市に接する。

長江中下流に位置し、洞庭湖の南に広がるため、湖南と呼ばれる。北部は洞庭湖平野、中部は丘陵地帯、南部は山岳地帯となっている。水稲生産が盛んで、中国の主要な米産地である。南の広東・広西両省区との間には南嶺山脈が走る。

主な河川は長江で、湖南省内を貫く河川は洞庭湖を経て長江に流入する。洞庭湖に入る「湖南省四大河川」には、湘江、資江、沅江(げんこう)、澧水(れいすい)がある。その他の河川には、汨羅江(べきらこう)や、湘江の支流・瀟水(しょうすい)などがあり、いずれも水運に利用されている。

歴史 古代は楚の国があったと言われ、神農ともゆかりがあった。唐代に入り、湖南の名が使われ始める。1664年、清朝のもとで湖南省が成立した。19世紀半ばの太平天国の乱では、同省出身の曽国藩が湘軍を率いて鎮圧に活躍した。曽国藩だけでなく、清末の諸改革において譚嗣同や唐才常などの人材を輩出し、20世紀には中国共産党の中心となる毛沢東、劉少奇、胡耀邦などを輩出した。