書籍『ある日、「誰にもいえない」ことに襲われる――ノイローゼの時代』
株式会社総和社
佐藤条二 著
書籍定価 1,296円
発売日 6月27日


13歳のときに「強迫観念」(強迫神経症)により突然ノイローゼになった著者が、21歳で受験勉強を治療に応用し東大に合格した闘病体験をもとに、他人事では済まない強迫観念の怖さと、苦悩を克服できる人間の可能性を説いた(書籍)『ある日、「誰にもいえない」ことに襲われる――ノイローゼの時代』(佐藤条二 著)を総和社が発売。

―――■ 本書の特徴 ■―――
◎強迫観念は病気ではない
◎したがって、薬はいらない
◎ノイローゼは自分で治せる
◎本との出会いがきっかけ
◎禅と森田療法の親和性
◎受験勉強を治療に応用
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渡部昇一(『知的生活の方法』『マーフィーの成功法則』)氏激賞!
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「若い時に精神的苦痛のどん底を体験した少年が、それを克服して最難関の大学入試に通り、人生を拓いてゆく体験記は、多くの人に勇気と人生の指針を与えるであろう。」


『ある日、「誰にもいえない」ことに襲われる――ノイローゼの時代』 神楽坂『 出版社 総和社 』
http://sowa.ne.jp/


2014/6/27
株式会社総和社(本社:東京都新宿区、代表取締役 竹下武志 http://www.sowa.ne.jp/)は「ある日、「誰にもいえない」ことに襲われる――ノイローゼの時代」を発売します。

■目次

はじめに
●第一部 <記録>強迫観念
◎第一章 強迫観念、地獄の日々
強迫観念の恐怖 人間の知力自体が病の原因 十三歳、ある日突然襲われる ノイローゼで受験も失敗 どん底の大学生活 心理学・精神医学の本を読みあさる ライ病作家からもらった勇気 シンプルな禅の言葉が心にしみる 世界的思想家・道元を知る 曹洞宗総本山永平寺での座禅と出会い

◎第二章 森田療法を知る
禅に似た哲学 ノイローゼは病気ではない はじめは理解されなかった森田療法の革新性 苦しんでいたのは自分だけではなかった 薬物はまったく必要なし 「自分を救うのは自分」 すべてを投げ打って東大受験を決意

◎第三章 受験勉強を治療に応用
予備校には行かずバイトをしながら独学で目指す 東大に受かるための勉強法 たった一頁が理解できない 受験勉強第二段階は「Z会」 強迫観念脱出により勉強の能率が激変 「あるがまま」の境地 友人の自殺に堪えて東大受験

◎第四章 苦悩をのりこえ東大合格
前日一睡もできず猛烈な睡魔に 過酷な二次試験 合否をわける数学 日本史に超難問 ついに東大合格 高齢にもかかわらず大企業へ異例の就職 民間企業から学者へ 報酬よりも自分の道 強迫観念にならなければ東大に入れなかった 世界の古典『巌窟王』の教訓 ノイローゼは絶対克服できる

●第二部 森田療法の哲学
◎第五章 強迫観念に苦しんだ人々
エドガー・アラン・ポオの作品 『息の紛失』と『早すぎた埋葬』、『振り子と陥穽』 ヘッセの『デミアン』 漱石と『こころ』 芥川龍之介の「ぼんやりとした不安」 倉田百三の『絶対的生活』 強迫観念を克服した辻村明

◎第六章 禅と森田療法
形式にとらわれない思想 森田博士の後継者・鈴木知準 「絶対的に生きる」とは何か 禅の世界観 悲しみを克服するには徹底的に悲しむこと 「無念無想」ではなく「有念無想」
◎第七章 不安とともに生きる
フロイトの精神分析よりも有効な森田療法 森田療法に接近した心理学者・正木正 正木の名著『強迫観念』 自殺大国日本 死や苦悩を見すえることが生を全的に肯定する

あとがき

■著者プロフィール
佐藤条二(さとう じょうじ)
十代前半より強度のノイローゼ(強迫神経症)におちいり、八年間の苦悩と煩悶の果て自殺の瀬戸際まで追いつめられた。その後、森田療法と禅の哲学によってノイローゼを克服して立ち直り、某大学を中退して東大入試に挑戦し、文科一類に合格。東大法学部卒業後、企業勤務を経て、現在は大学教授。国際政治学者として著書の執筆、翻訳、講演、テレビ出演等、多彩な活動を展開。

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M A I L :
担 当 者 : 佐藤春生
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