2025/02/16 14:01
農林水産

高知大学と北海道大学、森林研究・整備機構森林総合研究所、岡山大学、東京大学、福井県立大学の共同研究成果プレスリリースです。
<発表のポイント>
・脊椎動物が土壌生物群集に対して与える影響を5つのメカニズムに整理。
・整理したメカニズムに基づき、脊椎動物が土壌生物群集の空間構造に与える影響を提案。
・地上と地下の生物間相互作用における脊椎動物の役割を明らかにすることは、脊椎動物の生態系機能のより良い理解に貢献することが期待。
◆発表概要
地上部と地下部(土壌)の生物間相互作用は個別に考えられてきましたが、ここ20年ほどでこれら2つの生物群集のつながりが積極的に研究されてきました。一方、地上部で活動する脊椎動物(鳥や哺乳類など)の多くは、土壌動物を採食したり土壌を掘り返したりするなど(図1)、地下部群集に対して強く影響している可能性がありますが、彼らの役割を総合的に理解するための枠組みはありませんでした。
高知大学の富田幹次助教のほか、アメリカ合衆国森林管理局、北海道大学、森林研究・整備機構森林総合研究所、岡山大学、東京大学、福井県立大学からなる共同研究グループは、地上部の生物から地下部の生物へ影響する経路として、脊椎動物が果たす役割について整理しました。さらに、整理した経路を発展させることで、脊椎動物が土壌生物群集の空間構造や分布を変え、生態系機能に波及する可能性を提示しました。
この総説論文は、2025年1月14日 に国際学術誌「Trends in Ecology and Evolution」にオンライン掲載されました。
◆論文情報
論文名: The underappreciated roles of aboveground vertebrates on belowground communities
著 者:富田 幹次(高知大学農林海洋科学部)、Philip J. Manlick(アメリカ合衆国森林管理局)、小林真(北海道大学北方生物圏フィ-ルド科学センタ-)、藤井佐織(森林研究・整備機構森林総合研究所森林昆虫研究領域)、兵藤不二夫(岡山大学学術研究院環境生命自然科学学域)、宮下直(東京大学大学院農学生命科学研究科)、角田智詞(福井県立大学生物資源学部)
雑 誌:Trends in Ecology and Evolution
DOI:https://doi.org/10.1016/j.tree.2024.12.011
公開日: 2025年1月14日
◆詳しい研究内容について
脊椎動物が土壌生物に与える影響について枠組みを提案:地上と地下の生物間相互作用の包括的な理解に向けて
https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r6/press20250207-1.pdf
◆本件お問い合わせ先
<研究に関する問い合わせ先>
高知大学 農林海洋科学部 助教 富田 幹次(とみた かんじ)
TEL:
<報道に関する問い合わせ先>
高知大学 広報・校友課
TEL:
北海道大学 社会共創部 広報課
TEL:
東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部事務部 総務課 総務チーム 広報情報担当
TEL:
, 5484
岡山大学 総務・企画部 広報課
TEL:
福井県立大学 経営企画部 連携・研究課
TEL:
森林総合研究所 企画部 広報普及科広報係
TEL:
<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:
E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/
<岡山大学の研究機器共用(コアファシリティ)などに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究・イノベーション共創機構 機器共用推進本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:
、
FAX:
E-mail:cfp◎okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://fspp.kikibun.okayama-u.ac.jp/
<岡山大学のスタートアップ・ベンチャーなどに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究・イノベーション共創機構 スタートアップ・ベンチャー創出本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://venture.okayama-u.ac.jp/
国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください
岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html
<発表のポイント>
・脊椎動物が土壌生物群集に対して与える影響を5つのメカニズムに整理。
・整理したメカニズムに基づき、脊椎動物が土壌生物群集の空間構造に与える影響を提案。
・地上と地下の生物間相互作用における脊椎動物の役割を明らかにすることは、脊椎動物の生態系機能のより良い理解に貢献することが期待。
◆発表概要
地上部と地下部(土壌)の生物間相互作用は個別に考えられてきましたが、ここ20年ほどでこれら2つの生物群集のつながりが積極的に研究されてきました。一方、地上部で活動する脊椎動物(鳥や哺乳類など)の多くは、土壌動物を採食したり土壌を掘り返したりするなど(図1)、地下部群集に対して強く影響している可能性がありますが、彼らの役割を総合的に理解するための枠組みはありませんでした。
高知大学の富田幹次助教のほか、アメリカ合衆国森林管理局、北海道大学、森林研究・整備機構森林総合研究所、岡山大学、東京大学、福井県立大学からなる共同研究グループは、地上部の生物から地下部の生物へ影響する経路として、脊椎動物が果たす役割について整理しました。さらに、整理した経路を発展させることで、脊椎動物が土壌生物群集の空間構造や分布を変え、生態系機能に波及する可能性を提示しました。
この総説論文は、2025年1月14日 に国際学術誌「Trends in Ecology and Evolution」にオンライン掲載されました。
◆論文情報
論文名: The underappreciated roles of aboveground vertebrates on belowground communities
著 者:富田 幹次(高知大学農林海洋科学部)、Philip J. Manlick(アメリカ合衆国森林管理局)、小林真(北海道大学北方生物圏フィ-ルド科学センタ-)、藤井佐織(森林研究・整備機構森林総合研究所森林昆虫研究領域)、兵藤不二夫(岡山大学学術研究院環境生命自然科学学域)、宮下直(東京大学大学院農学生命科学研究科)、角田智詞(福井県立大学生物資源学部)
雑 誌:Trends in Ecology and Evolution
DOI:https://doi.org/10.1016/j.tree.2024.12.011
公開日: 2025年1月14日
◆詳しい研究内容について
脊椎動物が土壌生物に与える影響について枠組みを提案:地上と地下の生物間相互作用の包括的な理解に向けて
https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r6/press20250207-1.pdf
◆本件お問い合わせ先
<研究に関する問い合わせ先>
高知大学 農林海洋科学部 助教 富田 幹次(とみた かんじ)
TEL:

<報道に関する問い合わせ先>
高知大学 広報・校友課
TEL:

北海道大学 社会共創部 広報課
TEL:

東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部事務部 総務課 総務チーム 広報情報担当
TEL:

岡山大学 総務・企画部 広報課
TEL:

福井県立大学 経営企画部 連携・研究課
TEL:

森林総合研究所 企画部 広報普及科広報係
TEL:

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:

E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/
<岡山大学の研究機器共用(コアファシリティ)などに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究・イノベーション共創機構 機器共用推進本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:


FAX:

E-mail:cfp◎okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://fspp.kikibun.okayama-u.ac.jp/
<岡山大学のスタートアップ・ベンチャーなどに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究・イノベーション共創機構 スタートアップ・ベンチャー創出本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://venture.okayama-u.ac.jp/
国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください
岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html