ボタンひとつで業務復旧が行える環境を実現。DRサイトのシステムを、平時には開発環境として有効活用
ITインフラのソリューション・ディストリビュータである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、清水建設株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 宮本 洋一)が、大規模広域災害などからITインフラを守るDR(災害対策)システムの構築に、ネットワールドが提供する「VMware vCenter Site Recovery Manager(以下 SRM)」、および「EMC VNX」を導入したことを発表します。また、DRシステム構築と同時に、本番環境システムの状況把握や改善計画策定を効率的に行うために、Dell Softwareの「vFoglight」を導入しました。
清水建設のプライベートクラウドでは、現在約150台の業務サーバがVMware上で稼働していますが、それぞれのシステムに復旧の優先順位が付けられており、最も重要な「レベル0」の業務システムは、新しいDRシステムにおいて、災害発生後即時の復旧が可能です。DRサイトの構築時には、お客様へのサービス低下を避けるためにシステムのダウンタイム最小化が課題となりましたが、SRMと「VMware vSphere Storage vMotion」を併用したことで、ノンストップでマイグレーションしました。また、DRサイトのシステムを平時には開発環境として有効活用しており、投資効果の最大化を図っています。
尚、システムの提案・構築は、ネットワールドのパートナーであるリコージャパン株式会社(本社:東京都中央区)、ならびに、リコーITソリューションズ株式会社(本社:東京都中央区)が行ないました。
◆ 導入の背景
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業界屈指の研究開発力を誇る清水建設は、最先端の工法や技術を取り入れた建築物を数多く世に送り出し続けており、ハイブリッド外装システムや高度な空調・照明・電力制御技術を組み込み、昨年竣工した新本社ビルは、同社が重要経営戦略として掲げる「エコ/サスティナビリティ」を具現化したショールームでもあります。
ITインフラも、システムの集約・標準化を早くから推進し、2005年頃には統合ストレージやブレードサーバを採用するなど、先駆的な取り組みを展開してきました。現在ではVMware仮想化基盤によるプライベートクラウドへと進化していますが、東日本大震災をきっかけとしてDRシステムの構築プロジェクトに着手しました。
清水建設では、大災害などの発生後はすぐに建築物の調査に着手しますが、地図システムや施工関連のシステムがダウンしていると迅速に対応できず、病院などの社会インフラ施設も数多く手がけているため、非常時におけるシステムの稼働維持は極めて重要な意味を持ちます。
◆ 新システムの概要と導入成果
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新しいDRシステムで採用したSRMは、vSphere基盤上の仮想マシンに対し、被災時のシステム復旧を自動化し、短時間での業務復旧を可能にします。既存の仮想化基盤と同じVMware社の製品であり親和性が高く、有事の際に複雑なマニュアルなどを使わずにボタンひとつでシステムを復旧できることなどが高く評価されています。また、SRMをシステム移行ツールとしても活用したことが、今回のプロジェクトでユニークな点です。DRサイト構築時にダウンタイムを最小化するために、SRMとVMwareのStorage vMotion機能を併用し、ノンストップでのマイグレーションを実現しました。
また、ストレージは、EMC VNXを以前から本番環境に導入していましたが、SRMとの連携が可能なレプリケーション機能を備えていることから、本番環境の従来機をDRサイトに移設し、本番環境用に最新モデルを新たに追加導入しました。VNXの特長であるストレージ自動階層化機能「FAST Cache」「FAST VP」も絶大な効果を発揮しており、頻繁に利用するデータは高速なSSDへ自動的に配置されるため、システムのレスポンスも飛躍的に向上しています。
さらに、DRサイト構築と同時に、重要な業務インフラであるVMware仮想化基盤の運用監視を効率的に行えるソリューションが求められ、VMware環境に最適なパフォーマンス監視と容量管理機能を提供するvFoglightが採用されました。システムの稼働状態やリソースの利用状況などの情報をvFoglightで取得し、現状の課題把握や将来予測に役立てています。
◆ 今後の展開
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現在VMware上で稼働する業務サーバの数は約150台ですが、物理環境上で稼働中のシステムの移行も引き続き進められており、最終的な台数は350台程度に達すると見込まれています。仮想化基盤への移行をさらに拡大することで、従来はDRの対象でなかったシステムやデータも確実に保全可能にする計画です。
※導入構成イメージ図を以下でご覧いただけます。
http://www.networld.co.jp/news/press2013/0723.htm
EMC製品の情報は、以下をご覧ください。
http://www.networld.co.jp/emc/
vFoglightの製品情報は、以下をご覧ください。
http://www.networld.co.jp/vfoglight/
VMware製品の情報は、以下をご覧ください。
http://www.networld.co.jp/vmware/
ITインフラのソリューション・ディストリビュータである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、清水建設株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 宮本 洋一)が、大規模広域災害などからITインフラを守るDR(災害対策)システムの構築に、ネットワールドが提供する「VMware vCenter Site Recovery Manager(以下 SRM)」、および「EMC VNX」を導入したことを発表します。また、DRシステム構築と同時に、本番環境システムの状況把握や改善計画策定を効率的に行うために、Dell Softwareの「vFoglight」を導入しました。
清水建設のプライベートクラウドでは、現在約150台の業務サーバがVMware上で稼働していますが、それぞれのシステムに復旧の優先順位が付けられており、最も重要な「レベル0」の業務システムは、新しいDRシステムにおいて、災害発生後即時の復旧が可能です。DRサイトの構築時には、お客様へのサービス低下を避けるためにシステムのダウンタイム最小化が課題となりましたが、SRMと「VMware vSphere Storage vMotion」を併用したことで、ノンストップでマイグレーションしました。また、DRサイトのシステムを平時には開発環境として有効活用しており、投資効果の最大化を図っています。
尚、システムの提案・構築は、ネットワールドのパートナーであるリコージャパン株式会社(本社:東京都中央区)、ならびに、リコーITソリューションズ株式会社(本社:東京都中央区)が行ないました。
◆ 導入の背景
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業界屈指の研究開発力を誇る清水建設は、最先端の工法や技術を取り入れた建築物を数多く世に送り出し続けており、ハイブリッド外装システムや高度な空調・照明・電力制御技術を組み込み、昨年竣工した新本社ビルは、同社が重要経営戦略として掲げる「エコ/サスティナビリティ」を具現化したショールームでもあります。
ITインフラも、システムの集約・標準化を早くから推進し、2005年頃には統合ストレージやブレードサーバを採用するなど、先駆的な取り組みを展開してきました。現在ではVMware仮想化基盤によるプライベートクラウドへと進化していますが、東日本大震災をきっかけとしてDRシステムの構築プロジェクトに着手しました。
清水建設では、大災害などの発生後はすぐに建築物の調査に着手しますが、地図システムや施工関連のシステムがダウンしていると迅速に対応できず、病院などの社会インフラ施設も数多く手がけているため、非常時におけるシステムの稼働維持は極めて重要な意味を持ちます。
◆ 新システムの概要と導入成果
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新しいDRシステムで採用したSRMは、vSphere基盤上の仮想マシンに対し、被災時のシステム復旧を自動化し、短時間での業務復旧を可能にします。既存の仮想化基盤と同じVMware社の製品であり親和性が高く、有事の際に複雑なマニュアルなどを使わずにボタンひとつでシステムを復旧できることなどが高く評価されています。また、SRMをシステム移行ツールとしても活用したことが、今回のプロジェクトでユニークな点です。DRサイト構築時にダウンタイムを最小化するために、SRMとVMwareのStorage vMotion機能を併用し、ノンストップでのマイグレーションを実現しました。
また、ストレージは、EMC VNXを以前から本番環境に導入していましたが、SRMとの連携が可能なレプリケーション機能を備えていることから、本番環境の従来機をDRサイトに移設し、本番環境用に最新モデルを新たに追加導入しました。VNXの特長であるストレージ自動階層化機能「FAST Cache」「FAST VP」も絶大な効果を発揮しており、頻繁に利用するデータは高速なSSDへ自動的に配置されるため、システムのレスポンスも飛躍的に向上しています。
さらに、DRサイト構築と同時に、重要な業務インフラであるVMware仮想化基盤の運用監視を効率的に行えるソリューションが求められ、VMware環境に最適なパフォーマンス監視と容量管理機能を提供するvFoglightが採用されました。システムの稼働状態やリソースの利用状況などの情報をvFoglightで取得し、現状の課題把握や将来予測に役立てています。
◆ 今後の展開
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現在VMware上で稼働する業務サーバの数は約150台ですが、物理環境上で稼働中のシステムの移行も引き続き進められており、最終的な台数は350台程度に達すると見込まれています。仮想化基盤への移行をさらに拡大することで、従来はDRの対象でなかったシステムやデータも確実に保全可能にする計画です。
※導入構成イメージ図を以下でご覧いただけます。
http://www.networld.co.jp/news/press2013/0723.htm
EMC製品の情報は、以下をご覧ください。
http://www.networld.co.jp/emc/
vFoglightの製品情報は、以下をご覧ください。
http://www.networld.co.jp/vfoglight/
VMware製品の情報は、以下をご覧ください。
http://www.networld.co.jp/vmware/