2024/10/06 20:16
教育・研究エンジニア
<発表のポイント>
・塩ストレスが引き起こす植物の根の成長阻害は、特徴的な活性を持つ二つのカリウムイオン輸送体によって引き起こされることがわかりました。
・カリウムイオン輸送体に注目した、耐塩性作物の新たな生産技術の開発につながることが期待されます。
◆概 要
国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)の大学院環境生命科学研究科(農)博士後期課程のHiya Hafsa Jahan大学院生(国費留学生)、同大学学術研究院環境生命自然科学学域(農)の宗正晋太郎准教授、村田芳行教授らの研究グループは、塩ストレスが植物の生育阻害を引き起こす原因の一端を明らかにしました。
塩害は、世界中で農作物の生産に悪影響を及ぼしており、塩害に強い作物品種の開発が望まれています。しかし、そのためには植物の持つ塩ストレス応答機構を明らかにする必要があります。
本研究では、塩ストレス下で起こる根の生育阻害が、特徴的な活性を持つカリウムイオンチャネル(カリウムイオンの輸送体)によって引き起こされることを明らかにしました。今後、カリウムイオンチャネルに注目した新たな耐塩性作物の生産技術の開発につながることが期待されます。
本研究成果は2024年8月2日 、国際科学誌「Journal of Plant Physiology」にオンライン掲載されました。
なお本件は、2024年9月27日 に岡山大学から公開されました。
◆論文情報
論 文 名: Outward-rectifying potassium channels GORK and SKOR function in regulation of root growth under salt stress in Arabidopsis thaliana
掲 載 紙: Journal of Plant Physiology
著 者: Hafsa Jahan Hiya, Yoshitaka Nakashima, Airi Takeuchi, Toshiyuki Nakamura, Yoshimasa Nakamura, Yoshiyuki Murata, Shintaro Munemasa
D O I: 10.1016/j.jplph.2024.154322
U R L: https://doi.org/10.1016/j.jplph.2024.154322
・本論文のオープンアクセス化は、文部科学省「オープンアクセス加速化事業」の取り組みの一環で実施している「インパクトの高い国際的な学術誌へのAPC支援」による支援を受けています。
◆研究資金
本研究は、以下の支援を受けて実施しました。
・日本学術振興会「科学研究費助成事業」基盤研究(B)(22H02303)
・日本学術振興会「科学研究費助成事業」基盤研究(C)(22K05560)
◆詳しい研究内容について
塩ストレスが植物の生育不良を引き起こす仕組み-2つのカリウムイオン輸送体が塩ストレスによる根の成長阻害に関与する-
https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r6/press20240927-1.pdf
◆参 考
・岡山大学大学院環境生命科学研究科
https://www.gels.okayama-u.ac.jp/
・岡山大学大学院環境生命自然科学研究科
https://www.elst.okayama-u.ac.jp/
・岡山大学農学部
https://www.okayama-u.ac.jp/user/agr/
◆参考情報1
・【岡山大学】リンゴ酸による植物の環境ストレス適応機構の解明 -植物も、ストレス解消に爽快な酸味の『リンゴ酸』を利用!!!-
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000864.000072793.html
◆参考情報2
・【岡山大学】岡山大学が文部科学省「オープンアクセス加速化事業」に採択
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002384.000072793.html
◆本件お問い合わせ先
岡山大学 学術研究院 環境生命科学学域(農)准教授 宗正晋太郎
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中3-1-1 岡山大学津島キャンパス
TEL:
https://www.gels.okayama-u.ac.jp/profile/kouza/areas06_biochem.html
<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:
E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/
<岡山大学のスタートアップ・ベンチャーなどに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究・イノベーション共創機構 スタートアップ・ベンチャー創出本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://venture.okayama-u.ac.jp/
国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください
岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html
・塩ストレスが引き起こす植物の根の成長阻害は、特徴的な活性を持つ二つのカリウムイオン輸送体によって引き起こされることがわかりました。
・カリウムイオン輸送体に注目した、耐塩性作物の新たな生産技術の開発につながることが期待されます。
◆概 要
国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)の大学院環境生命科学研究科(農)博士後期課程のHiya Hafsa Jahan大学院生(国費留学生)、同大学学術研究院環境生命自然科学学域(農)の宗正晋太郎准教授、村田芳行教授らの研究グループは、塩ストレスが植物の生育阻害を引き起こす原因の一端を明らかにしました。
塩害は、世界中で農作物の生産に悪影響を及ぼしており、塩害に強い作物品種の開発が望まれています。しかし、そのためには植物の持つ塩ストレス応答機構を明らかにする必要があります。
本研究では、塩ストレス下で起こる根の生育阻害が、特徴的な活性を持つカリウムイオンチャネル(カリウムイオンの輸送体)によって引き起こされることを明らかにしました。今後、カリウムイオンチャネルに注目した新たな耐塩性作物の生産技術の開発につながることが期待されます。
本研究成果は2024年8月2日 、国際科学誌「Journal of Plant Physiology」にオンライン掲載されました。
なお本件は、2024年9月27日 に岡山大学から公開されました。
◆論文情報
論 文 名: Outward-rectifying potassium channels GORK and SKOR function in regulation of root growth under salt stress in Arabidopsis thaliana
掲 載 紙: Journal of Plant Physiology
著 者: Hafsa Jahan Hiya, Yoshitaka Nakashima, Airi Takeuchi, Toshiyuki Nakamura, Yoshimasa Nakamura, Yoshiyuki Murata, Shintaro Munemasa
D O I: 10.1016/j.jplph.2024.154322
U R L: https://doi.org/10.1016/j.jplph.2024.154322
・本論文のオープンアクセス化は、文部科学省「オープンアクセス加速化事業」の取り組みの一環で実施している「インパクトの高い国際的な学術誌へのAPC支援」による支援を受けています。
◆研究資金
本研究は、以下の支援を受けて実施しました。
・日本学術振興会「科学研究費助成事業」基盤研究(B)(22H02303)
・日本学術振興会「科学研究費助成事業」基盤研究(C)(22K05560)
◆詳しい研究内容について
塩ストレスが植物の生育不良を引き起こす仕組み-2つのカリウムイオン輸送体が塩ストレスによる根の成長阻害に関与する-
https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r6/press20240927-1.pdf
◆参 考
・岡山大学大学院環境生命科学研究科
https://www.gels.okayama-u.ac.jp/
・岡山大学大学院環境生命自然科学研究科
https://www.elst.okayama-u.ac.jp/
・岡山大学農学部
https://www.okayama-u.ac.jp/user/agr/
◆参考情報1
・【岡山大学】リンゴ酸による植物の環境ストレス適応機構の解明 -植物も、ストレス解消に爽快な酸味の『リンゴ酸』を利用!!!-
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000864.000072793.html
◆参考情報2
・【岡山大学】岡山大学が文部科学省「オープンアクセス加速化事業」に採択
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002384.000072793.html
◆本件お問い合わせ先
岡山大学 学術研究院 環境生命科学学域(農)准教授 宗正晋太郎
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中3-1-1 岡山大学津島キャンパス
TEL:
https://www.gels.okayama-u.ac.jp/profile/kouza/areas06_biochem.html
<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:
E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/
<岡山大学のスタートアップ・ベンチャーなどに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究・イノベーション共創機構 スタートアップ・ベンチャー創出本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://venture.okayama-u.ac.jp/
国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください
岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html