2025/04/13 20:47
医療機関

<発表のポイント>
・新しいがん治療用ウイルス製剤OBP-702を膵臓がん患者さんに投与する第Ⅰ相臨床試験の準備を開始します。
・OBP-702は難治性がんのひとつである膵臓がんに対して治療効果を発揮することが動物実験で確認されています。
・本臨床試験はOBP-702の膵臓がんに対する新規治療薬としての承認に向けた第一歩となります。
◆概 要
国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)学術研究院医歯薬学域(医)消化器外科学の黒田新士講師の研究グループは、難治性がんの一つである膵臓がん患者さんを対象に、新しいがん治療用ウイルス製剤OBP-702の安全性と有効性を検証する第Ⅰ相臨床試験の準備を開始することとなりました。
OBP-702は、先行して開発を進めている第1世代がん治療用アデノウイルス製剤テロメライシン(OBP-301)を改変して作製した第2世代のウイルス製剤で、テロメライシンでは治療効果が乏しい膵臓がんに対しても治療効果を発揮することが、動物実験において確認されています。
本臨床試験は、岡山大学病院と愛媛大学医学部附属病院、国立がん研究センター研究所の3施設で行い(実際の患者さんへの治療は前2施設で実施)、標準治療であるゲムシタビン+ナブパクリタキセルの治療効果が乏しくなった膵臓がん患者さんを対象に、OBP-702を直接膵臓がんに投与し、その安全性と有効性を検証することを目的としています。
本臨床試験は、OBP-702の膵臓がんを始めとする難治性がんに対する新たな治療薬としての承認に向けた第一歩となります。
本情報は、2025年3月27日 に開催された「2025年3月 岡山大学定例記者会見」において公開されました。
◆黒田新士講師からのひとこと
“はしかでがんが治るって本当!?” 20世紀、はしかなどのウイルス感染がきっかけで、がんが治った、小さくなったという報告が世界中で散見されていました。これが、がん治療用ウイルス製剤開発のきっかけです。抗生剤の一種であるペニシリンが、パンなどに生えるアオカビから発見されたように、人命を救う特効薬開発のヒントは意外と身近にあるのかもしれませんね。
◆詳しい研究内容について
膵臓がん患者の福音となるか!?新しいがん治療用ウイルス製剤OBP-702 第Ⅰ相臨床試験の準備開始
https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r6/press20250327-4.pdf
◆参 考
・岡山大学病院
https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/
◆本件お問い合わせ先
岡山大学 学術研究院 医歯薬学域(医)消化器外科学 講師 黒田新士
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1 岡山大学鹿田キャンパス
TEL:
FAX:
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id1366.html
<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
岡山大学病院 新医療研究開発センター
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/
<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
TEL:
E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/
<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:
E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/
<岡山大学の研究機器共用(コアファシリティ)などに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究・イノベーション共創機構 機器共用推進本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:
、
FAX:
E-mail:cfp◎okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://fspp.kikibun.okayama-u.ac.jp/
<岡山大学のスタートアップ・ベンチャーなどに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究・イノベーション共創機構 スタートアップ・ベンチャー創出本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://venture.okayama-u.ac.jp/
国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください
岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html
・新しいがん治療用ウイルス製剤OBP-702を膵臓がん患者さんに投与する第Ⅰ相臨床試験の準備を開始します。
・OBP-702は難治性がんのひとつである膵臓がんに対して治療効果を発揮することが動物実験で確認されています。
・本臨床試験はOBP-702の膵臓がんに対する新規治療薬としての承認に向けた第一歩となります。
◆概 要
国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)学術研究院医歯薬学域(医)消化器外科学の黒田新士講師の研究グループは、難治性がんの一つである膵臓がん患者さんを対象に、新しいがん治療用ウイルス製剤OBP-702の安全性と有効性を検証する第Ⅰ相臨床試験の準備を開始することとなりました。
OBP-702は、先行して開発を進めている第1世代がん治療用アデノウイルス製剤テロメライシン(OBP-301)を改変して作製した第2世代のウイルス製剤で、テロメライシンでは治療効果が乏しい膵臓がんに対しても治療効果を発揮することが、動物実験において確認されています。
本臨床試験は、岡山大学病院と愛媛大学医学部附属病院、国立がん研究センター研究所の3施設で行い(実際の患者さんへの治療は前2施設で実施)、標準治療であるゲムシタビン+ナブパクリタキセルの治療効果が乏しくなった膵臓がん患者さんを対象に、OBP-702を直接膵臓がんに投与し、その安全性と有効性を検証することを目的としています。
本臨床試験は、OBP-702の膵臓がんを始めとする難治性がんに対する新たな治療薬としての承認に向けた第一歩となります。
本情報は、2025年3月27日 に開催された「2025年3月 岡山大学定例記者会見」において公開されました。
◆黒田新士講師からのひとこと
“はしかでがんが治るって本当!?” 20世紀、はしかなどのウイルス感染がきっかけで、がんが治った、小さくなったという報告が世界中で散見されていました。これが、がん治療用ウイルス製剤開発のきっかけです。抗生剤の一種であるペニシリンが、パンなどに生えるアオカビから発見されたように、人命を救う特効薬開発のヒントは意外と身近にあるのかもしれませんね。
◆詳しい研究内容について
膵臓がん患者の福音となるか!?新しいがん治療用ウイルス製剤OBP-702 第Ⅰ相臨床試験の準備開始
https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r6/press20250327-4.pdf
◆参 考
・岡山大学病院
https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/
◆本件お問い合わせ先
岡山大学 学術研究院 医歯薬学域(医)消化器外科学 講師 黒田新士
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1 岡山大学鹿田キャンパス
TEL:

FAX:

https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id1366.html
<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
岡山大学病院 新医療研究開発センター
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/
<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
TEL:

E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/
<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:

E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/
<岡山大学の研究機器共用(コアファシリティ)などに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究・イノベーション共創機構 機器共用推進本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:


FAX:

E-mail:cfp◎okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://fspp.kikibun.okayama-u.ac.jp/
<岡山大学のスタートアップ・ベンチャーなどに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究・イノベーション共創機構 スタートアップ・ベンチャー創出本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://venture.okayama-u.ac.jp/
国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください
岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html