2025/03/29 22:58
その他

ベナン人から教わる『アフリカ流フランス語教室』(11期)は、後期3カ月間(全10回)の受講者を募集します!
11期・後期では、新たに「ディクテーション/書き取り」コースをご用意しました!
講師が音読するフランス語の文章を聞いて書き取りをします。リスニング、文法、ライティングの強化をしたい方に抜群の効果があります。フランス語検定試験やDFLF試験の対策にいかがでしょうか。
*申込み締切り:2025年4月5日(土) 先着順となりますのでお早めのお申込み・問い合せをお勧めします。
*申込みフォーム
↓ ↓
https://forms.gle/unGwKErDoaAxJ3X29
意外と知られていない事実。それは、フランス語話者の半分以上(55%)がアフリカ在住者であることです。国際協力のシーンで使える「アフリカのフランス語」を、西アフリカの国ベナンの若者から学んでみませんか?
途上国に特化したNPOメディア「ganas」は2025年1月8日 の週から、アフリカのフランス語を学べて、しかもベナンの貧しい地域の子どもたちの教育も支援できる、ベナン人に教わる『アフリカ流フランス語教室』(11期)をZoomで開講します。
中学へ行けるのはたったの54%
ganasがなぜ、フランス語教室を運営するのか。まずは、ベナンとはどんな国か、講師はどんな人たちか、を聞いてください。
1960年までフランスの植民地だったベナンの公用語はフランス語です。ユニセフによると、若者(15~24歳)の識字率は男性が64%、女性が41%。世界平均(男性92%、女性88%)を大きく下回ります。
その理由は、就学率の低さです。日本の外務省の統計によれば、ベナンの小学校の就学率(2014年)は126%(通常よりも早かったり、遅かったりする入学者や留年者を含む)と高くなっていますが、最終学年の6年生になるとその率は58%に下がります。つまりドロップアウトする割合が半分近く。中学・高校の就学率はたったの54%(2014年)です。
就学率が急激に下がっていく理由のひとつは、学校の授業で使うフランス語をベナンの子どもたちが理解できないからです。
フランス語はベナンの公用語。けれどもベナン人がふだんの暮らしでしゃべるのは現地語(フォン語やヨルバ語など)。ベナンの子どもにとってフランス語は小学校に入ってから初めて学ぶ言葉です。ちんぷんかんぷんな言葉ですべての教科を理解しろ、と言うほうがおかしくないですか?
そんな不条理な状況にあっても落ちこぼれないよう、ベナンの子どもたちにフランス語(英語も)を教えている人がいます。ベナン南部のガンビエ(アフリカ最大の水上集落)出身のウィルフリッド(ウィル)・デグボさんとコベ(農村)出身のクラリス・ソホヌーさんです。2人は、1月13日 に始まる11期の「ベナン人に教わる『アフリカ流フランス語教室』」で講師を務めます。
ウィルさんは2013年に、フランス語の読み書きと会話を小学生に無料で教えるNGO「Nansewe(ナンセウィ)」を立ち上げました。ベナンの最大都市コトヌーの中でも特に貧しいクパンクパン地区でフランス語を教えるだけでなく、スクールバッグやノート、ペン、学校でかかる費用を提供。これまでに支援してきた子どもは300人以上。多くは中学校へ進学できたそうです。
クラリスさんもまた、貧しい家庭の子どもが教育を受けられるためのNGO「Children EDUC」を運営しています。これまで支援した子どもは500人以上。小学校に通う ために必要なスクールバッグや、学校への本を寄贈したり、クリスマスにおもちゃをプレゼントしたりしてきました。
『アフリカ流フランス語教室』の受講費のおよそ半分をベナンへ送金
この12月に終わった10期の受講料からは72万5820円をベナンへ送金しました。このうちおよそ半分が講師の家族の生活費に、あとの半分は講師2人がそれぞれ運営するNGOで子ども教育活動に使われます。
11期・後期では、新たに「ディクテーション/書き取り」コースをご用意しました!
講師が音読するフランス語の文章を聞いて書き取りをします。リスニング、文法、ライティングの強化をしたい方に抜群の効果があります。フランス語検定試験やDFLF試験の対策にいかがでしょうか。
*申込み締切り:2025年4月5日(土) 先着順となりますのでお早めのお申込み・問い合せをお勧めします。
*申込みフォーム
↓ ↓
https://forms.gle/unGwKErDoaAxJ3X29
意外と知られていない事実。それは、フランス語話者の半分以上(55%)がアフリカ在住者であることです。国際協力のシーンで使える「アフリカのフランス語」を、西アフリカの国ベナンの若者から学んでみませんか?
途上国に特化したNPOメディア「ganas」は2025年1月8日 の週から、アフリカのフランス語を学べて、しかもベナンの貧しい地域の子どもたちの教育も支援できる、ベナン人に教わる『アフリカ流フランス語教室』(11期)をZoomで開講します。
中学へ行けるのはたったの54%
ganasがなぜ、フランス語教室を運営するのか。まずは、ベナンとはどんな国か、講師はどんな人たちか、を聞いてください。
1960年までフランスの植民地だったベナンの公用語はフランス語です。ユニセフによると、若者(15~24歳)の識字率は男性が64%、女性が41%。世界平均(男性92%、女性88%)を大きく下回ります。
その理由は、就学率の低さです。日本の外務省の統計によれば、ベナンの小学校の就学率(2014年)は126%(通常よりも早かったり、遅かったりする入学者や留年者を含む)と高くなっていますが、最終学年の6年生になるとその率は58%に下がります。つまりドロップアウトする割合が半分近く。中学・高校の就学率はたったの54%(2014年)です。
就学率が急激に下がっていく理由のひとつは、学校の授業で使うフランス語をベナンの子どもたちが理解できないからです。
フランス語はベナンの公用語。けれどもベナン人がふだんの暮らしでしゃべるのは現地語(フォン語やヨルバ語など)。ベナンの子どもにとってフランス語は小学校に入ってから初めて学ぶ言葉です。ちんぷんかんぷんな言葉ですべての教科を理解しろ、と言うほうがおかしくないですか?
そんな不条理な状況にあっても落ちこぼれないよう、ベナンの子どもたちにフランス語(英語も)を教えている人がいます。ベナン南部のガンビエ(アフリカ最大の水上集落)出身のウィルフリッド(ウィル)・デグボさんとコベ(農村)出身のクラリス・ソホヌーさんです。2人は、1月13日 に始まる11期の「ベナン人に教わる『アフリカ流フランス語教室』」で講師を務めます。
ウィルさんは2013年に、フランス語の読み書きと会話を小学生に無料で教えるNGO「Nansewe(ナンセウィ)」を立ち上げました。ベナンの最大都市コトヌーの中でも特に貧しいクパンクパン地区でフランス語を教えるだけでなく、スクールバッグやノート、ペン、学校でかかる費用を提供。これまでに支援してきた子どもは300人以上。多くは中学校へ進学できたそうです。
クラリスさんもまた、貧しい家庭の子どもが教育を受けられるためのNGO「Children EDUC」を運営しています。これまで支援した子どもは500人以上。小学校に通う ために必要なスクールバッグや、学校への本を寄贈したり、クリスマスにおもちゃをプレゼントしたりしてきました。
『アフリカ流フランス語教室』の受講費のおよそ半分をベナンへ送金
この12月に終わった10期の受講料からは72万5820円をベナンへ送金しました。このうちおよそ半分が講師の家族の生活費に、あとの半分は講師2人がそれぞれ運営するNGOで子ども教育活動に使われます。