プレスリリース
2012年4月  22日
報道機関各位
学生と社会人が「社会問題」を現地で学ぶスタディツアー運営・スタディコミュニティ「リディラバ」(代表:安部敏樹東大大学院)
大田区蒲田に見る行政と町工場の連携、企業の技術力を探る「町工場ツアー」
12名の学生など若者が参加予定で4月30日  実施へ

スタディコミュニティ「リディラバ」(本部:横浜市西区)は東大生を中心に学生・会社員約250人が、わが国が現在直面している解決困難とされる「社会問題」について、事前勉強・議論しながら、関連ある現場を訪れ、地元民、行政、企業などステークホルダーと解決策を模索するスタディバスツアーを運営している任意団体(設立2009年)です。

私たちは4月30日(月)  、東京都大田区蒲田の町工場集積地域を訪ね、町工場が抱える円高による大企業海外移転、後継者不足などの問題を検証しながら、大田区の産業支援の実態や企業の技術力を探る「スタディツアー」を実施します。12名の学生、社会人が参加予定です。

東京都大田区は「西の東大阪、東の大田区」と言われ、町工場が集中する有名な地域です。一方、大田区は直木賞受賞作「下町ロケット」の舞台であり、また4月から始まったNHKドラマ『梅ちゃん先生』の舞台として注目を集めています。普段は個人では見学できない町工場ですが、このツアーでは3つの町工場を訪問し、4人の町工場関係者の方から大田区の産業支援の実態や企業の技術力についてお話を伺います。

日本の製造業は戦後から現在まで確固たる地位を築き、現在も国民総生産の二割を占めています。その下支えとなっているのは製造業の87%を占めている小規模企業、いわゆる「町工場」です。製造業はリーマンショック以降大きなダメージを受け、円高に伴う大企業の海外生産シフトや、後継者不足、中国や韓国の新興国の発展などにより日本のモノづくりは苦境に立たされています。

そうした状況を乗り越え高付加価値の製品や、独自の技術や製品を作るためには行政による産業支援により働く人の環境を整えることが必要不可欠です。しかし、「そうした産業支援の認知度が低い地域がある」「支援のハードルが高い」「町工場側のニーズとマッチしていない」といった問題もあります。大田区をモデルケースとした行政と町工場との連携について考えていきます。

【町工場ツアーの概要】
■開催日:4月30日(月)  、日帰り         
■ツアー先:東京都大田区蒲田地域
■移動手段:現地集合、徒歩
■行程:《日帰り》9:30 京急蒲田駅集合・出発/㈱タシロイーエール訪問/羽つき餃子有名
店で昼食/シナノ産業㈱訪問/ホワイトテクニカ訪問/ワークショップ/藤重プラ
スチック工業㈱社長講演/解散 ※希望者はツアー終了後、懇親会があります
■募集人数:先着12名 ( ツアー最低執行人数:10名)
■対象:学生・社会人不問              
■参加費:2,500円(税込)
■訪問先(予定)
○株式会社タシロイーエール(ロケットや飛行機に使われる航空部品、半導体を製造している町工場。まさに下町ロケットの世界)
○シナノ産業株式会社(独自のキャラクラーシナノちゃんを作成。新卒を積極的に採用するなど町工場そのもののイメージアップに取り組んでいる)
○ホワイトテクニカ(被災地復興のために「土嚢スタンド」を考案し作成した)
○藤重プラスチック工業株式会社/代表取締役藤重元信氏(問題意識が高いことで有名な、頼りがいのある社長。数々の業界関係者やメディアが話を伺いに訪れます。ワークショップの後に話を聞きます)        
○大田観光協会/事務局長・栗原祐三氏

「スタディコミュニティ・リディラバについて」
私達の目的はー
① 社会の問題を認識し行動を起こす場所を作る
② 社会を変える原動力となるイノベーションやアイディアを生む場所を作る
③ 想いを現実にしていく人間を輩出するーことです。
2009年、現代表・安部敏樹が設立。リディラバとはRidiculous Things Lover(ばかばかしいものを愛する者たち)の和製造語英語。
会員:250人(学生220人、社会人30人)
本部:神奈川県横浜市西区浅間台125-5-302
◎HP    http://ridilover.sakura.ne.jp/index.htm
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【内容・取材についてのお問い合わせは直接、下記までお願いします】
リディラバ 広報担当:平井一樹
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