<会  場> 
郵政博物館 企画展示室

<主  催> 
公益財団法人通信文化協会
郵政博物館
<共  催>
上越市教育委員会
<後  援>
日本郵政グループ
全国街道資料ネットワーク
<協  力>
日本文明の一大恩人 前島密翁を称える会
郷土の偉人前島密翁を顕彰する会
上越市立総合博物館
埼玉県立歴史と民俗の博物館
物流博物館
草津市立草津宿街道交流館
NPO法人全国街道交流会議

平成27(2015)年は、前島密が生誕して180年になります。
天保6(1835)年に生まれ、明治の新しい国づくりに参画した前島密は、「日本郵便の父」として有名ですが、その他にも明治8(1875)年(140年前)に郵便為替・貯金を創業したほか、道路や鉄道、通信など、近代日本の産業や生活の基盤を作り上げました。その他、郵便報知新聞(報知新聞の前身)の創刊、勧業博覧会の開催、東京専門学校(早稲田大学の前身)の創立など、数多くの業績があり、「日本文明の一大恩人」といわれています。
この企画展では、前島密の生涯とその業績を明らかにするとともに、前島の作った近代郵便制度や為替貯金制度がどのようなものだったか、絵画と実物資料を展示し分かりやすく解説して紹介いたします。

<展示構成>
「前島密一代記」(梶鮎太・画)及び「前島密業績絵画」(前田青邨・監修 守屋多々志・画)を年を追って展示し、要所に関連する資料を展示して前島密の生涯と業績を紹介します。

●主な展示資料
大日本籌海全図、江戸遷都意見書提出方、照会に対する記事、京浜間鉄道布設ノ設計及収支計算案説明、
逓送脚夫の速度担荷の量及び各駅取扱時間、郵便決議簿、西南戦争関係文書 他

●重要文化財の展示
エンボッシング・モールス電信機、ブレゲ指字電信機

●郵便貯金資料
郵便貯金創業140年にあたり、郵便貯金奨励のために制作した扇子や古い貯金箱、通帳などを展示します。

<関連イベント>
1 コスプレ体験
明治時代の郵便配達員の制服を着てみよう。記念写真が撮れます。
多目的スペースにて期間中毎日。対象は子供(着られれば大人も可)です。

2 ギャラリートーク
担当学芸員による見どころやエピソードを解説しながらの展示場案内です。
期間中の日曜日 4/12・26、5/10・24、6/7・14・21(予定) 
開催時間 (1)14:00~ (2)16:00~ 1回30分程度

3 イベント
タブレット端末を使用したクイズラリーの実施(4月29日  ~5月10日  の12日間限定)

4 小型印押印サービス
ミュージアムゆうびんきょくにて前島密生誕&貯金創業記念の小型印の押印サービスをします。

<連携イベント>
1 記念講演会
歴史家・作家の 加来耕三氏による講演会を開催いたします。
開催日 5月9日(土)      ※ 詳細は追ってお知らせいたします。

2 前島密生誕180年トークセッション「前島密 青春の旅と街道」
埼玉県立歴史と民俗の博物館と物流博物館、当館の学芸員が前島密の辿った街道の旅について、当時の旅や街道の事情を交えてお話します。
開催日 5月31日(日)     ※ 詳細は追ってお知らせいたします。

<同時期に開催する協力館での展示情報>
埼玉県立歴史と民俗の博物館(さいたま市大宮区高鼻町4-219)人物コーナーにて「前島密と埼玉の郵便」展を4月28日(火)  から7月26日(日)  に開催します。