IBMのビッグデータプラットフォームと、TalendでHadoopの導入をさらに加速


ビッグデータインテグレーションのリーダーであるTalend株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 有延敬三)は、ビッグデータインテグレーションを実現するソリューションパッケージ製品「Talend Platform for Big Data」が、IBM InfoSphere BigInsightsおよびIBM PureData System for Hadoopの認定を取得したことを発表します。
「Talend Platform for Big Data」は、シンプルに操作可能なビッグデータの統合と整備のためのツールを組み合わせたソリューションパッケージで、ビッグデータプラットフォーム内の様々な種類の大量データのロードと処理を高速化します。

IBM PureData System for Hadoopは、Apache Hadoop環境の構築・運用に特化した垂直統合型システムで、Hadoop環境の構築に必要なハードウェア、ストレージ、ソフトウェアを統合して最適化した状態で出荷されるため、システム稼働までの手間と時間を大幅に短縮することができます。
IBM PureData System for Hadoopは、Hadoopベースの基盤ソフトウェアIBM InfoSphere BigInsightsを採用しており、構造化の有無にかかわらず多様なソースからの様々な種類の大量データを、そのままの形式で保存し、分析、モデリングすることが可能で、データから新しい洞察を引き出し、ビジネスナレッジを拡げることができます。

Talendが先ごろ発表した最新版「Talend V5.4」は、Apache Hadoopにおける最新のフレームワークとして注目されているYARN (※)をいちはやくサポートしました。また、開発ツールである「Talend Studio」の機能拡張によりMapReduceジョブの実行パフォーマンスをビジュアルに最適化することが可能となり、さらに、HadoopのセキュリティフレームワークであるKerberos(ケルベロス)認証(※)をサポートするなど、Hadoop対応のビッグデータインテグレーション製品としての機能を強化しています。

「Talend Platform for Big Data」が、IBMのHadoop関連システムの認定ソリューションとされたことで、IBMとTalendの両社は、Hadoopの導入をさらに加速し、テキスト分析、SNSデータなどを含む多様な情報ソースから得られる複雑で大容量のビッグデータ活用に取り組むエンタープライズビジネスアナリストやデータサイエンティストは、先進の統合プラットフォームを短期間で実現することが可能となります。


◆ Talendの製品について
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Talendの製品は、「Talend Enterprise Data Integration」、「Talend Enterprise Big Data」、「Talend Enterprise ESB」の製品があり、これらをベースとして、今回認定を受けた「Talend Platform for Big Data」、「Talend Platform for Data Management」、「Talend Platform for Data Services」、「Talend Platform for Master Data Management」、「Talend Platform for Enteprise Integration」の5種類のソリューションパッケージ製品としても提供します。
「Talend Platform for Big Data」の詳細は以下をご参照ください。
http://jp.talend.com/products/platform-for-big-data


◇用語について◇…………………………………………
※YARN (Yet Another Resource Negotiator)
任意の分散処理フレームワークやアプリケーションの作成を容易にするHadoopの新しいフレームワーク。汎用的な分散アプリケーションの開発や、分散アプリケーションからのリソース(メモリ、CPUなど)要求のハンドリング、スケジュールリングを行い、実行を監督するためのデーモンとAPIを提供する。MapReduce(MRv1)と異なり、MapReduceモデルに従っていないアプリケーションの実行も可能。MapReduceの後継としてバイナリ互換を保持しており、MapReduce2.0 (MRv2)とも呼ばれる。(出典:Cloudera社ホームページより)

※Kerberos(ケルベロス)認証
ネットワーク認証方式の1つで、シングルサインオンシステムを提供する。1989年から使われ始め、インターネットなどの通信経路上の安全が保障されていないネットワークにおいて、サーバとクライアントとの間で身元確認を行うのに用いられる。(出典:ウィキペディア)
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◆Talendについて
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http://www.talend.com/
http://jp.talend.com/
2005年フランスで創業したTalend社(Talend S.A.)は、あらゆる情報資産の効率的な活用を可能にするデータ統合/アプリケーション統合/ビジネスプロセス統合のためのソリューションを開発・提供し、データドリブン経営を支援しています。Talend製品は、オープンソースソフトウェアとして公開されており、創業以来2,000万件ものダウンロードがあり現在でも毎分1件以上のダウンロードが行なわれています。世界中で約100万人規模のユーザーにご利用頂いており、開発者コミュニティへの参加者は世界で約45,000人が登録されております。また、1,500人が品質テスターとして貢献してくれており、豊富なコンポーネント(現在500種類以上)と、高品質の確保に寄与しています。
Talendは、このオープンソースの特性を最大限に活かして、ビックデータなどの最新テクノロジーにスピーディに対応することができます。Talend製品は、Citi Bank、Bank of America、eBay、Virgin Mobile、ドイツポストなど、金融・保険、通信、製造、流通、教育などのあらゆる業界で、世界4,000社以上が導入しています。日本の導入企業は、マブチモーター、三菱UFJインフォメーションテクノロジー、セントラル短資FXなどです。Talendは、米カリフォルニア州ロスアルトスに本社を置き、世界7ヶ国に営業・技術支援拠点があります。