より正確な電力計測の実現で、高効率なデータセンターのマネジメントをサポート
コントローラー部分をホットスワップで脱着可能
データセンターインフラ / エネルギー管理ソリューションのリーディングプロバイダであるラリタン・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、米国本社:ニュージャージー州サマセット、以下 ラリタン)は、データセンターにおけるラック内のサーバーやストレージなど機器に電源を供給するインテリジェントPDU(Power Distribution Unit:電源タップ)の最新シリーズとして「PX3」を発表し、その最上位モデル「PX3-5000シリーズ」を、6月22日 より国内において販売開始します。
「PX3」は、1W単位での消費電力計測を可能にし、ラッチ型リレーの採用による省電力設計が特長で、現行製品のPX2シリーズと比較して最上位モデルの「PX3-5000シリーズ」では67%の省電力化を実現しています。また、データセンターインフラの効率的かつ安全な運用管理を支援するための機能を拡張しています。
ラリタンのインテリジェントPDUは電源管理用のコンピュータ(コントローラ)を内蔵しており、PDU全体またはコンセント単位で、電流(A)、電圧(V)、電力(kVA、kW)、電力量(kWh)、力率(Pf)を、業界最高峰の電力計測精度(±1%)でリアルタイムに計測し、リモートからWebブラウザ経由やSNMP等で管理することが可能です。また、ラック内の電源管理にとどまらず、各種環境センサーなどを接続できるセンサー用ポートやWebカメラなどを接続可能なUSBポートを備え、ラック周辺の環境情報(温度、湿度、気流、差圧、水漏れなど)管理やアセット管理を支援します。さらには、ラリタンのDCIMモニタリングソフトウェア「Power IQ」と統合して、データセンターの電力インフラ全体を効果的に管理することが可能です。
今回発表する最新の「PX3-5000シリーズ」は、ラリタンのインテリジェントPDU製品の第3世代に当たり、ラッチ型リレーをインテリジェントPDUで採用しつつ、PDUの各コンセントへの通電をシーケンス制御できる設計(※特許出願中)で、一度に大量の電流が流れる突入電流を防ぐこともでき、万一の電源障害からの復旧時にも安全性が確保されます。
また、コントローラー部分をホットスワップで脱着可能にしたことで、万一コントローラー部分が故障した場合でも、給電を止めずにコントローラー部の交換・修理が可能となりました。これまで一部のお客様からインテリジェントPDU導入検討の潜在的リスクとして懸案されていた課題に新たに対応したことで、より多くのお客様に訴求できることになります。
さらに、昨今のクラウドプラットフォームや高密度に集約されたラック環境では高温対応が重要な課題であり、今回の「PX3シリーズ」では、全モデルで60℃の最高動作温度に対応しています。
また、「PX3シリーズ」は、USBポートを従来の2ポートから3ポート(USB-A x2ポート、USB-B x1ポート)に増強したことで、カスケード接続、Webカメラ接続、USBメモリ―接続による設定、USB機器の充電などがより柔軟に行えます。その他、PDUに搭載されているディスプレイをLCDカラーディスプレイにして見やすくし、サーキットブレーカー部分の形状を改良しています。
今回国内販売開始する「PX3-5000シリーズ」は、入力電圧(V)、最大供給電流(A)、PDU形状、入力プラグ/出力コンセント形状などの違いにより全7モデルです。
また、今後の市場動向及びお客様の要望に応じて、「PX3-1000シリーズ」(PDUレベル電力計測)なども順次発売を予定しています。
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※ラリタンの特許出願中技術について
ラッチ型リレーは、リレーの開閉状態を維持するために電流を流し続ける必要がないため、電力消費を制限する場合に有効です。ラリタンは、ラッチ型リレーを採用しながら、コンセント(アウトレット)への電源投入の順序を設定する方式について特許を出願中です。
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◆「PX3シリーズ」の特長
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(1)~(7)がPX3の新しい特長、(8)~(11)は、従来のPX2シリーズと共通の特長です。
(1) 消費電力を1Wから1%の高精度で計測可能
(2) ラッチ型リレーを採用した従来比67%省エネ設計。ラッチリレーでシーケンス制御可能(特許出願中)にし、突入電流を防止
(3) コントローラー部分をホットスワップで脱着可能。コントローラー部分のみを交換・修理可能
(4) 60℃の高温環境対応
(5) PDU本体のディスプレイがLCDカラーディスプレイになり、デジタル表示でオンサイトでの視認性、操作性向上
(6) USB-Aポートを拡充し3つのUSBポート(USB-A x2ポート、USB-B x1ポート)を搭載。USBカスケード接続や、Webカメラ接続、USBメモリ―によるバルクコンフィグ設定などの運用面の向上
(7) 30A以上のモデルに搭載するサーキットブレーカー部分の形状をロープロファイル設計に変更
(8) インテリジェントPDUでは最高レベルの消費電力量計測精度(±1%)を実現。
(9) 業界屈指の豊富なケーブル抜け止めオプション(セキュアロック電源ケーブル、ロッキングアウトレット、抜け止めクリップ)で、不測のケーブル抜けによるダウンタイムを防止
(10) 温度・湿度センサーとの連携で、ラック回りの温度監視、および、環境変化に応じたリモートからの機器制御ができるだけでなく、気圧、気流など豊富なセンサーとの連携もサポート
(11) 筐体の色は、標準の黒だけでなく、合計10色から選択可能。電源系統別に色分け対応可能
◆「PX3-5000シリーズ」の主な仕様と販売について
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◇ PDU形状:1Uまたは0U(ラック内に垂直に設置しPDUを収容するユニットスペースは不要)
◇ 入力電圧:AC100Vまたは200V
◇ 最大供給電流:30A / 20A / 15A
◇ 出力コンセント(アウトレット)数:8~24個
◇ 販売開始:2015年6月22日
◇ 販売価格:オープン価格(市場想定価格 約10万円/税別~)
※新製品の写真およびスペック表を以下に掲載しています
http://www.raritan.com/jp/about-us/newsroom/detail/raritans-new-3rd-generation-ipdus-px3
コントローラー部分をホットスワップで脱着可能
データセンターインフラ / エネルギー管理ソリューションのリーディングプロバイダであるラリタン・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、米国本社:ニュージャージー州サマセット、以下 ラリタン)は、データセンターにおけるラック内のサーバーやストレージなど機器に電源を供給するインテリジェントPDU(Power Distribution Unit:電源タップ)の最新シリーズとして「PX3」を発表し、その最上位モデル「PX3-5000シリーズ」を、6月22日 より国内において販売開始します。
「PX3」は、1W単位での消費電力計測を可能にし、ラッチ型リレーの採用による省電力設計が特長で、現行製品のPX2シリーズと比較して最上位モデルの「PX3-5000シリーズ」では67%の省電力化を実現しています。また、データセンターインフラの効率的かつ安全な運用管理を支援するための機能を拡張しています。
ラリタンのインテリジェントPDUは電源管理用のコンピュータ(コントローラ)を内蔵しており、PDU全体またはコンセント単位で、電流(A)、電圧(V)、電力(kVA、kW)、電力量(kWh)、力率(Pf)を、業界最高峰の電力計測精度(±1%)でリアルタイムに計測し、リモートからWebブラウザ経由やSNMP等で管理することが可能です。また、ラック内の電源管理にとどまらず、各種環境センサーなどを接続できるセンサー用ポートやWebカメラなどを接続可能なUSBポートを備え、ラック周辺の環境情報(温度、湿度、気流、差圧、水漏れなど)管理やアセット管理を支援します。さらには、ラリタンのDCIMモニタリングソフトウェア「Power IQ」と統合して、データセンターの電力インフラ全体を効果的に管理することが可能です。
今回発表する最新の「PX3-5000シリーズ」は、ラリタンのインテリジェントPDU製品の第3世代に当たり、ラッチ型リレーをインテリジェントPDUで採用しつつ、PDUの各コンセントへの通電をシーケンス制御できる設計(※特許出願中)で、一度に大量の電流が流れる突入電流を防ぐこともでき、万一の電源障害からの復旧時にも安全性が確保されます。
また、コントローラー部分をホットスワップで脱着可能にしたことで、万一コントローラー部分が故障した場合でも、給電を止めずにコントローラー部の交換・修理が可能となりました。これまで一部のお客様からインテリジェントPDU導入検討の潜在的リスクとして懸案されていた課題に新たに対応したことで、より多くのお客様に訴求できることになります。
さらに、昨今のクラウドプラットフォームや高密度に集約されたラック環境では高温対応が重要な課題であり、今回の「PX3シリーズ」では、全モデルで60℃の最高動作温度に対応しています。
また、「PX3シリーズ」は、USBポートを従来の2ポートから3ポート(USB-A x2ポート、USB-B x1ポート)に増強したことで、カスケード接続、Webカメラ接続、USBメモリ―接続による設定、USB機器の充電などがより柔軟に行えます。その他、PDUに搭載されているディスプレイをLCDカラーディスプレイにして見やすくし、サーキットブレーカー部分の形状を改良しています。
今回国内販売開始する「PX3-5000シリーズ」は、入力電圧(V)、最大供給電流(A)、PDU形状、入力プラグ/出力コンセント形状などの違いにより全7モデルです。
また、今後の市場動向及びお客様の要望に応じて、「PX3-1000シリーズ」(PDUレベル電力計測)なども順次発売を予定しています。
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※ラリタンの特許出願中技術について
ラッチ型リレーは、リレーの開閉状態を維持するために電流を流し続ける必要がないため、電力消費を制限する場合に有効です。ラリタンは、ラッチ型リレーを採用しながら、コンセント(アウトレット)への電源投入の順序を設定する方式について特許を出願中です。
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◆「PX3シリーズ」の特長
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(1)~(7)がPX3の新しい特長、(8)~(11)は、従来のPX2シリーズと共通の特長です。
(1) 消費電力を1Wから1%の高精度で計測可能
(2) ラッチ型リレーを採用した従来比67%省エネ設計。ラッチリレーでシーケンス制御可能(特許出願中)にし、突入電流を防止
(3) コントローラー部分をホットスワップで脱着可能。コントローラー部分のみを交換・修理可能
(4) 60℃の高温環境対応
(5) PDU本体のディスプレイがLCDカラーディスプレイになり、デジタル表示でオンサイトでの視認性、操作性向上
(6) USB-Aポートを拡充し3つのUSBポート(USB-A x2ポート、USB-B x1ポート)を搭載。USBカスケード接続や、Webカメラ接続、USBメモリ―によるバルクコンフィグ設定などの運用面の向上
(7) 30A以上のモデルに搭載するサーキットブレーカー部分の形状をロープロファイル設計に変更
(8) インテリジェントPDUでは最高レベルの消費電力量計測精度(±1%)を実現。
(9) 業界屈指の豊富なケーブル抜け止めオプション(セキュアロック電源ケーブル、ロッキングアウトレット、抜け止めクリップ)で、不測のケーブル抜けによるダウンタイムを防止
(10) 温度・湿度センサーとの連携で、ラック回りの温度監視、および、環境変化に応じたリモートからの機器制御ができるだけでなく、気圧、気流など豊富なセンサーとの連携もサポート
(11) 筐体の色は、標準の黒だけでなく、合計10色から選択可能。電源系統別に色分け対応可能
◆「PX3-5000シリーズ」の主な仕様と販売について
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◇ PDU形状:1Uまたは0U(ラック内に垂直に設置しPDUを収容するユニットスペースは不要)
◇ 入力電圧:AC100Vまたは200V
◇ 最大供給電流:30A / 20A / 15A
◇ 出力コンセント(アウトレット)数:8~24個
◇ 販売開始:2015年6月22日
◇ 販売価格:オープン価格(市場想定価格 約10万円/税別~)
※新製品の写真およびスペック表を以下に掲載しています
http://www.raritan.com/jp/about-us/newsroom/detail/raritans-new-3rd-generation-ipdus-px3