2012/04/02 14:23
非営利団体
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(会長 若林恭英/所在地 東京都新宿区/以下SVA)は、1981年にカンボジア難民の支援から活動を開始。3月11日 以降は、宮城県気仙沼市、岩手県で東日本大震災被災者支援活動を行っています。
震災前、年間50回以上も行事が行われていたコミュニティセンターの再開に向けた支援を実施しています。
■住民の96%が再建望む
宮城県気仙沼市で、津波によって流出したコミュニティセンターの再建が、行政主導ではなく、住民の手により建設されます。
再建の主体となる前浜地域振興会のある前浜地区は、もともと郷土芸能である大漁唄い込みやふるさと祭りなどの文化活動が盛んで、平成22年度は年間56回もの行事が開催されていたコミュニティセンターが流出。2度にわたる住民アンケートでも96%が再開に賛成しました。建設資金を、SVAとルーテル教会救援から受け再開に向けて動き出しました。
■設計から資材の提供まで、住民が参加
住民たちでワークショップを重ね、間取りを議論しています。内装は、天然素材の無垢の木をふんだんに使う計画です。
「でぎなくてもいいから、かだらんよ、いっぺぇ。」
建設委員長は住民に意見を出すように促します。
住民所有の木をも自ら提供し、伐採。建設資材へと充てます。外壁の板を貼っていく作業、施工にも住民が参加。
現在、住民から19人の建設委員が選出され、委員会の会議がこれまで11回開催されています。「このコミュニティセンターの再建が地域復興のモデルとなれるようにして行きたい。」と、住民は熱を込めて語ります。
3月8日 、委員会は、気仙沼市との協力体制をつくっていくために要望書を提出しました。住民主体で建設するこのコミュニティセンターは、完成後、気仙沼市に寄贈され、その後、同市のコミュニティセンターとして登録される予定です。
住民たちは、コミュニティセンターの再建を通して、地域住民が震災以前にもまして一体となり、また高台へ再建されるコミュニティセンターが地域協働、防災の拠点となっていけるよう2012年12月 の完成を目指しています。
【参考資料】
基本情報
■建物・土地
敷地面積:2,670㎡ 床 面 積: 250㎡
■関係団体一覧
前浜地域振興会、前浜建設委員会、ルーテル教会救援、
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会
(設計・管理)一般社団法人天然住宅・マスダ住設計相談室
■基本情報
前浜地域全世帯数:126
人口:約450人
被災世帯数:40
全壊世帯:32
半壊世帯:8
死者行方不明者:8人
天ヶ沢仮設住宅:40戸
建設委員長・畠山幸治さんのプロフィール
◇畠山幸治(はたけやまこうじ)
前浜コミュニティセンター建設委員長
昨年、10月に定年退職し、現在はコミュニティセンターの建設委員長。「被災した人、していない人、両者のために建てたい。」
「集会所そのものも大事だが、建設するプロセスも大事」と語る。また、「人をつなぐのは文化活動」と前浜「おらほのとっておき」の実行委員長も務め、文化活動を通して地域住民の相互理解、地域の一体感やセーフティネットの構築を担ってきた。
未来の気仙沼像は、「若い人がいなくなるか、どかっと若い人が住む可能性もある。これからの地域のやり方次第。最近は地方にいいものがあることを若い人が気づきだしている。」と語る。
■本リリースに関するお問い合わせ先
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)
〒160-0015 東京都新宿区大京町31 慈母会館2、3階
Tel:
FAX:
E-mail:
担当:鎌倉
http://www.sva.or.jp/kesennuma
震災前、年間50回以上も行事が行われていたコミュニティセンターの再開に向けた支援を実施しています。
■住民の96%が再建望む
宮城県気仙沼市で、津波によって流出したコミュニティセンターの再建が、行政主導ではなく、住民の手により建設されます。
再建の主体となる前浜地域振興会のある前浜地区は、もともと郷土芸能である大漁唄い込みやふるさと祭りなどの文化活動が盛んで、平成22年度は年間56回もの行事が開催されていたコミュニティセンターが流出。2度にわたる住民アンケートでも96%が再開に賛成しました。建設資金を、SVAとルーテル教会救援から受け再開に向けて動き出しました。
■設計から資材の提供まで、住民が参加
住民たちでワークショップを重ね、間取りを議論しています。内装は、天然素材の無垢の木をふんだんに使う計画です。
「でぎなくてもいいから、かだらんよ、いっぺぇ。」
建設委員長は住民に意見を出すように促します。
住民所有の木をも自ら提供し、伐採。建設資材へと充てます。外壁の板を貼っていく作業、施工にも住民が参加。
現在、住民から19人の建設委員が選出され、委員会の会議がこれまで11回開催されています。「このコミュニティセンターの再建が地域復興のモデルとなれるようにして行きたい。」と、住民は熱を込めて語ります。
3月8日 、委員会は、気仙沼市との協力体制をつくっていくために要望書を提出しました。住民主体で建設するこのコミュニティセンターは、完成後、気仙沼市に寄贈され、その後、同市のコミュニティセンターとして登録される予定です。
住民たちは、コミュニティセンターの再建を通して、地域住民が震災以前にもまして一体となり、また高台へ再建されるコミュニティセンターが地域協働、防災の拠点となっていけるよう2012年12月 の完成を目指しています。
【参考資料】
基本情報
■建物・土地
敷地面積:2,670㎡ 床 面 積: 250㎡
■関係団体一覧
前浜地域振興会、前浜建設委員会、ルーテル教会救援、
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会
(設計・管理)一般社団法人天然住宅・マスダ住設計相談室
■基本情報
前浜地域全世帯数:126
人口:約450人
被災世帯数:40
全壊世帯:32
半壊世帯:8
死者行方不明者:8人
天ヶ沢仮設住宅:40戸
建設委員長・畠山幸治さんのプロフィール
◇畠山幸治(はたけやまこうじ)
前浜コミュニティセンター建設委員長
昨年、10月に定年退職し、現在はコミュニティセンターの建設委員長。「被災した人、していない人、両者のために建てたい。」
「集会所そのものも大事だが、建設するプロセスも大事」と語る。また、「人をつなぐのは文化活動」と前浜「おらほのとっておき」の実行委員長も務め、文化活動を通して地域住民の相互理解、地域の一体感やセーフティネットの構築を担ってきた。
未来の気仙沼像は、「若い人がいなくなるか、どかっと若い人が住む可能性もある。これからの地域のやり方次第。最近は地方にいいものがあることを若い人が気づきだしている。」と語る。
■本リリースに関するお問い合わせ先
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)
〒160-0015 東京都新宿区大京町31 慈母会館2、3階
Tel:
FAX:
E-mail:
担当:鎌倉
http://www.sva.or.jp/kesennuma