2016 年 3 月 4 日(金)東京発―ディスク暗号化ソフトウェアの先進企業、WinMagic Inc. の日本法人であるウィンマジック・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、カントリーマネージャー:石山 勉、以下ウィンマジック)は本日、IaaS(Infrastructure as a Service)上で稼働する仮想マシンを暗号化するセキュリティソフトウェアを発表しました。 SecureDoc CloudVM は、仮想環境に保存されている重要資産の保護に対する懸念の高まりに対応した企業向け暗号化ソリューションであり、アプリケーションアウェアのインテリジェントな鍵管理を通じて、パブリック、プライベート、およびハイブリッドクラウド環境で稼働する Windows ベースのプラットフォームをサポートします。

SecureDoc CloudVM が備えるアプリケーションアウェアのインテリジェントな鍵管理機能では、どの部分がどのように暗号化されているかが一目瞭然で把握できるようになっています。エンドポイント、ファイルサーバ、仮想サーバ、企業内ファイルの同期/共有(EFSS)ソリューション、並びに IoT(Internet of Things)のインスタンスを含む、広範なレイヤにわたる鍵管理システムを制御することにより、仮想環境での可視性を高め、データセキュリティを強化しています。SecureDoc CloudVM のアプリケーションアウェアのインテリジェントな鍵管理機能は、仮想化されたワークロードに対する独自の鍵管理およびポリシー管理により、複数の暗号化レイヤの保護および関連鍵や証明書の管理に関わる問題を軽減します。

20 年もの長期にわたり、ウィンマジックは高度なセキュリティと柔軟性を兼ね備えた SecureDoc ソリューションの提供を通じて、容易なデータ保護を実現してきました。SecureDoc は、ノート/デスクトップ PC、サーバ、そしてリムーバブルメディアに保存されている機密データを強力に保護し、企業や組織のプライバシーやセキュリティの法規制に対するコンプライアンスを支援します。SecureDoc によって、業界でもっとも堅牢な暗号機能とセキュリティサポートが提供され、お客様は企業内の暗号化に関連するすべての要素を管理することが可能になります。

「職場での拡張性と効率性におけるコスト効果の高い方法として、多くの組織がクラウドを活用し始めている中で、パブリック、プライベート、そしてハイブリッドクラウド環境にわたる適正なデータセキュリティの欠如に対する注目が高まっています」と、ウィンマジックのクラウドソリューション担当副社長を務める James LaPalme は述べています。「SecureDoc CloudVM は、ビジネスにとって重要なクラウド上のデータに関する不安を払拭する製品だと言えます。ウィンマジックは、クラウドのタイプを問わない暗号化のアプローチにより、IT部門が再び鍵管理を制御できるようになるとともに、仮想化されたワークロードに保存されているデータの保護とセキュリティを確保できるようにお手伝いします。」

SecureDoc CloudVM の主な機能と特長を以下に紹介します:

・インテリジェントな一元鍵管理:SecureDoc CloudVM では、エンドポイントからクラウド、IoT まで暗号化の一元プラットフォーム管理機能を提供します。仮想データが保存されているパブリック、プライベート、そしてハイブリッドクラウド環境のすべてにわたり他のフルディスク暗号化機能と併用して適用することができます。
・Windows保護:SecureDoc CloudVM は、パブリック、プライベート、およびハイブリッドクラウドインスタンスで稼働するWindowsのみの環境に対して、仮想マシンを完全に暗号化することができます。
・コンプライアンスおよび監査レポート機能:SecureDoc CloudVM により、IT部門は安心して法的または業界基準に基づき、機密データを暗号化することができます。

最近実施された調査において、クラウドの導入が進んでいるにもかかわらず、仮想環境に保存されている機密データは常に安全であるとは言えないことが判明し、今回発表したウィンマジックの製品は、この調査結果に対する一つの解を与えています。クラウドコンピューティングサービスやソリューションを現在使用している、あるいは今後使用する予定である 150 名の IT 責任者を対象として、ウィンマジックがスポンサーとなり 2015 年 12 月に Spiceworks が実施したオンライン調査では、プライベートクラウドまたはパブリッククラウドのデータが完全に安全であると考えている IT 責任者は非常に少ないことが分かりました(プライベートクラウド:29%、パブリッククラウド:11%)。しかしながら、仮想環境に保存されたデータを実際に暗号化する場合、最も多かったのがネットワークトラフィックの暗号化でデータの安全を図るといったアプローチであり(53%)、ディスク/デバイスレベルで暗号化している、またはする予定であると回答した者はわずか 3 分の 1 でした。

ウィンマジックのCOOを務める Mark Hickman は、次のように説明しています。「この調査結果は、クラウドの導入は引き続き将来および現在の IT 投資の最優先事項であるとはいえ、こうした仮想環境に保存されているデータが果たして安全なのかどうか確信が持てていないことが証明されています。皮肉なことに、プライベートとパブリッククラウドの両方の環境におけるセキュリティに自信がないものの、企業はそれでもデータを保護するための十分な対策を立てていません。SecureDoc CloudVM は、企業に対する注意喚起になるものであり、クラウド環境に保存されているデータの安全を確保する確実なアプローチを採用する場合、データの暗号化が最優先となるはずです。」

SecureDoc CloudVM は、現在ベータ版が利用可能であり、完全リリース版の発表は 2016 年春を予定しています。同製品は、ウィンマジックのフラグシップソリューションである SecureDoc および最近発表した SecureDoc CloudSync ソリューションの拡張版であり、Windows、Mac、iOS、Android などの企業プラットフォームに適用される EFSS サービスに同期される前に、エンドポイントでファイルを暗号します。マイクロソフト社が提供し、広く普及している暗号化機能である BitLocker を利用しているお客様は、SecureDoc を導入して BitLocker を管理しています。SecureDoc を活用することで、パスワードのリセットやユーザへの迅速なサービスの提供などの暗号化に関連するさまざまな課題が解決できます。さらに、SecureDoc は TCG(Trusted Computer Group)Opal 準拠ドライブ、アップル社のネイティブ暗号機能である FileVault 2、そして SecureDoc 自身が備える FIPS 140-2 認証のソフトウェア暗号など、多様な暗号化手法を管理することができます。このように、SecureDoc は最先端のデータストレージのアプローチや主要なオペレーティングシステムに対応し、お客様が直面する暗号化の管理につきもののさまざまな問題を解決すると同時に、優れたデータ保護を実現します。

Spiceworks の調査方法
ウィンマジックがスポンサーとなり、2015 年 12 月に Spiceworks より実施された調査は、クラウドセキュリティに対する認識や、クラウドサービスに関わるメリットおよび課題を含め、組織がどのようにクラウドコンピューティング環境でデータセキュリティを確保しているかを理解することを目的しています。本調査は、オンラインにて米国在住の 150 名の IT 責任者を対象として実施されました。クラウドコンピューティングサービスまたはソリューションを現在使用している、または今後使用予定であること、並びにクラウドコンピューティングや IT セキュリティサービスやソリューションの導入に際して、社内における意思決定者であることを回答者の条件としました。

【ウィンマジックについて】
ウィンマジックは、あらゆる暗号化に対応するインテリジェントな鍵管理機能を備え、堅牢で管理も容易な使いやすいデータセキュリティソリューションを提供しています。ウィンマジックの SecureDoc は、保存場所を問わずデータの安全を確保し、あらゆるオペレーティングシステムにわたり、エンタープライズグレードのデータ暗号化およびアプリケーションアウェアのインテリジェントな鍵管理ポリシーを提供します。SecureDoc はワールドワイドで多くの企業や政府系機関に採用されており、ビジネスリスクの低減、プライバシーおよび規制コンプライアンス要件への準拠、また不正アクセスからの貴重な情報資産の保護を実現しています。

ウィンマジックもしくは SecureDoc製品に関する詳しい情報は、Web サイト http://www.winmagic.com/jp をご覧いただくか、お電話()、または E メール( )にてお問い合わせください。

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