プレスリリース
平成25年11月4日
報道機関各位

「市民公益活動団体の広報力アップ講座・2日目」10月10日  終了
「プレスリリース作成挑戦」が地元紙で記事掲載の報告
横須賀市が主催、国税庁認定・横須賀市指定NPO法人
産業クラスター研究会が受託・運営
記事検索データベース活用、プレスリリース掲載サイト利用を学ぶ

「平成25年度横須賀市市民協働推進セミナ-・市民公益活動団体の広報力ア
ップ講座・2日目」が横須賀市の主催で、10月10日(木)17:30から市内本町の横須賀市産業交流プラザで開催されました。前回、9月19日に続く2日目の講座で、「2日間1セット」の日程が終了しました。

●団体スタッフ・ボランティア15人が熱心に聴講
横須賀・三浦地区の経済活性化を目指し、企業OBが中小企業に対し経営支援を行っている国税庁認定・横須賀市指定NPO法人 産業クラスター研究会(木下武理事長)が受託・運営しました。認定NPOに求められる「新しい公共」活動の一環として、横須賀市内の市民公益活動団体に対して、広報力アップの方法を伝授する講座を行いました。

●NPO法人 横須賀つばさの会・イタリア映画自主上映会の記事掲載
参加者は講師の平野和夫・産業クラスター研究会会員から「プレスリリースを作って地元マスコミ、市政記者クラブに届けよう」について方法を学びました。市民公益活動を現在、実施中または近い将来、行う予定の団体・スタッフが対象で、前回参加者を含めて15人の関係者が熱心に聞き入っていました。

前回、平野講師は『高い経費が要求される広告に比べて経費ゼロで実施できる「広報」を積極的に活用しよう』「1円の経費もかけないで、市民団体の様々な情報をマスコミで掲載してもらう方法を教えます」とそのノウハウの一端を話しました。その上で、参加者に団体のイベントなどについて実際にプレスリリース作成のワークショップに挑戦してもらいました。

この日はその結果報告があり、NPO法人 横須賀つばさの会(事務所:市内船越町)が講師のアドバイスを受けて、プレスリリースを作成、講師が地元紙横須賀支社に持ち込んだ広報テーマ『10月27日、イタリア映画「むかしMattoの町あった」自主上映会開催』が、10月7日付け同紙横須賀版において、1ページの六分の一程の広いスペースで記事掲載されたことが報告されました。

●「地産地消」梅ゼリー製造・販売のプレスリリース完成、配信へ
同映画はイタリアの精神保健改革の苦闘の過程を基に描かれた実話モデルで、テーマの社会性、今日性、重厚性が地元紙の評価を受けたと思うと、講師は記事掲載の背景を説明しました。水島和明・同会理事は「マスコミで記事掲載されたことはありがたい。この映画を精神障害者自立、就労支援関係者だけでなく、若者を含め多くの日本人に見ていただきたい。日本の精神医療・保健・福祉のあり方を考えるキッカケになってほしいと願う」と参加者に話しました。

平野講師はさらにプレスリリース作成が終了、近々市政記者クラブ、地元紙訪問予定の事例を報告しました。障害者市民グループ・よこすか片マヒ希望の会(会長:細谷均氏)が地元の神社・畑宮司から寄贈された梅を基に、地元関係者の協力を得て、梅ゼリーを製造、地元デパートで市民に販売する内容です。38兆円を超えた医療費の削減と、介護する立場の人が逆に介護される現在、自立を目指していると、蘇武春男同会事務局長が記事掲載挑戦の狙いを説明しました。

●子育てまつり、映画自主上映会、ブックトークなど挑戦テーマ続々

蘇武氏が利き手の右手のマヒにより慣れない左手を使い、パソコンで作成したWORD1枚のプレスリリース原稿案に、講師が少し手を加えて作成しました。講師は「地元神社、地元の梅、地元業者の協力、地元デパートで販売、地元の人が購入と,正しく地産地消プロジェクトの典型である。この点にニュース性、社会性がある」と評価しました。

2日間のセミナーの結果、上記2件に加えて下記団体の情報について、講師は今後担当者と連絡を取りながら、一緒に原稿作成、マスコミ訪問をしていくと説明しました。

①よこすか子育てまつり実行委員会/子育てまつり 11月10日(日)   安浦コミュニティセンター
②あんしんネット横須賀/11月24日(日)  横須賀市総合福祉会館 映画「逃げ遅れる人々」自主上映会 
③よこすかまちづくり市民の会/12月5日(木)産業交流プラザ 廣畑環さんのブックトーク講演会
④みゅーまる/平成26年3月 市内で動物愛護と音楽ミュージカルイベント
⑤よこすか片マヒ希望の会/12月7日(土)いも煮会/1月25日(土)  軽スポーツボッチャ競技大会/横須賀市総合福祉会館

横須賀市の市民協働推進担当者は「座学だけでなくプレスリリース作成挑戦というワークショップに本セミナーの価値がある。マスコミ現場経験の長い講師の話をじっくり聞いて、広報のノウハウを学んでほしい」と参加者に挨拶しました。

平野講師はこの他、広報テーマ、新聞社の記事検索サイト活用などをアドバイスしました。
①広報テーマは子育て、介護、人権、障害者、高齢者問題、被災地応援、原発など様々ある。新規性・社会性・今日性が重要だ。
②日経テレコン(日経)、聞蔵(朝日)など新聞社の記事検索サイトの活用や
ぷれりり、プレスリリースゼロといったプレスリリース無料掲載サイトの利用も役に立つ。
③新聞社に積極的に電話、FAX,メールで情報を伝えよう。電話番号、FAX番号などは新聞をよく見ると掲載されている。
④大手マスコミは横須賀の様な地方都市の細かい情報を収容するスペースが少ないので、地元紙、地元フリーペーパー、地元テレビなどへ積極的に情報を送ろう。

●「絶対挑戦する」「リリース作成は初めての良い経験」などの感想

参加者からは広報挑戦に積極的な感想が届きました。
「プレスリリースというものを初めて書いた。良く書けなかったがいい経験だった」「掲載事例の発表を聞いて、マスコミと人脈もない、方法もわからない私達でも、記事掲載が出来るのだということが分かりました」「絶対、プレスリリース作成・記者クラブへの持ち込みに挑戦する」「子育てまつりを初めて実施するため準備しているが、この日は周辺の会場で様々なイベントが予定されている。広報の力でひとりでも多くの人に来場してほしい」

第2弾は今回と同じ内容により「2日1セット」で、下記の日程で実施します。
■実施日:1日目 平成25年11月13日(木)
2日目 平成25年12月 4日(木)
■時間:午後5時30分~8時
■場所:横須賀市産業交流プラザ第2研修室
■対象:市民公益活を現在行っている、または行う予定の団体・スタッフ
■無料

【内閣府認証・国税庁認定・横須賀市指定NPO法人 産業クラスター研究会のプロフィール】
横須賀・三浦地区の経済活性化を目標に、企業OBが平成15年設立。法人会員に対して、IT関連、HP制作、海外入札、翻訳、特許申請、ISO認証取得、エコアクション認証登録などの相談や支援を行う。平成23年11月、横須賀で最初、神奈川県内で20番目の「国税庁認定」を受けた。来年1月、設立10年を迎える。現在、会員数は個人28人、法人20社。

内容と取材に関するお問い合わせは下記へお願いします。
内閣府認証・国税庁認定・横須賀市指定NPO法人産業クラスタ-研究会
担当 加藤幹雄
横須賀市光の丘8-3 YRPベンチャ-棟209号 
TEL/FAX 046-847-6355 
E-mail:
URL http://www.cluster.jp/