国画会=国展といえば、現在の日本を代表する公募展のひとつとして有名ですが、その歴史は1918年に京都の先進的な日本画家たちによって立ち上げられた、国画創作協会の創立に端を発します。当時の彼らは「個性の深化」や「創作の自由を尊重する」ことを標榜しており、西洋文化からも影響を受けながら、純粋に描きたいものを描くことを貫きました。1926年に2部としての洋画部が併設され、それが国画会としての元年になります。やがて洋画主体に生まれ変わり、立体や版画も受け入れるようになりました。
90年近い時を経た今なお、この自由の精神は時代を反映しながら受け継がれており、様々な芸術を咀嚼し、吸収し、そして自身の個性に昇華させた画家を数多く擁しているのが国画会です。今回はその中から17名に小品を中心として出品していただきます。公募展でのダイナミックな大作とは違う「国画会のチカラ」を、ぜひ直に検証していただければ幸いです。
90年近い時を経た今なお、この自由の精神は時代を反映しながら受け継がれており、様々な芸術を咀嚼し、吸収し、そして自身の個性に昇華させた画家を数多く擁しているのが国画会です。今回はその中から17名に小品を中心として出品していただきます。公募展でのダイナミックな大作とは違う「国画会のチカラ」を、ぜひ直に検証していただければ幸いです。