米バーチャルブリッジズ社(VirtualBridges,Inc.)は、サーバ集約型の仮想デスクトップ環境(VDI)を提供するソフトウェア「VERDE(バーディ:Virtual Enterprise Remote Desktop Environment)」の最新版を、日本総代理店であるオリゾンシステムズ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 菅 克夫)を通じて販売開始します。

「VERDE」は、ハイパーバイザとしてLinux KVMを採用するなどオープンソースベースのため低価格であり、同一基盤上からWindowsとLinuxの2種類のゲストOSを実行する能力を備えた業界初の製品です。
また、サーバ上で動作するゲストOSを画面転送機能によりクライアント端末側に呼び出し操作するオンラインVDIだけでなく、クライアント端末側にゲストOSをダウンロードしてネットワーク非接続状態で動作するオフラインVDIでも利用できるのが特長です。

今回発表する最新版では、オープンソースの接続プロトコル「SPICE」を採用したことにより、従来の画像転送方式と比較して大幅に高速化されました。また、クライアント端末としてタブレット端末を利用できるほか、USBなどの外部記憶装置に個人の仮想デスクトップ環境をダウンロードして持ち運べるようになりました。さらに、システム管理者向けとユーザ向けのサービス画面がWebベースで使いやすくなりました。


◆「VERDE」の主な特長と、最新版の注目ポイントは以下のとおりです。

(1) パフォーマンス
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「VERDE」は、LAN、ワイヤレス、モバイル(3G / Wi-Fi)など、ネットワーク環境を問わず快適に仮想デスクトップを利用できます。
最新版では、「SPICE (Simple Protocol for Independent Computing Environment)」をベースに改良を加えた画面転送プロトコルを使用しており、仮想化デスクトップの画面転送やメディアプレーヤーなどの動画の録画・再生もストレスなく利用できます。
※RDP(Remote Desktop Protocol)とNX(オープンソース)もサポートしています。

(2) セキュリティ
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「VERDE」は、マスターとなる1つのゴールドイメージと、ユーザ個別のプロファイルを組み合わせ、カスタマイズされたゲストOSとして各ユーザに提供する「ゴールドマスター支給モデル」を採用しており、仮想デスクトップの管理が非常にシンプルです。また、仮想デスクトップの信頼性と安全性を確実に高めます。

(3) モビリティとユーザビリティ
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ユーザは、「VERDE」が提供するLEAF(Live Environment Access Format:ゲストOSをUSBや端末のディスクパーティションにダウンロードする機能)を利用することでゲストOSの持ち運びが可能となり、社外などのオフライン環境で個人のデスクトップ環境が利用できるようになります(オフラインVDI)。また、ネットワーク接続時はセンター側で集中管理されているマスターイメージと同期され、最新のシステム状態に更新されます。
さらに、ゲストOSへの接続デバイスは、従来のPC、シンクライアントに加えて、最新版では、タブレット端末、スマートフォンなどの多様なデバイスからオンラインVDIが利用可能になりました。

また、最新版では、ユーザ向けのWebポータルが提供されます。ユーザはクライアント端末からWebポータルにログインすることで、ユーザに割り当てられたゲストOSの起動・停止操作が可能です。
さらに、従来はコマンドベースだった管理者機能もWebポータルによる一元管理が可能になり、仮想デスクトップやユーザ管理、システム利用状況のモニタリングなどが非常に簡単になりました。

(4) TCO削減と早期のROI効果
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「VERDE」は、ハイパーバイザとしてLinux KVMを採用するなどオープンソースベースでライセンスコストをおさえることで、他社製品で同等の機能を実現する場合と比較して約40%低価格です(オリゾンシステムズ試算)。
また、ゲストOSは、Windowsの他に、UbuntuをはじめとするLinuxを利用できるので、Windowsサーバ使用コストを低減することも可能です。

(5) 大規模システムへの展開と高可用性
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「VERDE」には、「クラウドブランチ」機能があり、WANで接続した中央データセンタのゴールドイメージのレプリカを拠点データセンタのサテライトサーバに置くことで、クライアントのアクセスを複数サーバに分散できます。ゴールドイメージは、センターサーバで集中管理され、サテライトサーバと定期的に同期します。
また、サーバをクラスタ構成にして、動的にサーバの追加や交換が可能で、大規模システムにもスケーラブルに対応可能です。


仮想デスクトップは、在宅勤務、BCP(事業継続計画)、セキュリティ対策、クライアント運用・管理コストの削減に有効なソリューションであることから、導入ニーズが高まっています。オリゾンシステムズでは、現在、ビジネスパートナーとして、日本IBM株式会社、トッパン エムアンドアイ株式会社、株式会社エム・イー・シーと協業を開始していますが、今後1年間で、さらに販売体制を充実させ、今後、2億円のライセンス販売を計画しています。

◆ 最新版最新版「VERDE」について
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◇製品名 : VERDE v.5.5 SP-2
◇販売/出荷開始:2011年11月17日  
◇販売価格:オープンプライス
※ライセンスは、ゲストOSの同時使用数でカウント(利用ユーザ数ではなく)
◇販売経路:オリゾンシステムズ、ならびに、日本アイ・ビー・エム株式会社、トッパン エムアンドアイ株式会社、株式会社エム・イー・シー ほか同社のビジネスパートナー


◆「VERDE」稼働システム要件
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◇ホストOS:
RHEL/CentOS 6、Ubuntu 10.04 LTS、SLES 11

◇ゲストOS:
Windows XP、Windows 7、Windows2008、RHEL / CentOS 5.5・6、
UbuntuDesktop 10.04・11.04、Fedora 14、SLED 11

◇クライアントOS:
Windows XP / Vista / 7 / 2003 / 2008、Ubuntu 10.04 LTS、
SLED 11(64bit)、RHEL 6 Workstation(64bit)、CentOS 6.0(64bit)、MAC OS X

◇認証サーバ:ベンダー非依存ActiveDirectory / NIS / LDAPなど、またはLinuxのユーザ管理機能を利用
◇ストレージ:ベンダー非依存SAN/NAS、NFS / CIFSなどネットワークファイルシステム

◇クライアント端末:PC、シンクライアント、タブレットPC、iPad、MAC

※オフラインクライアントOSは、Linux (カーネル2.6.24 以上)
※オフラインクライアントは、Intel-VTまたはAMD-V、1024 x 600 以上の画面解像度が必要です。
※iPhone/iPadは、AppStoreより「iVERDE」を無料ダウンロードしてインストールする必要があります。
※Android端末は近日対応予定です。

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👤 発行者について

オリゾンシステムズ

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