サイバーセキュリティのリーディングプロバイダーであるエフセキュア株式会社(本社: 東京都港区、カントリーマネージャ キース・マーティン)は、Salesforce上で共有される悪意のあるコンテンツを含むリンクとファイルをチェックするセキュリティソリューション「F-Secure Cloud Protection for Salesforce」を発表します。
これは、エフセキュア(F-Secure、本社:ヘルシンキ)が、去る10月5日  、米サンフランシスコで開催されたセールスフォース主催「Dreamforce 2016」で発表し、現在最初のお客様とパイロット運用を実施中で、2017年には全世界で展開する予定です。


クラウドコンピューティングサービスが企業に多くの利益をもたらすことは反論の余地はなく、多くの企業がITインフラの一部、またはすべてをクラウドサービスに移行することに強い関心を示しています。そして、この傾向がパブリッククラウドサービスプロバイダーの巨大な市場を生み出しており、ガートナーは、世界のパブリッククラウドサービスの市場が、2016年には16.5%増加し、2,040億ドルに達すると予測しています(※)。

また、多くの企業にとってセキュリティを向上させることがトレンドになっていますが、エフセキュアの最高技術責任者(CTO)、ミカ・ストールバーグによると、ひとつ注意点があると言います。
「クラウドのエコシステムにおいて、セキュリティは、サービスプロバイダーとユーザーとの連帯責任です。クラウドサービスを利用する企業は、そのサービスを利用して顧客と交換するコンテンツに責任があり、コンテンツを安全に保つ支援をするソリューションは、今後、クラウドの安全を確保する上で大きな役割を果たすことになるでしょう。セールスフォースによって、エフセキュアのようなセキュリティプロバイダーがリンクやファイルをチェックすることで、包括的なセキュリティアプローチを強化できます。」


「F-Secure Cloud Protection for Salesforce」は、エフセキュアのセキュリティサービス「F-Secure Security Cloud」のリアルタイムスレットインテリジェンスやサンドボックスなどの各種機能を使用して、リンクやファイルが安全であることを検証しますが、Salesforceの使用や性能を妨げることはありません。そして、悪意があると確認されたファイルやリンクは、拡散したり使用されないように、「F-Secure Cloud Protection for Salesforce」がブロックして隔離し、その後、管理者がさらなる分析とアクションをとれるよう、記録してフラグが付けられます。
「F-Secure Cloud Protection for Salesforce」は、使いやすさとセキュリティを念頭に構築されており、管理者は、様々な異なるアクションが選択可能で、ユーザーに対して表示するメッセージをカスタマイズすることができます。このアプローチは、マルウエアを拡散するためにクラウドを悪用するサイバー攻撃を防ぐだけではなく、IT管理者が、調査して脅威に対応し、自社のセキュリティを長期的に改善できるようにします。


エフセキュアの戦略・経営企画担当、ユルキ・トゥロカスは次のように述べています。
「クラウドは大きなITのトレンドであり、企業はそれを活用するために迅速に動いています。企業のクラウドへの移行は進む一方で、この環境に対し、エフセキュアのセキュリティ技術と経験の提供を望む需要はかなりあります。したがって、エフセキュアが持つ現在の能力をクラウドに適用する努力だけでなく、クラウドサービスプロバイダーとそのお客様に対して長期的にセキュリティと安心をもたらすために新しいタイプの保護を開発する努力もしていきます。」


※出典:ガートナー プレスリリース
「全世界のパブリッククラウドサービス市場が2016年に2,040億ドルに達すると予想」
http://www.gartner.com/newsroom/id/3188817


「F-Secure Cloud Protection for Salesforce」の詳細は以下をご参照ください。
https://campaigns.f-secure.com/salesforce/

「F-Secure Security Cloud」の詳細は以下をご参照ください。
https://www.f-secure.com/documents/996508/1030745/security_cloud.pdf


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■エフセキュアについて
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https://www.f-secure.com/ja_JP/
エフセキュアは、オンラインセキュリティおよびプライバシー保護を提供するフィンランドの企業です。エフセキュアの製品は数多くの受賞実績があり、クライムウェアから企業へのサイバー攻撃にいたる全ての脅威から人々と企業を守ってきました。現在、世界40か国以上、6,000以上のパートナーが販売しており、また、200以上のクラウドサービスでも提供されています。エフセキュアは、1988年に創業し、NASDAQ OMX Helsinki Ltdに上場しています。エフセキュア株式会社は、エフセキュア社100%出資の現地法人として1999年に設立され、以降、増収を続けながら順調に企業規模を拡大しています。