2012/12/13 14:53
情報・通信
ITインフラのソリューション・ディストリビュータである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、VDI(仮想デスクトップ)及びSBC(サーバ・ベース・コンピューティング)のパフォーマンスを測定するベンチマークツールの最新版「Login VSI 3.7」を本日12月13日 より提供開始します。
「Login VSI」は、オランダのログイン・ブイエスアイ社(Login VSI B.V.)が開発するベンダーに依存しない汎用ツールで、製品版の「Login VSI Pro 3.7」と、無償版の「Login VSI Express 3.7」があります。
最新版では、測定可能なOS、VDI、アプリケーションが多数追加され、また、従来の製品版に加えて、無償版も新たに日本語環境に対応しました。
さらに、「Login VSI Pro 3.7」では、100ユーザ/3カ月間の小規模・短期テスト向けライセンスと、ライセンス期間を限定しない永続ライセンスを新設しました。これは、2012年8月 に「Login VSI」の提供を開始し、マーケティング活動を展開してきたネットワールドからの要望に対応したものです。
VDIやSBCの導入プロジェクトを成功に導くためには、パフォーマンスやスケーラビリティ、キャパシティを正確に解析・評価することが必要であり、これにより、快適なユーザエクスペリエンスを確保し、コストを最適化することができ、導入後の要因変化にも適切に対応可能です。
「Login VSI」は、2009年の商用版発売以来、HP、Dell、Cisco、EMC、NetAppなどのハードウェアベンダや、Microsoft、Citrix、McAfee、Quest Softwareなどのソフトウェアベンダが利用する業界のデファクトスタンダードと言えるベンチマークツールですが、ネットワールドは初のディストリビュータとして、日本のSIベンダーやエンドユーザに対して2012年8月 から無償版、11月から有償版の販売を開始しました。現在、既に200ユーザ以上が無償版をダウンロードし、十数社が導入または採用決定しており、仮想化ソリューションにおける有効性が日本市場でも急速に認識されつつあります。
ログイン・ブイエスアイ社は、VDIやSBCで豊富な実績を持つネットワールドを有力パートナとして、ディストリビュータ契約締結後、即座に日本語環境(日本語OS、日本語アプリケーション)に対応したのに続いて、日本市場のニーズに基づくネットワールドの要望に対応して新しいライセンスを追加しました。
今後も、両社は、コンプライアンスや情報漏えい対策の強化、管理の効率化、コスト削減、ユーザのモビリティの向上などに有効なVDI / SBCソリューション普及のための販売・マーケティング活動で密接に連携していきます。
また、ログイン・ブイエスアイ社は、ネットワールドの短期間での市場開拓と販売実績を評価し、2012年中に最も功績のあったパートナを表彰する「Login VSI Partner of the Year Award 2012」を授賞することを決定し、近日、同社のホームページで発表予定です。
◆ 最新版「Login VSI 3.7」の主な特長
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(1) 最新システム環境のテストが可能に
測定対象となるVDI、SBCのOSとして、Windows 8、Windows Server 2012 が追加されました。
また、ベンチマーク負荷に利用するアプリケーションに、Office 2013が使用できるようになりました。
(2) 測定対象VDIシステムの追加
測定対象VDIとして、従来からのVMware View、Citrix XenDesktop、VDI-in-a-Box、Microsoft VDI、Questに加え、ORACLE VDIも対象となりました。
(3) カスタムアプリケーションの詳細な負荷解析が容易に
従来のバージョンでは、カスタムアプリケーションは、ワークロードで用意されているテンプレート内への負荷アプリケーションの一つに追加してテストしなければならず、詳細な負荷解析には手間がかかりました。新バージョンでは、カスタムアプリケーションだけをワークロードに用いることが可能になり、カスタムアプリケーションの詳細な負荷解析が容易になりました。
なお、ネットワールドは、お客様のユーザ実態により近いワークロードを作成するために、カスタムアプリケーションをワークロードに含めるカスタマイズサービスも提供します。
(4) 小規模・短期テスト向けライセンスと永続ライセンスの新設
製品版「Login VSI Pro 3.7」では、以下の2点についてライセンス体系が変更されました。
・100ユーザワークロード(負荷対象ユーザ)、3カ月間使用ライセンスから購入可能。定価380,000円
(従来バージョンは、500ユーザワークロード、6カ月間使用ライセンスが最少で、定価980,000円)
・ライセンス使用期間を限定されない永続ライセンスを、250ユーザワークロードから提供。
(5) 製品版、無償版ともに日本語環境に対応
従来版(Login VSI 3.6)は、製品版「Login VSI Pro」のみ日本語環境に対応していましたが、最新版では、無償版「Login VSI Express」でもWindows日本語OSのベンチマークが可能になり、Microsoft Office 日本語版をはじめとする日本語アプリケーションの負荷テストが可能になりました。
※無償版「Login VSI Express」(30日間、50ユーザワークロードまで)は、ネットワールドのWebサイトから申込みを受け付けています。
http://www.networld.co.jp/loginvsi/freecopy_dl.htm
◆ 製品版「Login VSI Pro 3.7」の販売について
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◇販売開始: 2012年12月13日
◇販売価格: ユーザワークロード数と使用可能期間でライセンスされます。
・最少ライセンスである3カ月間使用、100ユーザワークロードは、定価380,000円
(税別、サポート・メンテナンス含む)
・使用可能期間: 3カ月、6カ月、12カ月、永続(期間限定無し)の4種類
・ユーザワークロード数: 100ユーザワークロードから
(永続ライセンスは250ユーザワークロードから)
◇販売経路:ネットワールド、および同社販売パートナ経由
◆ 「Login VSI」 について
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「Login VSI」の負荷発生モジュール(VSI Launcher)を搭載したWindowsサーバから、「Login VSI」のモジュールソフトをインストールした測定対象のVDIやSBCのサーバに対してワークロード(負荷)をかけて、そのレスポンスタイムなどを解析・評価します(VSI Analyzer)。これにより、快適に使える最大ユーザ数 / セッション数の値(VSImax値)が把握できます。ワークロードは、オフィスで典型的に使用される10種類以上のアプリケーションを動作させることによって行います。
動作パターンには、ライトユーザ、ミディアムユーザ、ヘビーユーザなど、7種類のテンプレートが用意されており、ワークロードを自動発生させることができます。
「Login VSI」の詳細は以下をご参照ください。
http://www.networld.co.jp/loginvsi/