オンラインレスポンスとバッチ処理性能の大幅な向上を実現
遠隔レプリケーション環境を構築し、日次バックアップ時間も約1/15に短縮
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ITインフラのソリューション・ディストリビューターである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、マルキン食品株式会社(本社:熊本市、代表取締役社長 吉良扶佐子)が、受注・販売管理システムなどの基幹業務用ストレージ基盤刷新プロジェクトにおいて、ネットワールドが扱うユニファイドストレージ「Dell EMC Unity」と重複排除バックアップストレージ「Dell EMC Data Domain」を採用し、本格稼働開始したことを発表します。
マルキン食品のストレージシステムは、従来よりDell EMC製品で、約5年間トラブルなく稼働していましたが、ピーク時にもレスポンスが低下せず柔軟に拡張できる基盤を実現するために、新しく「Dell EMC Unity」を導入して、オンラインレスポンスを大幅に向上させ、バッチ処理性能も大幅に改善しました。受注から納品までのリードタイムを短縮に寄与し、将来の事業拡充にも柔軟に対応可能なストレージ基盤が実現しました。
また、従来はバックアップ用ストレージを本社内に置いていましたが、熊本地震を教訓としてBCPを強化するために、「Dell EMC Data Domain」を本社と遠隔地の2拠点に配置し、遠隔地へのデータレプリケーションを可能にしました。従来は約10時間かかっていた日次処理時間も1/15程度に短縮されました。
システムの構築・サポートは、ネットワールドのパートナーである株式会社三菱電機ビジネスシステム(本社:東京都中野区、取締役社長 川上 眞二)が担当しました。マルキン食品は、24時間・365日止まることのない日配品の業務を支え、新たな市場ニーズに即応していくために、より最適なICT基盤の実現を目指しており、ネットワールドと三菱電機ビジネスシステムの支援が期待されています。
◆ 導入の背景
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創業100年を超える老舗食品メーカーであるマルキン食品は納豆や豆腐、こんにゃく、ところてん、辛子れんこんなど、多彩な商品群を展開。業務への先進ICT活用も意欲的に推進しており、受注から製造、納品までのリードタイムをより短縮するために高い性能と柔軟性を備えたICT基盤が不可欠です。今回は、受注・販売管理システムなどのインフラとなるストレージ基盤を刷新し、性能と柔軟性の向上、および、バックアップ / DR(災害対策)環境の構築という2つの課題に取り組みました。
従来のストレージシステムは約5年間トラブルなく無停止で業務を継続できましたが、容量増設などの作業に手間が掛かったり、ピーク時にレスポンスが低下するといった問題がありました。
また、2016年4月 に発生した熊本地震で、同社のシステムには被害がありませんでしたが、BCP強化の重要性を改めて痛感し、従来は本社サーバールーム内にバックアップ用ストレージを置いていましたが、遠隔地へのデータレプリケーションを行うことを決断しました。
◆ 選択のポイントと効果]
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◇ Dell EMC Unity
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ストレージ基盤の性能と柔軟性を向上させるために、性能とコストのバランスに優れており、将来の拡張も容易であることからユニファイドストレージ「Dell EMC Unity」を選択し、「Dell EMC Unity 300」を2台導入。独自の自動階層化機能「FAST」により、高速なSSDをストレージの2次キャッシュとして利用したり(FAST Cache)、アクセス頻度に応じてデータの配置を変える(FAST VP)ことが可能である点も選択のポイントとなりました。
マルキン食品では、朝・昼・夕方の1日3回受注処理が集中しますが、新しいストレージ基盤によりオンラインレスポンスが向上し、現場ユーザーからも「ピーク時の応答が速くなった」と高く評価されており、お客様の注文に素早く対応するために大きな効果を発揮しています。
また、豆腐工場は明け方から稼動を開始するため、午前2~3時頃までにはバッチ処理を終える必要がありますが、新システム導入で、バッチ処理も大幅な性能改善が図られ、余裕を持って対応できるようになりました。
◇ Dell EMC Data Domain
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BCPを強化するためのバックアップ / DRには、重複排除機能を備えた「Dell EMC Data Domain」を選択。2台の「Dell EMC Data Domain 2200」を本社と遠隔地の拠点に配置し、万一本社が被災した際にも、拠点側のデータを利用して迅速に業務を復旧できる環境を実現。重複排除機能により、差分データだけを転送するためネットワークに負担を掛けることなく短時間でレプリケーションを行うことができ、バックアップデータの容量増加も最小限に抑えられています。
また、毎回長い時間を掛けてフルバックアップを行っていた旧環境と比較して、ローカルでのバックアップも効率的に行えるようになり、従来は約10時間かかっていた日次処理が約40分へと1/15程度に短縮。以前は翌朝になってもバックアップが終わらないケースがありましたが、現在ではこうした問題も解消しています。
マルキン食品では、今回の成果をふまえて、他のシステムのバックアップにも「Dell EMC Data Domain」の適用を拡げていく考えです。
遠隔レプリケーション環境を構築し、日次バックアップ時間も約1/15に短縮
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ITインフラのソリューション・ディストリビューターである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、マルキン食品株式会社(本社:熊本市、代表取締役社長 吉良扶佐子)が、受注・販売管理システムなどの基幹業務用ストレージ基盤刷新プロジェクトにおいて、ネットワールドが扱うユニファイドストレージ「Dell EMC Unity」と重複排除バックアップストレージ「Dell EMC Data Domain」を採用し、本格稼働開始したことを発表します。
マルキン食品のストレージシステムは、従来よりDell EMC製品で、約5年間トラブルなく稼働していましたが、ピーク時にもレスポンスが低下せず柔軟に拡張できる基盤を実現するために、新しく「Dell EMC Unity」を導入して、オンラインレスポンスを大幅に向上させ、バッチ処理性能も大幅に改善しました。受注から納品までのリードタイムを短縮に寄与し、将来の事業拡充にも柔軟に対応可能なストレージ基盤が実現しました。
また、従来はバックアップ用ストレージを本社内に置いていましたが、熊本地震を教訓としてBCPを強化するために、「Dell EMC Data Domain」を本社と遠隔地の2拠点に配置し、遠隔地へのデータレプリケーションを可能にしました。従来は約10時間かかっていた日次処理時間も1/15程度に短縮されました。
システムの構築・サポートは、ネットワールドのパートナーである株式会社三菱電機ビジネスシステム(本社:東京都中野区、取締役社長 川上 眞二)が担当しました。マルキン食品は、24時間・365日止まることのない日配品の業務を支え、新たな市場ニーズに即応していくために、より最適なICT基盤の実現を目指しており、ネットワールドと三菱電機ビジネスシステムの支援が期待されています。
◆ 導入の背景
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創業100年を超える老舗食品メーカーであるマルキン食品は納豆や豆腐、こんにゃく、ところてん、辛子れんこんなど、多彩な商品群を展開。業務への先進ICT活用も意欲的に推進しており、受注から製造、納品までのリードタイムをより短縮するために高い性能と柔軟性を備えたICT基盤が不可欠です。今回は、受注・販売管理システムなどのインフラとなるストレージ基盤を刷新し、性能と柔軟性の向上、および、バックアップ / DR(災害対策)環境の構築という2つの課題に取り組みました。
従来のストレージシステムは約5年間トラブルなく無停止で業務を継続できましたが、容量増設などの作業に手間が掛かったり、ピーク時にレスポンスが低下するといった問題がありました。
また、2016年4月 に発生した熊本地震で、同社のシステムには被害がありませんでしたが、BCP強化の重要性を改めて痛感し、従来は本社サーバールーム内にバックアップ用ストレージを置いていましたが、遠隔地へのデータレプリケーションを行うことを決断しました。
◆ 選択のポイントと効果]
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◇ Dell EMC Unity
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ストレージ基盤の性能と柔軟性を向上させるために、性能とコストのバランスに優れており、将来の拡張も容易であることからユニファイドストレージ「Dell EMC Unity」を選択し、「Dell EMC Unity 300」を2台導入。独自の自動階層化機能「FAST」により、高速なSSDをストレージの2次キャッシュとして利用したり(FAST Cache)、アクセス頻度に応じてデータの配置を変える(FAST VP)ことが可能である点も選択のポイントとなりました。
マルキン食品では、朝・昼・夕方の1日3回受注処理が集中しますが、新しいストレージ基盤によりオンラインレスポンスが向上し、現場ユーザーからも「ピーク時の応答が速くなった」と高く評価されており、お客様の注文に素早く対応するために大きな効果を発揮しています。
また、豆腐工場は明け方から稼動を開始するため、午前2~3時頃までにはバッチ処理を終える必要がありますが、新システム導入で、バッチ処理も大幅な性能改善が図られ、余裕を持って対応できるようになりました。
◇ Dell EMC Data Domain
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BCPを強化するためのバックアップ / DRには、重複排除機能を備えた「Dell EMC Data Domain」を選択。2台の「Dell EMC Data Domain 2200」を本社と遠隔地の拠点に配置し、万一本社が被災した際にも、拠点側のデータを利用して迅速に業務を復旧できる環境を実現。重複排除機能により、差分データだけを転送するためネットワークに負担を掛けることなく短時間でレプリケーションを行うことができ、バックアップデータの容量増加も最小限に抑えられています。
また、毎回長い時間を掛けてフルバックアップを行っていた旧環境と比較して、ローカルでのバックアップも効率的に行えるようになり、従来は約10時間かかっていた日次処理が約40分へと1/15程度に短縮。以前は翌朝になってもバックアップが終わらないケースがありましたが、現在ではこうした問題も解消しています。
マルキン食品では、今回の成果をふまえて、他のシステムのバックアップにも「Dell EMC Data Domain」の適用を拡げていく考えです。