〔要約〕
温度メモリセンサは可溶絶縁電線の軟化と形状記憶合金の復元を利用し、2線間を短絡して感知信号とし、電線と形状記憶合金(SMA)を組合せ一体化した温度センサです。つまり、電線と温度センサが一体化した製品です。但し、可溶絶縁電線の軟化温度と形状記憶合金の復元温度は同じ温度に設定します。また、延長した可溶絶縁電線に多数の形状記憶合金を組合せ一体化した製品が温度感知線です。 

〔内容〕
シーリングシステム/温度センサ開発のスペースワークス(京都府亀岡市/代表和田耕一)は特許に伴う温度メモリセンサ(電線に形状記憶合金を取り付けた温度センサ)を開発製品化して、新商品「火災メモリセンサ」及び「火災感知線」を発売しました。設定温度は80℃とした火災対応の火災メモリセンサです。なお、設定温度 80℃以外の温度製品も可能です。    
火災メモリセンサはスイッチング機能で待機電力ゼロの環境にやさしいエコ技術です。
消防法令基準の定める定温式感知器1種(120秒)の性能に対応できる製品です。

温度メモリセンサは、一定温度で軟化する可溶絶縁電線(2本)の軟化と形状記憶合金の復元を利用して、2線芯間が短絡することで温度を感知し、信号とするものです。但し、可溶絶縁電線の軟化温度と形状記憶合金の復元温度(元の形状の戻る温度)をおよそ同様な温度とします。火災に対応した温度80℃の製品が火災メモリセンサです。
火災感知線は、延長した可溶絶縁電線(2本)に等間隔で形状記憶合金を多数組合せ一体化した製品です。〔形状記憶合金の等間隔は(0.5m)(1.0m)(1.5m) があります〕

例えば、火災の公称作動温度に達すると、可溶絶縁電線が軟化すると同時に形状記憶合金の復元温度となり、形状記憶合金の特性を利用して可溶絶縁電線2本を締め付け、2線芯間が短絡(接触)することで、火災を感知し、信号とします。

新規の機能と構造を持つ温度メモリセンサはシンプルで簡単で精度も良く、回路構成も簡単で低価格にできます。温度センサを担っている形状記憶合金は永続的記憶で錆がなく、一度作動すれば永続に保持し、作動は物理的動作で、誤作動や故障がなく敏速で精度良く長年に渡り使用できます。非復帰型です。

用途
1.温度センサ/温度感知線にご使用下さい。
2.産業機械や設備機器の異常温度センサ/異常温度感知線にご使用下さい。
3.火災報知設備の火災センサ/火災感知線にご使用下さい。

お気軽にお問い合せ下さい。

■本件に関するお問い合わせ先
〒621-0847 京都府亀岡市南つつじヶ丘桜台2丁目2番8号
スペースワークス    担当 和田    
  Fax http://www.fhos.co.jp/spacew

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