自治体クラウド「豊の国IaaS」と「豊の国ハイパーネットワーク」を活用
全ての学校に統一された教育環境を提供し、30%強のコスト削減
FlexPodの採用により3カ月で構築完了し、重要データの保全体制を確立
ITインフラのソリューションディストリビューターである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、大分県豊後高田市が取り組む小中学校教育用PC環境の再構築プロジェクトにおいて、デスクトップ仮想化ソリューション「Citrix XenDesktop (以下 XenDesktop)」とコンバージド・インフラソリューション「FlexPod」が採用されことを発表します。
その第一弾として市内7小中学校の120台のPCが仮想デスクトップ環境に移行され稼働開始しており、今後4年間で、全小中学校で稼動する約300台余のPCを順次移行していく計画です。
新しいシステムは、県内の自治体・民間企業向けクラウドサービス「豊の国IaaS」と、大分県の閉域網である「豊の国ハイパーネットワーク」を活用しており、システムの構築・サポートは、ネットワールドのパートナーであり、大分県最大の地場システムインテグレーターとして「豊の国IaaS」を運営する株式会社オーイーシー(本社:大分県大分市)が担当しました。
豊後高田市では、「XenDesktop」を教育用PCの仮想デスクトップ基盤として採用するに先立ち、庁内の業務システムを用いての検証を約1カ月間実施し、システムに重い負荷が掛かっても耐えられるか、快適なレスポンスが得られるかなどを確認した後に、導入を決定しましたが、この事前検証から本番環境の構築まで、ネットワールドの技術サポートが高く評価されました。
◆ 採用経緯
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豊後高田市は、次世代を担う青少年への教育に力を注いでおり、学校完全週5日制が導入された2002年には、土曜日に寺子屋講座やパソコン講座などを実施する「学びの21世紀塾」を開設するなど、全国の教育関係者から「豊後高田方式」としてその取り組みが注目されています。
市内全16小中学校のパソコン教室には、教育用の物理PCが導入されていましたが、学校によってアプリケーション環境が異なり、ソフトウェアのアップデート作業などの負荷が高いなどの課題を抱えていました。
また、県教育センターと接続するためのゲートウェイサーバは各学校に設置しており、専任の管理者がいないため、障害時の迅速な対応が行えないなどの運用・管理体制に問題がありました。
そこで、市内7小中学校のPCがリプレース時期を迎えたことを機に、ソリューションベンダー各社からの提案を受けた結果、県内の自治体・民間企業向けクラウドサービス「豊の国IaaS」と大分県の情報ハイウェイ「豊の国ハイパーネットワーク」を用いて、導入実績の豊富なデスクトップ仮想化ソリューション「XenDesktop」と、高信頼システムを短期間で構築できるコンバージド・インフラソリューション「FlexPod」の採用を決定しました。
◆ 新システムの概要と導入効果
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(1) 各学校の運用管理負荷の軽減、アプリケーション環境の標準化
仮想デスクトップを採用したことで、全ての学校に同じ教育環境をできるようになり、教職員がPCの運用管理などに煩わされることがなくなりました。
(2) 5年間で約3300万円、新システムでの更新は54%のコスト削減
1台に1本ずつOSが必要な物理PCと異なり、シンクライアントの場合は同時利用ユーザ数分だけが必要なため、120台の端末に対して、ライセンス数は80本分に抑えられています。今後5年間で約3,300万円、従来同様の更改と比較した場合、約54%のコスト削減が見込まれます。
(3) 高信頼システムを3カ月で構築
「FlexPod」は、IAサーバ「Cisco Unified Computing System(以下UCS)」、データセンタースイッチ「Cisco Nexus」、ネットワークストレージ「NetApp FASシリーズ」、サーバ仮想化ソフトウェア「VMware vSphere」などの動作検証をあらかじめ実施した上で提供されるので、構築作業に充てられる3カ月という短期間で、高信頼システムを構築できました。
(4) 加速するデータ増加への対応と重要データの確実な保全
データ量の増加に対応するため、新しいシステム専用のストレージとして「NetApp FAS8020A」を導入しました。また、「NetApp FAS2220」を市内の別の施設内に設置して筐体間レプリケーション機能「SnapMirror」を利用した遠隔バックアップを行うことで、重要データの確実な保全が可能となりました。
※「NetApp FAS8020A」は、データ増加への対応などを果たすために、「豊の国IaaS」の共用設備ではなく、豊後高田市専用に導入されています。
◆ 今後の展開
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豊後高田市は、健全な財政運営やシステム運用負担の軽減を図る上で、クラウドや仮想デスクトップのもたらすメリットは極めて大きいと評価しており、今回の成功を踏まえて、得られたノウハウを積極的に活用し、庁内の他のシステムへも「XenDesktop」と「FlexPod」を組み合わせたシステムの適用を拡げていく計画です。
全ての学校に統一された教育環境を提供し、30%強のコスト削減
FlexPodの採用により3カ月で構築完了し、重要データの保全体制を確立
ITインフラのソリューションディストリビューターである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、大分県豊後高田市が取り組む小中学校教育用PC環境の再構築プロジェクトにおいて、デスクトップ仮想化ソリューション「Citrix XenDesktop (以下 XenDesktop)」とコンバージド・インフラソリューション「FlexPod」が採用されことを発表します。
その第一弾として市内7小中学校の120台のPCが仮想デスクトップ環境に移行され稼働開始しており、今後4年間で、全小中学校で稼動する約300台余のPCを順次移行していく計画です。
新しいシステムは、県内の自治体・民間企業向けクラウドサービス「豊の国IaaS」と、大分県の閉域網である「豊の国ハイパーネットワーク」を活用しており、システムの構築・サポートは、ネットワールドのパートナーであり、大分県最大の地場システムインテグレーターとして「豊の国IaaS」を運営する株式会社オーイーシー(本社:大分県大分市)が担当しました。
豊後高田市では、「XenDesktop」を教育用PCの仮想デスクトップ基盤として採用するに先立ち、庁内の業務システムを用いての検証を約1カ月間実施し、システムに重い負荷が掛かっても耐えられるか、快適なレスポンスが得られるかなどを確認した後に、導入を決定しましたが、この事前検証から本番環境の構築まで、ネットワールドの技術サポートが高く評価されました。
◆ 採用経緯
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豊後高田市は、次世代を担う青少年への教育に力を注いでおり、学校完全週5日制が導入された2002年には、土曜日に寺子屋講座やパソコン講座などを実施する「学びの21世紀塾」を開設するなど、全国の教育関係者から「豊後高田方式」としてその取り組みが注目されています。
市内全16小中学校のパソコン教室には、教育用の物理PCが導入されていましたが、学校によってアプリケーション環境が異なり、ソフトウェアのアップデート作業などの負荷が高いなどの課題を抱えていました。
また、県教育センターと接続するためのゲートウェイサーバは各学校に設置しており、専任の管理者がいないため、障害時の迅速な対応が行えないなどの運用・管理体制に問題がありました。
そこで、市内7小中学校のPCがリプレース時期を迎えたことを機に、ソリューションベンダー各社からの提案を受けた結果、県内の自治体・民間企業向けクラウドサービス「豊の国IaaS」と大分県の情報ハイウェイ「豊の国ハイパーネットワーク」を用いて、導入実績の豊富なデスクトップ仮想化ソリューション「XenDesktop」と、高信頼システムを短期間で構築できるコンバージド・インフラソリューション「FlexPod」の採用を決定しました。
◆ 新システムの概要と導入効果
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(1) 各学校の運用管理負荷の軽減、アプリケーション環境の標準化
仮想デスクトップを採用したことで、全ての学校に同じ教育環境をできるようになり、教職員がPCの運用管理などに煩わされることがなくなりました。
(2) 5年間で約3300万円、新システムでの更新は54%のコスト削減
1台に1本ずつOSが必要な物理PCと異なり、シンクライアントの場合は同時利用ユーザ数分だけが必要なため、120台の端末に対して、ライセンス数は80本分に抑えられています。今後5年間で約3,300万円、従来同様の更改と比較した場合、約54%のコスト削減が見込まれます。
(3) 高信頼システムを3カ月で構築
「FlexPod」は、IAサーバ「Cisco Unified Computing System(以下UCS)」、データセンタースイッチ「Cisco Nexus」、ネットワークストレージ「NetApp FASシリーズ」、サーバ仮想化ソフトウェア「VMware vSphere」などの動作検証をあらかじめ実施した上で提供されるので、構築作業に充てられる3カ月という短期間で、高信頼システムを構築できました。
(4) 加速するデータ増加への対応と重要データの確実な保全
データ量の増加に対応するため、新しいシステム専用のストレージとして「NetApp FAS8020A」を導入しました。また、「NetApp FAS2220」を市内の別の施設内に設置して筐体間レプリケーション機能「SnapMirror」を利用した遠隔バックアップを行うことで、重要データの確実な保全が可能となりました。
※「NetApp FAS8020A」は、データ増加への対応などを果たすために、「豊の国IaaS」の共用設備ではなく、豊後高田市専用に導入されています。
◆ 今後の展開
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豊後高田市は、健全な財政運営やシステム運用負担の軽減を図る上で、クラウドや仮想デスクトップのもたらすメリットは極めて大きいと評価しており、今回の成功を踏まえて、得られたノウハウを積極的に活用し、庁内の他のシステムへも「XenDesktop」と「FlexPod」を組み合わせたシステムの適用を拡げていく計画です。