2011年3月8日(火)  東京発 -EメールとWebセキュリティアプライアンスのグローバルリーダであるBarracuda Networks, Inc.(本社:米国カリフォルニア州キャンベル、プレジデント兼CEO:ディーン・ドラコ)の日本法人であるバラクーダネットワークスジャパン株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:ナイル キング)は本日、Barracuda NextG Firewallを日本国内で販売開始したと発表しました。Barracuda NextG Firewallは、仮想/ハードウェアアプライアンス製品モデルの1つとして位置付けられており、エンタープライズネットワークインフラの保護、サイト間接続の向上、ネットワーク運用管理のシンプル化を実現します。本製品は、バラクーダネットワークスが2009年9月  に買収した、オーストリアに本拠を置く著名なファイアウォールプロバイダのphion AGの初の関連製品となります。

バラクーダネットワークスの製品管理担当バイスプレジデントのStephen Paoは次のように説明しています。「Barracuda NextG Firewallプラットフォームは、オーストリアの大規模なバンキングデータセンタが所有する、650台以上ものファイアウォールを管理するプロジェクトのために開発されたものとなっています。Barracuda NextG Firewallは、コンフィギュレーション、ポリシー、レポーティングの一元管理だけでなく、サイト間のWANトラフィック管理を念頭に開発されており、WANの可用性とパフォーマンスの両方を最適化し、通常のソリューションよりも管理コストを低く抑えることに成功しています。」

Barracuda NextG Firewallは、Web/Eメールのフィルタリング、侵入防止、レイヤ7アプリケーションプロファイリング、そしてネットワークアクセスコントロールを高度に一元管理できるプラットフォームに統合しています。リモート、自宅、支社、および外国の支社やデータセンタなど、分散する企業のネットワーク全般を集中管理できます。

一元的なセキュリティ管理とコンテンツポリシーに関して、以下の特長が挙げられます:

・企業全般にわたる一貫したセキュリティ体制とポリシーの実行
・複数のゲートウェイにまたがるリアルタイムアカウンティング/レポーティング
・ネットワーク全域におよぶコンフィギュレーションとポリシーの包括的な変更履歴とロールバック

IDCの調査によると、多くの企業ではファイアウォール、侵入防止、アンチマルウェアなどの単独製品を1つのソリューションに集約することの重要性を認知しているとの結果が出ています。*

IDCのセキュリティ製品担当リサーチディレクタであるCharles Kolodgy氏は次のように述べています。「管理性の向上、コストの削減、およびセキュリティの集約を実現するために、多くの顧客は、多様なセキュリティ機能を1つのプラットフォームに統合できる包括的な製品を採用し始めています。バラクーダネットワークスは、phionの高度な技術を用いたBarracuda NextG Firewallでこれらの需要に応えています。このネットワークセキュリティ製品は、バラクーダネットワークスのワールドワイドでのチャネルに新たなビジネスチャンスをもたらすものであると考えます。」

高度なトラフィック管理
Barracuda NextG Firewallでは、管理者がアプリケーションレベルのルーティングと、複数の接続、トンネル、およびトラフィック条件の優先順位をコントロールすることができます。また、WAN接続をバックアップするために、Barracuda NextG Firewallアプライアンスは、主に標準のT1/T3、DSL、ISDN、3G無線モバイルデータなどを経由する広範な接続をサポートしています。WAN接続が遮断した際には、VPNトラフィックが自動的に他のWAN接続に優先されます。Barracuda NextG Firewallアプライアンスは、ベンダ間の互換性を確保するために従来のIPSecプロトコルもサポートしています。

柔軟なリモートアクセスオプション
Barracuda NextG Firewallアプライアンスは、ライトVPNクライアント、フルマネッジドVPNクライアント、そして完全統合されたSSL VPNなどを含む複数のリモートアクセスオプションをサポートしています。ネットワークアクセスコントロールでは、オペレーティングシステムのパッチレベル、デスクトップマルウェア保護、ファイアウォールの個人設定などのクライアントセキュリティポリシーを実行します。

既存重要顧客のバラクーダネットワークスに対する信頼
EMEAで著名なphionは、1,000社以上の顧客を保有し、ワールドワイドでのVPNユーザで100,000ライセンスを超えています。顧客の1社であるオーストリアのRHI AGは、鉄鋼、セメント、石灰、ガラス、非鉄金属、環境、エネルギー、および化学などの産業分野に対して、耐熱性の製品やサービスを提供しており、ワールドワイドで84ヵ所に130台以上のphion netfenceアプライアンスを実装している大規模ユーザです。同社の基幹製品の選択基準は、技術と予算面が重視され、IT運用コストの削減とネットワーク全般におけるセキュアな集中管理の実現も含まれていました。

「実装後最初の2ヵ月で、各ロケーションにおけるコストを大幅に削減し、ネットワークトラフィックの帯域幅の有効利用も可能になりました。さらに、トラフィックの優先順位付けや接続の遮断時における別ルートへの転送が可能になりました」とRHIのCIOであるGottfried Hofreither氏は述べています。

バラクーダネットワークスがphionを買収したことで、phionチームがこれまで提供してきた高レベルのサービスとサポートが、バラクーダネットワークスのグローバルでの広範なプレゼンスと実績の高い技術力により、さらに強化されていくとHofreither氏は説明しています。RHIは南北アメリカ大陸で、南米、メキシコ、米国、カナダにおいて、合計25ロケーションで40台のアプライアンスが導入されています。

さらにHofreither氏は、「バラクーダネットワークスはセキュリティのエキスパートとして、世界中で高い評価を得ている企業です。私たちのファイアウォールインフラのサポートは、今後バラクーダネットワークスに依頼することになりますが、安心して任せられます」と締めくくっています。

価格と販売
Barracuda NextG Firewallでは8種類のハードウェアモデルを用意しており、小規模の支社から大規模の企業やデータセンタまで対応しており、ハードウェアと同等の各仮想アプライアンスも取り揃えています。

【希望小売価格(税抜き)】19万円から (初年度のサポート費用込)
【販売開始日】2011年3月1日  

【バラクーダネットワークスについて】
バラクーダネットワークスは、独自技術を用いてゲートウェイやソフトウェア、クラウドサービス、高度なリモートサポートのコンビネーションにより、包括的なセキュリティ、ネットワーキング、ストレージのソリューションを提供しています。具体的にはEメール、Web、IMの脅威に対する保護、および、アプリケーションデリバリ、ネットワークアクセス、メッセージアーカイブ、バックアップ、データ保護などをサポートする広範な製品ポートフォリオを取り揃えています。現在世界で100,000社以上の導入実績があり、代表的な顧客にはCoca-Cola、FedEx、Harvard University、IBM、LOrealそしてEuropcarなどが挙げられます。バラクーダネットワークスの製品は、低価格かつ容易に実装、管理することが可能で、日々顧客のITインフラを保護しています。バラクーダネットワークスはプライベートカンパニーとして本社をカリフォルニア州キャンベルに置いています。詳細情報はwww.barracuda.co.jpをご覧下さい。

*出典:IDC, Worldwide Quarterly Security Appliance Tracker, Q32009

※ 本リリースに記載されている会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。

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