実際の機器導入に有効な検証を、無償でリクエスト可能
テスト結果や活用ノウハウを公開し、技術者コミュニティも提供


株式会社東陽テクニカ(本社:東京都中央区、代表取締役社長 五味 勝)とパステル・ネットワークス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 岡本 正毅)は、新しい共同事業として、会員制のIT機器ベンチマークテストサービス「@benchmark (アット・ベンチマーク)」を、本日4月15日  より提供開始します。

「@benchmark」は、ユーザ、SIサービス会社などが、IT機器を的確に選定し、効果的に導入できるよう支援することを目的とするサービスで、登録会員の依頼に応じて実環境に近い設定で、検証を無料で実施し、テスト結果を提供します。テスト結果はWeb上で公開し(依頼主情報は非公開)、全会員が無料で閲覧・再利用できるようにします。また、テスト数値の読み取り方、テスト結果の活用ノウハウなどを公開し、会員同士が自由に情報交換できるコミュニティも提供します。

「@benchmark」サービスの会員登録料は、月額5万円(税別 /最低利用期間:6カ月)または年額55万円(税別)と、中堅規模のユーザ、SIサービス会社でも利用しやすい料金設定の“検証サービスのクラウド化”を実現します。また、会員は公開されたテスト結果や技術情報を参照し、技術レベルの向上に役立てることもできます。
東陽テクニカとパステル・ネットワークスは、初年度100会員・団体の利用を見込んでいます。


◆「@benchmark」サービス提供の市場背景
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現在、市場には様々な種類、機種のIT機器が存在し、常に新製品が登場しており、ユーザ、ならびにユーザに提案するSIサービス各社にとって、導入ニーズに最適な機器を選定し、最も効果の出る方法を検討するのは容易ではありません。機器の選定には、IT機器ベンダが公表するカタログスペックやベンチマークテスト結果を参照しますが、これらの数値情報は、ベンダが想定した使い方をした際に得られる数値であり、必ずしもユーザが望む環境や方法でテストされた結果ではありません。また、実際にベンチマークテストを実施するには、高価な専用負荷装置や実環境に近い設定、経験豊富なテスト技術者によるオペレーションが不可欠であり、ユーザやSIサービス会社が、個々の案件ごとに、有効なテストを実施するには困難が伴います。


◆「@benchmark」のサービスについて
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「@benchmark」は、登録会員の依頼に応じて、実環境に近い設定で各種IT機器の検証を、ベンダに依存しない中立な立場で実施するサービスです。検証は、東陽テクニカの技術中枢機関であり、専用計測器および経験豊富なテスト技術者を擁する「電子技術センター」において行われ、約1週間~10日間で結果が得られます(テスト内容により変動)。
テスト結果は、依頼主に提供される他、会員サイト上で公開(依頼主情報は非公開)して、全会員が閲覧、再利用できます。また、テスト結果の数値をどう読み取ればよいかなどのテスト専門家による技術解説を公開して、テスト結果の活用を促進し、さらに、会員同士が自由に情報交換できるWebコミュニティの場も提供します。


◆ @benchmark (アット・ベンチマーク)について
  http://at-benchmark.com/
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◇ サービス開始:2014年4月15日  
◇ サービス概要:
会員登録(有料)した会員に対して以下のサービス(無料)を提供します。
・ベンチマークテストの実施
・テストレポートの公開
・技術情報の公開(レポートの活用方法、検証に関する技術情報)
・コミュニティ(情報交換の場)を提供

◇ 会員資格:会員規約に同意し、会員申請を許諾された法人または団体
◇ 会費(税別):月額50,000円(最低期間:6カ月間)または 年額 550,000円
◇ 会員登録:Webサイトから申込み(登録手続き書類を後送)
  http://at-benchmark.com/

◇ 運 営:株式会社東陽テクニカ、パステル・ネットワークス株式会社


◆ サービスの内容
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[1] ベンチマークテストの実施と結果公開
◇ 対象機器
ネットワーク機器、サーバ、ストレージ、UTM、ロードバランサなど
2014年4月  現在)
  ※対象機器は順次増やしていきます
 ※対象機器(デモ機可)は依頼主(会員)が手配

◇ 対象項目
 ・スループット
 ・最大転送レート
 ・レイテンシ(遅延)
 ・TCPトラフィック帯域
 ・新規セッションレート
 ・最大TCPコネクション保持数
 ・書き込み/読み込みスピード測定
 ・毎秒コール数
 ・MOS値/R値(音声品質評価)
 ・実効消費電力
  ※その他、リクエストにより追加可能です。

◇ 所要期間:1週間~10日間 ※テスト内容により変動します
◇ 結果公開:
 ・テストレポートの著作権は@benchmarkに帰属し、
@benchmarkのWeb上で公開します。
   ※使用機器やソフトウェアのバージョン情報、検証機器情報、環境や日時などを公開します
  ※テストを依頼した会員の情報は公開しません。
 ・@benchmarkのWeb上で公開されているレポートは、出典を明記した上で、自社内の検討資料や提案資料として利用できます。
 ・テスト結果の非公開を希望する場合は、別途有償で検証を依頼できるサービス(プロフェッショナルテストサービス)をご利用ください。

[2] テスト結果レポート活用支援
  テストする項目の必要性やテスト結果から読み取れる内容などを解説するコラムを会員サイト上に公開します。

[3] コミュニティ(情報交換の場)を提供
 会員向けのSNSを提供します。マニュアルに記載されていない情報や、製品設置の際の裏技など、自由に情報交換していただけます。