2013 年 4 月 19 日(金曜日)東京発 – ディスク暗号化ソフトウェアの先進企業、WinMagic Inc. の日本法人であるウインマジック・ジャパン株式会社(以下ウインマジック)(本社:東京都港区、代表取締役:石山 勉)、そして Ponemon Institute および自己暗号化ディスク(SED)のトップベンダーである LSI Corporation、Micron、PLEXTOR、Seagate、Samsung、東芝は本日、ソフトウェアによるディスク暗号化とハードウェアによるディスク暗号化の総所有コスト比較の最新調査結果を共同で発表しました。この調査では、ソフトウェアによる暗号化ソリューションと比較した場合、自己暗号化ディスク(SED)をはじめとするハードウェアによるディスク暗号化では 75% 以上ものコスト節約が可能になることが明らかになっています。
ウインマジックが委託した今回の調査は、共同スポンサーとなった最先端の自己暗号化ディスク(SED)ベンダー企業からこれまでに例のない強力なサポートを受け、米国の調査機関である Ponemon Institute によって実施されました。この調査は、内部で使用するデスクトップPCやノートPCに対して、企業はソフトウェアおよびハードウェアによるディスク暗号化ソリューションをどのように展開すべきか、また導入に要する総コストともたらされるメリットをどのように測定し、判断したらよいか理解することを目的としています。Ponemon Institute は今回、米国、英国、ドイツ、そして日本の 4 ヶ国における幅広い分野の企業で、IT および IT セキュリティの担当者 1,335 名を対象に調査を行なっています。
今回の調査では、主に以下のような結果が明らかになっています。
• 自己暗号化ディスク(SED)は、初期暗号化の際のユーザの遊休時間ならびにコンピュータの通常操作における余剰的な時間を総合的に短縮することで、暗号化の導入によるエンドユーザの生産性低下を大幅に抑制することができる
• 自己暗号化ディスク(SED)を利用する場合、暗号化プロセスは即座に完了するためユーザや IT に遊休時間が一切発生しない
• 米国のサンプルによる調査結果では、ソフトウェアによる暗号化と比較した場合の自己暗号化ディスク(SED)による節約コストの金銭的換算値は、年間でユーザあたり 300 米ドル(1 ドル = 95 円換算で約 28,500 円)にのぼる
• ソフトウェアによる暗号化と比較した場合、自己暗号化ディスク(SED)によるハードウェアベースの暗号化では平均で 75% もの総合的なコスト節約が可能
• すべてのドライブ暗号化形式を対象にする場合、年間で 300 ~ 600 米ドル(約 28,500 円~ 57,000 円)もの総所有コストが発生するのに対し、ディスク全体暗号(FDE)ソリューションの平均的なライセンスコストは、年間わずか 20 米ドル以下(約 1,900 円)に過ぎない
• 利用する暗号化手法の違いに関係なく、データ暗号化のもたらすメリットはその総所有コストを調査対象国によって 4 倍から 20 倍も上回っている
「過去 5 年間にわたり、ウインマジックは自己暗号化ディスク(SED)とプリブートネットワーク認証という 2 つの優れたテクノロジーがドライブ暗号化市場に大きな変革をもたらすことになると主張し続けてきました。今回の調査結果では、自己暗号化ディスク(SED)がもたらす高いバリュー、そしてウインマジックのプリブートネットワーク認証ソリューションである PBConnex によって、そのバリューがさらに高められることが明確に実証されました」と、ウインマジックの CEO、Thi Nguyen-Huu は述べています。「ウインマジックでは、企業が自己暗号化ディスク(SED)などの優れたセキュリティ・テクノロジーとそのメリットを正しく認識することが重要だと確信しています。今回このような業界最先端の OEM ベンダー各社と共同で調査を実施し、その結果明らかになった情報を数多くのコミュニティや世界中の企業と共有できることを、ウインマジックは大変光栄に思います。」
「Ponemon Institute が今回実施した調査結果では、ソフトウェアによるディスク暗号化とハードウェアによるディスク暗号化手法のコストに大きな差異があることが明らかになりました」と、Ponemon Institute の会長兼創設者 Larry Ponemon 博士は語っています。「ソフトウェアによるディスク全体暗号(FDE)ソリューションとハードウェアによるディスク全体暗号(FDE)ソリューションにおけるコストの差異の主な要因には、IT 関連の作業時間と労力、エンドユーザの生産性、そしてライセンス料が大きく関係していることがわかります。」
今回の調査では、ハードウェアベースの暗号化のメリットを強く裏付ける素晴らしい結果が明らかになっています。業界をリードする自己暗号化ディスク(SED)の OEM ベンダー企業から、ディスク全体暗号(FDE)分野の先進企業として、そして TCG の活動に大きく貢献しているメンバーとして高く評価されているウインマジックは、今日ソフトウェアによるディスク全体暗号(FDE)とハードウェアベースのディスク全体暗号(FDE)の両方をサポートする、数少ないソフトウェアベンダーのひとつです。
自己暗号化ディスク(SED)には、ハードディスクドライブ(HDD)およびソリッドステートドライブ(SSD)の 2 種類があり、いずれもソフトウェアの支援を受けることなく、ドライブの電子回路に直接組み込まれているハードウェアレベルで、保存されているデータを暗号化します。自己暗号化ディスク(SED)では暗号化が常に有効になっており、暗号キーも常時ドライブ内に留まっています。さらに、認証はオペレーティングシステムから独立して行なわれます。
今日提供されているドライブの中で、自己暗号化ディスク(SED)の多くは Trusted Computing Group(TCG)が策定した Opal 標準に準拠しています。Opal は 自己暗号化ディスク(SED)の製造と管理用に TCG が開発した規格で、ドライブ/ディスクのメーカーが製品の互換性を確保するために従う基準の共通セットです。今回の調査の共同スポンサー企業の多くは TCG に加盟しており、その製品は Opal 標準に準拠しています。
今回の調査結果を説明するウェビナー(英語)が、2013 年 4 月 30 日に開催されます。このウェビナーでは、調査を実施した Ponemon Institute の Larry Ponemon 博士のほか、ウインマジック、LSI、Micron、PLEXTOR、Samsung、Seagate および東芝の代表者が参加し、今回の調査結果を詳しく解説する予定です。このウェビナーは、http://www.winmagic.com/ponemonstudy2/webinar から参加申込できます。
本調査の概要は、ウインマジックの Web サイト http://www.winmagic.com/jp/ponemonstudy2 で無償ダウンロード可能です。是非ご参照ください。
この調査で明らかになった自己暗号化ディスク(SED)の優れたメリットに対し、共同スポンサー各社から次のようなコメントが寄せられています。
Micron Technology
Micron のクライアント SSD 部門担当ジェネラルマネージャの Justin Sykes 氏は、次のように語っています。「暗号化 SSD は、間違いなく今後のビジネス・コンピューティングの主役になっていくと思われます。クラウドや Web 2.0 アプリケーションを含め、私たちの M500 SSD に組み込まれた強力な暗号化機能に大きな関心を寄せている顧客が多数います。私たちはウインマジックと協業し、包括的かつ簡単に利用できるデータセキュリティ・ソリューションを提供していくことを大変喜ばしく思っています。」
Micron Technology について
Micron Technology は 30 年以上にわたり、イノベーションの最先端を担い、世界で最も進んだ半導体テクノロジーの設計と製造に関わってきました。同社は企業向けの DRAM、NAND、NOR、および SATA、SAS、PCIe SSD などの SSD をはじめとする幅広い製品を提供しています。Micron SSD の差別化要因として、独自の高品質 NAND デバイスを用いてインハウスで製造されている点が挙げられます。Micron SSD の優れた信頼性、耐久力、パフォーマンスにより、顧客はミッションクリティカルなストレージアプリケーションのスケーラビリティと効率性を最大限に引き出すことができます。
LSI Corporation
LSI のフラッシュ・コンポーネント部門のマーケティング担当シニア・ディレクタである Kent Smith 氏は、次のように述べています。「LSI は、SSD 向けのハードウェアベースの暗号化の開発におけるパイオニアです。Ponemon の調査結果は、ソフトウェアベースの暗号化ソリューションと比べて明らかに大幅なコスト節約が可能となることが証明されており、非常に意義あるものだと確信しています。LSI SandForce® Flash Storage Processors は、これまでハードウェアベースの AES 暗号化を常時サポートしてきており、CPU の負荷を軽減し、プロビジョニング、管理、そしてエンドユーザの生産性に関連した TCO のメリットを提供してきました。LSI は、TCG が開発した Opal 標準に大きく貢献しており、イノベーションの最前線に立って、ハードウェアベースのディスク全体暗号(FDE)ソリューションの業界への幅広い普及の促進を支援していきたいと考えています。」
LSI Corporation について
LSI Corporation(NASDAQ:LSI)は、データセンターにおけるストレージとネットワーク、モバイル・ネットワーク、そしてクライアント・コンピューティングの高速化に貢献する半導体およびソフトウェアを設計しています。同社のテクノロジーはアプリケーション・パフォーマンスの向上に重要な役割を果たしており、パートナーとのコラボレーションによって構築されたソリューションに適用されています。詳細は www.lsi.com/japan/ を参照して下さい。
PLEXTOR(プレクスター)
PLEXTOR のアメリカ大陸担当マネージング・ディレクターの Darlo Perez 氏は、以下のようにコメントしています。「PLEXTOR は、ストレージ産業のリーダーとしての役割を大変重く受け止めています。私たちは、今回の調査で SSD のメーカーとして初のスポンサーの 1 社となり、ウインマジックとのパートナーシップに大変期待しています。PLEXTOR は、我々が信じる、市場で最善のストレージ製品を開発する上で、どのような苦労も惜しまずにやってきました。私たちにとって、それは研究開発と製造プロセスに 100% の責任を負い、独自のファームウェアや、TrueProtect および TrueSpeed のテクノロジーを基礎から開発するために、多くの投資を行ってきたことを意味しています。」
PLEXTOR について
PLEXTOR は、専門家、コンシューマ、そして企業向けの、実績豊富なソリッドステートドライブ、ブルーレイ光学ディスクドライブ、および他のハイパフォーマンス・デジタルストレージデバイスにおける先進的なグローバルデベロッパーです。1989 年に初の CD-ROM ドライブを発表して以来、多くの受賞歴を誇る同社の優れた製品群は、品質とハイパフォーマンスにおけるスタンダードを確立するに至っています。PLEXTOR は、市場を牽引するイノベーション、比類のない品質、総合サービス、そして同社が供給する機器のパフォーマンスと安定性に対して、ユーザが安心して使用できるものにするという同社の信念に基づき、新世代の製品を引き続き提供していきます。ストレージおよびマルチメディア製品における PLEXTOR ブランドは、日本のシナノケンシ株式会社が所有しています。
Samsung(サムスン)
Samsung Electronics Corporation のストレージセキュリティ・コンサルタントである Michael Willett 博士は、次のようにコメントしています。「Samsung は、Trusted Computing Group により策定された自己暗号化ディスク(SED)のソリッドステート版を提供する、初のドライブベンダーとなることに誇りを感じています。Ponemon の調査結果では、従来のソフトウェア暗号化ソリューションと比較して、顧客がハードウェアベースの SED を使用した場合、かなりのコストを節約できることが数値化されています。ソリッドステートドライブの優れたパフォーマンスと耐久性に加えて、自己暗号化ディスク(SED)の堅牢なセキュリティとの組み合わせは最適であると言えます。」
Samsung Electronics Co., Ltd. について
Samsung Electronics Co., Ltd. はテクノロジーのグローバルリーダーとして、世界中の人々に新たな可能性を提供しています。絶え間ないイノベーションと発明を通じて、同社はテレビ、スマートフォン、パソコン、プリンター、カメラ、家電、LTE システム、医療機器、半導体、そして LED の分野で革新を続けています。また、79 ヵ国にわたり、236,000 人の従業員を雇用しており、1,870 億 8,000 万米ドルを超える年間売上を誇っています。詳細は www.samsung.com/jp/ をご覧下さい。
Seagate(シーゲート)
Seagate の製品ライン管理担当シニア・バイスプレジデントである Bob Griswold 氏は、以下のように述べています。「Seagate は長年にわたり、ハードウェアベースのストレージセキュリティ・ソリューションにおける広範なポートフォリオに投資を継続しており、ウインマジックをはじめとするセキュリティベンダーと緊密に協業し、ストレージのセキュリティに対する顧客ニーズをサポートしてきました。今日の自己暗号化ディスク(SED)ストレージ分野の先進プロバイダとして、私たちはこの調査結果を前向きに捉えており、セキュリティにおける最も効率の良い、そしてコスト効果の高いソリューションを模索している顧客にとって、自己暗号化ディスク(SED)が提供するバリューを明確に証明するものだと考えています。」
Seagate について
Seagate は、ハードディスクドライブとストレージソリューションの世界的な先進企業です。詳細は www.seagate.com/jp/ja/ をご覧下さい。
東芝
Toshiba Storage Products Business(東芝ストレージ製品ビジネス)の製品マネージャーである Scott Wright 氏は、次のコメントを残しています。「Ponemon の調査結果は、企業環境での自己暗号ストレージ・テクノロジーの重要性を裏付けるものとなっています。東芝とウインマジックは、エンドユーザに対して、TCO を削減し効率性を高めるために最も信頼性があり、セキュアなストレージハードウェアを提供することに専念してきました。」
東芝と Toshiba America Electronic Components, Inc.(TAEC)について
東芝とその子会社は、唯一無二のグローバルストレージ・ソリューションを提供しており、ハードディスクドライブ(HDD)、ソリッドステートドライブ(SSD)、そして NAND 型フラッシュメモリを提供しています。Toshiba America Electronic Components, Inc. は、Toshiba America, Inc. 傘下の独立事業会社であり、日本最大かつ世界で 5 番目の規模を誇る半導体製造業者である東芝の子会社です(2013 年 3 月 ガートナー発行 「2012 Worldwide Semiconductor Revenue:2012 年度世界の半導体売上」 より)。北米における Toshiba America Electronic Components, Inc. のストレージ製品ビジネスユニットは、世界中の機械製造業者、設計製造業者、VAR(付加価値再販業者)、付加価値販社、システムインテグレータ、そしてディストリビュータに対して高品質のストレージ周辺機器を提供しています。TAEC の詳細は www.toshiba.com/taec をご覧下さい。
【Ponemon Institute について】
Ponemon Institute© は、企業や政府機関における信頼性の高い情報管理およびプライバシー管理の実践を推進する機関です。この目的を達成するため、Ponemon Institute は独自調査の実施、民間企業および公共機関のリーダーの教育活動、そして幅広い業界における企業のプライバシーおよび情報保護の実践検証に従事しています。
【ウインマジックについて】
ウインマジックの SecureDoc は、デスクトップ PC、ノート PC、タブレットデバイス、そして USB メモリや CD/DVD、SD カードをはじめとするリムーバブルメディアに保存されているデータすべての保護を容易に実現するディスク暗号化ソリューションです。Microsoft Windows、Mac OS、Android、そして Linux の各プラットフォームをサポートする SecureDoc では、標準的なドライブとシーゲートなどの Opal 標準準拠ドライブをはじめとする自己暗号化ディスク(SED)の両方を容易に一元管理し、使用することができます。ウインマジックは、ビジネスのリスク軽減、プライバシーや法的規制のコンプライアンス要件への対応、さらに不正アクセスからの大切な情報資産の保護を実現する同社の高度なテクノロジーによって、世界中の何千もの企業や政府機関から高い信頼を得ています。充実したプロフェッショナルサービスとカスタマサービスを誇るウインマジックは、今日、80 を超える国々で 300 万以上におよぶ SecureDoc のユーザを支援しています。ウインマジックの詳細は、http://www.winmagic.com/jp をご覧ください。
WinMagic、SecureDoc、SecureDoc Enterprise Server、Compartmental SecureDoc、SecureDoc PDA、SecureDoc Personal Edition、SecureDoc RME、SecureDoc Removable Media Encryption、SecureDoc Media Viewer、SecureDoc Express、SecureDoc for Mac、SecureDoc Central Database は、米国およびその他の国における WinMagic Inc. の商標です。本文中のその他の社名、製品名等は、各社の商標、または登録商標です。
(C)2013 WinMagic Inc. All rights reserved.
本プレスリリースに関するお問合わせ先:
ウインマジック・ジャパン株式会社
〒105-6016 東京都港区虎ノ門 4-3-1城山トラストタワー 27 階
http://www.winmagic.com/jp
(製品情報に関するお問合わせ先)
Email:
Tel:
(取材のお申込先)
Tel:
Email:
ウインマジックが委託した今回の調査は、共同スポンサーとなった最先端の自己暗号化ディスク(SED)ベンダー企業からこれまでに例のない強力なサポートを受け、米国の調査機関である Ponemon Institute によって実施されました。この調査は、内部で使用するデスクトップPCやノートPCに対して、企業はソフトウェアおよびハードウェアによるディスク暗号化ソリューションをどのように展開すべきか、また導入に要する総コストともたらされるメリットをどのように測定し、判断したらよいか理解することを目的としています。Ponemon Institute は今回、米国、英国、ドイツ、そして日本の 4 ヶ国における幅広い分野の企業で、IT および IT セキュリティの担当者 1,335 名を対象に調査を行なっています。
今回の調査では、主に以下のような結果が明らかになっています。
• 自己暗号化ディスク(SED)は、初期暗号化の際のユーザの遊休時間ならびにコンピュータの通常操作における余剰的な時間を総合的に短縮することで、暗号化の導入によるエンドユーザの生産性低下を大幅に抑制することができる
• 自己暗号化ディスク(SED)を利用する場合、暗号化プロセスは即座に完了するためユーザや IT に遊休時間が一切発生しない
• 米国のサンプルによる調査結果では、ソフトウェアによる暗号化と比較した場合の自己暗号化ディスク(SED)による節約コストの金銭的換算値は、年間でユーザあたり 300 米ドル(1 ドル = 95 円換算で約 28,500 円)にのぼる
• ソフトウェアによる暗号化と比較した場合、自己暗号化ディスク(SED)によるハードウェアベースの暗号化では平均で 75% もの総合的なコスト節約が可能
• すべてのドライブ暗号化形式を対象にする場合、年間で 300 ~ 600 米ドル(約 28,500 円~ 57,000 円)もの総所有コストが発生するのに対し、ディスク全体暗号(FDE)ソリューションの平均的なライセンスコストは、年間わずか 20 米ドル以下(約 1,900 円)に過ぎない
• 利用する暗号化手法の違いに関係なく、データ暗号化のもたらすメリットはその総所有コストを調査対象国によって 4 倍から 20 倍も上回っている
「過去 5 年間にわたり、ウインマジックは自己暗号化ディスク(SED)とプリブートネットワーク認証という 2 つの優れたテクノロジーがドライブ暗号化市場に大きな変革をもたらすことになると主張し続けてきました。今回の調査結果では、自己暗号化ディスク(SED)がもたらす高いバリュー、そしてウインマジックのプリブートネットワーク認証ソリューションである PBConnex によって、そのバリューがさらに高められることが明確に実証されました」と、ウインマジックの CEO、Thi Nguyen-Huu は述べています。「ウインマジックでは、企業が自己暗号化ディスク(SED)などの優れたセキュリティ・テクノロジーとそのメリットを正しく認識することが重要だと確信しています。今回このような業界最先端の OEM ベンダー各社と共同で調査を実施し、その結果明らかになった情報を数多くのコミュニティや世界中の企業と共有できることを、ウインマジックは大変光栄に思います。」
「Ponemon Institute が今回実施した調査結果では、ソフトウェアによるディスク暗号化とハードウェアによるディスク暗号化手法のコストに大きな差異があることが明らかになりました」と、Ponemon Institute の会長兼創設者 Larry Ponemon 博士は語っています。「ソフトウェアによるディスク全体暗号(FDE)ソリューションとハードウェアによるディスク全体暗号(FDE)ソリューションにおけるコストの差異の主な要因には、IT 関連の作業時間と労力、エンドユーザの生産性、そしてライセンス料が大きく関係していることがわかります。」
今回の調査では、ハードウェアベースの暗号化のメリットを強く裏付ける素晴らしい結果が明らかになっています。業界をリードする自己暗号化ディスク(SED)の OEM ベンダー企業から、ディスク全体暗号(FDE)分野の先進企業として、そして TCG の活動に大きく貢献しているメンバーとして高く評価されているウインマジックは、今日ソフトウェアによるディスク全体暗号(FDE)とハードウェアベースのディスク全体暗号(FDE)の両方をサポートする、数少ないソフトウェアベンダーのひとつです。
自己暗号化ディスク(SED)には、ハードディスクドライブ(HDD)およびソリッドステートドライブ(SSD)の 2 種類があり、いずれもソフトウェアの支援を受けることなく、ドライブの電子回路に直接組み込まれているハードウェアレベルで、保存されているデータを暗号化します。自己暗号化ディスク(SED)では暗号化が常に有効になっており、暗号キーも常時ドライブ内に留まっています。さらに、認証はオペレーティングシステムから独立して行なわれます。
今日提供されているドライブの中で、自己暗号化ディスク(SED)の多くは Trusted Computing Group(TCG)が策定した Opal 標準に準拠しています。Opal は 自己暗号化ディスク(SED)の製造と管理用に TCG が開発した規格で、ドライブ/ディスクのメーカーが製品の互換性を確保するために従う基準の共通セットです。今回の調査の共同スポンサー企業の多くは TCG に加盟しており、その製品は Opal 標準に準拠しています。
今回の調査結果を説明するウェビナー(英語)が、2013 年 4 月 30 日に開催されます。このウェビナーでは、調査を実施した Ponemon Institute の Larry Ponemon 博士のほか、ウインマジック、LSI、Micron、PLEXTOR、Samsung、Seagate および東芝の代表者が参加し、今回の調査結果を詳しく解説する予定です。このウェビナーは、http://www.winmagic.com/ponemonstudy2/webinar から参加申込できます。
本調査の概要は、ウインマジックの Web サイト http://www.winmagic.com/jp/ponemonstudy2 で無償ダウンロード可能です。是非ご参照ください。
この調査で明らかになった自己暗号化ディスク(SED)の優れたメリットに対し、共同スポンサー各社から次のようなコメントが寄せられています。
Micron Technology
Micron のクライアント SSD 部門担当ジェネラルマネージャの Justin Sykes 氏は、次のように語っています。「暗号化 SSD は、間違いなく今後のビジネス・コンピューティングの主役になっていくと思われます。クラウドや Web 2.0 アプリケーションを含め、私たちの M500 SSD に組み込まれた強力な暗号化機能に大きな関心を寄せている顧客が多数います。私たちはウインマジックと協業し、包括的かつ簡単に利用できるデータセキュリティ・ソリューションを提供していくことを大変喜ばしく思っています。」
Micron Technology について
Micron Technology は 30 年以上にわたり、イノベーションの最先端を担い、世界で最も進んだ半導体テクノロジーの設計と製造に関わってきました。同社は企業向けの DRAM、NAND、NOR、および SATA、SAS、PCIe SSD などの SSD をはじめとする幅広い製品を提供しています。Micron SSD の差別化要因として、独自の高品質 NAND デバイスを用いてインハウスで製造されている点が挙げられます。Micron SSD の優れた信頼性、耐久力、パフォーマンスにより、顧客はミッションクリティカルなストレージアプリケーションのスケーラビリティと効率性を最大限に引き出すことができます。
LSI Corporation
LSI のフラッシュ・コンポーネント部門のマーケティング担当シニア・ディレクタである Kent Smith 氏は、次のように述べています。「LSI は、SSD 向けのハードウェアベースの暗号化の開発におけるパイオニアです。Ponemon の調査結果は、ソフトウェアベースの暗号化ソリューションと比べて明らかに大幅なコスト節約が可能となることが証明されており、非常に意義あるものだと確信しています。LSI SandForce® Flash Storage Processors は、これまでハードウェアベースの AES 暗号化を常時サポートしてきており、CPU の負荷を軽減し、プロビジョニング、管理、そしてエンドユーザの生産性に関連した TCO のメリットを提供してきました。LSI は、TCG が開発した Opal 標準に大きく貢献しており、イノベーションの最前線に立って、ハードウェアベースのディスク全体暗号(FDE)ソリューションの業界への幅広い普及の促進を支援していきたいと考えています。」
LSI Corporation について
LSI Corporation(NASDAQ:LSI)は、データセンターにおけるストレージとネットワーク、モバイル・ネットワーク、そしてクライアント・コンピューティングの高速化に貢献する半導体およびソフトウェアを設計しています。同社のテクノロジーはアプリケーション・パフォーマンスの向上に重要な役割を果たしており、パートナーとのコラボレーションによって構築されたソリューションに適用されています。詳細は www.lsi.com/japan/ を参照して下さい。
PLEXTOR(プレクスター)
PLEXTOR のアメリカ大陸担当マネージング・ディレクターの Darlo Perez 氏は、以下のようにコメントしています。「PLEXTOR は、ストレージ産業のリーダーとしての役割を大変重く受け止めています。私たちは、今回の調査で SSD のメーカーとして初のスポンサーの 1 社となり、ウインマジックとのパートナーシップに大変期待しています。PLEXTOR は、我々が信じる、市場で最善のストレージ製品を開発する上で、どのような苦労も惜しまずにやってきました。私たちにとって、それは研究開発と製造プロセスに 100% の責任を負い、独自のファームウェアや、TrueProtect および TrueSpeed のテクノロジーを基礎から開発するために、多くの投資を行ってきたことを意味しています。」
PLEXTOR について
PLEXTOR は、専門家、コンシューマ、そして企業向けの、実績豊富なソリッドステートドライブ、ブルーレイ光学ディスクドライブ、および他のハイパフォーマンス・デジタルストレージデバイスにおける先進的なグローバルデベロッパーです。1989 年に初の CD-ROM ドライブを発表して以来、多くの受賞歴を誇る同社の優れた製品群は、品質とハイパフォーマンスにおけるスタンダードを確立するに至っています。PLEXTOR は、市場を牽引するイノベーション、比類のない品質、総合サービス、そして同社が供給する機器のパフォーマンスと安定性に対して、ユーザが安心して使用できるものにするという同社の信念に基づき、新世代の製品を引き続き提供していきます。ストレージおよびマルチメディア製品における PLEXTOR ブランドは、日本のシナノケンシ株式会社が所有しています。
Samsung(サムスン)
Samsung Electronics Corporation のストレージセキュリティ・コンサルタントである Michael Willett 博士は、次のようにコメントしています。「Samsung は、Trusted Computing Group により策定された自己暗号化ディスク(SED)のソリッドステート版を提供する、初のドライブベンダーとなることに誇りを感じています。Ponemon の調査結果では、従来のソフトウェア暗号化ソリューションと比較して、顧客がハードウェアベースの SED を使用した場合、かなりのコストを節約できることが数値化されています。ソリッドステートドライブの優れたパフォーマンスと耐久性に加えて、自己暗号化ディスク(SED)の堅牢なセキュリティとの組み合わせは最適であると言えます。」
Samsung Electronics Co., Ltd. について
Samsung Electronics Co., Ltd. はテクノロジーのグローバルリーダーとして、世界中の人々に新たな可能性を提供しています。絶え間ないイノベーションと発明を通じて、同社はテレビ、スマートフォン、パソコン、プリンター、カメラ、家電、LTE システム、医療機器、半導体、そして LED の分野で革新を続けています。また、79 ヵ国にわたり、236,000 人の従業員を雇用しており、1,870 億 8,000 万米ドルを超える年間売上を誇っています。詳細は www.samsung.com/jp/ をご覧下さい。
Seagate(シーゲート)
Seagate の製品ライン管理担当シニア・バイスプレジデントである Bob Griswold 氏は、以下のように述べています。「Seagate は長年にわたり、ハードウェアベースのストレージセキュリティ・ソリューションにおける広範なポートフォリオに投資を継続しており、ウインマジックをはじめとするセキュリティベンダーと緊密に協業し、ストレージのセキュリティに対する顧客ニーズをサポートしてきました。今日の自己暗号化ディスク(SED)ストレージ分野の先進プロバイダとして、私たちはこの調査結果を前向きに捉えており、セキュリティにおける最も効率の良い、そしてコスト効果の高いソリューションを模索している顧客にとって、自己暗号化ディスク(SED)が提供するバリューを明確に証明するものだと考えています。」
Seagate について
Seagate は、ハードディスクドライブとストレージソリューションの世界的な先進企業です。詳細は www.seagate.com/jp/ja/ をご覧下さい。
東芝
Toshiba Storage Products Business(東芝ストレージ製品ビジネス)の製品マネージャーである Scott Wright 氏は、次のコメントを残しています。「Ponemon の調査結果は、企業環境での自己暗号ストレージ・テクノロジーの重要性を裏付けるものとなっています。東芝とウインマジックは、エンドユーザに対して、TCO を削減し効率性を高めるために最も信頼性があり、セキュアなストレージハードウェアを提供することに専念してきました。」
東芝と Toshiba America Electronic Components, Inc.(TAEC)について
東芝とその子会社は、唯一無二のグローバルストレージ・ソリューションを提供しており、ハードディスクドライブ(HDD)、ソリッドステートドライブ(SSD)、そして NAND 型フラッシュメモリを提供しています。Toshiba America Electronic Components, Inc. は、Toshiba America, Inc. 傘下の独立事業会社であり、日本最大かつ世界で 5 番目の規模を誇る半導体製造業者である東芝の子会社です(2013 年 3 月 ガートナー発行 「2012 Worldwide Semiconductor Revenue:2012 年度世界の半導体売上」 より)。北米における Toshiba America Electronic Components, Inc. のストレージ製品ビジネスユニットは、世界中の機械製造業者、設計製造業者、VAR(付加価値再販業者)、付加価値販社、システムインテグレータ、そしてディストリビュータに対して高品質のストレージ周辺機器を提供しています。TAEC の詳細は www.toshiba.com/taec をご覧下さい。
【Ponemon Institute について】
Ponemon Institute© は、企業や政府機関における信頼性の高い情報管理およびプライバシー管理の実践を推進する機関です。この目的を達成するため、Ponemon Institute は独自調査の実施、民間企業および公共機関のリーダーの教育活動、そして幅広い業界における企業のプライバシーおよび情報保護の実践検証に従事しています。
【ウインマジックについて】
ウインマジックの SecureDoc は、デスクトップ PC、ノート PC、タブレットデバイス、そして USB メモリや CD/DVD、SD カードをはじめとするリムーバブルメディアに保存されているデータすべての保護を容易に実現するディスク暗号化ソリューションです。Microsoft Windows、Mac OS、Android、そして Linux の各プラットフォームをサポートする SecureDoc では、標準的なドライブとシーゲートなどの Opal 標準準拠ドライブをはじめとする自己暗号化ディスク(SED)の両方を容易に一元管理し、使用することができます。ウインマジックは、ビジネスのリスク軽減、プライバシーや法的規制のコンプライアンス要件への対応、さらに不正アクセスからの大切な情報資産の保護を実現する同社の高度なテクノロジーによって、世界中の何千もの企業や政府機関から高い信頼を得ています。充実したプロフェッショナルサービスとカスタマサービスを誇るウインマジックは、今日、80 を超える国々で 300 万以上におよぶ SecureDoc のユーザを支援しています。ウインマジックの詳細は、http://www.winmagic.com/jp をご覧ください。
WinMagic、SecureDoc、SecureDoc Enterprise Server、Compartmental SecureDoc、SecureDoc PDA、SecureDoc Personal Edition、SecureDoc RME、SecureDoc Removable Media Encryption、SecureDoc Media Viewer、SecureDoc Express、SecureDoc for Mac、SecureDoc Central Database は、米国およびその他の国における WinMagic Inc. の商標です。本文中のその他の社名、製品名等は、各社の商標、または登録商標です。
(C)2013 WinMagic Inc. All rights reserved.
本プレスリリースに関するお問合わせ先:
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