2024/04/13 05:27
教育・研究エンジニア
◆概 要
国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)学術研究院医歯薬学域(医学系)整形外科学教室の尾﨑敏文教授が、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の「令和6年度革新的がん医療実用化研究事業」(一次公募)に採択され、2024年3月22日 にAMEDホームページに公開されました。
同事業は、研究成果を確実に医療現場に届けるため、主に応用領域後半から臨床研究領域において、革新的な診断・治療等、がん医療の実用化を目指した研究を強力に推進し、がんの本態解明からこれに基づく革新的な治療薬や診断・予防のためのバイオマーカーなどの開発・実用化を目的とした研究の加速を目指すものです。
今回、尾﨑教授は本事業の「希少がんの標準的治療法の確立のための臨床研究」の区分において、「高リスク後腹膜肉腫に対する標準治療法開発のための国際多施設共同臨床試験」という題目のもと、申請のあった11件の中から採択3件のうちのひとつに選ばれ、令和6~8年度までの期間、研究チームを率いることになります。
今回の採択を受けて尾﨑教授は、「後腹膜肉腫は発生頻度の低い希少がんで、これまで治療に関する高いレベルのエビデンスはありませんでした。欧州がん研究治療機構(EORTC)により、2021年から術前化学療法の有用性を検証する国際多施設共同ランダム化第III相試験(STRASS2)が開始され、その後、米国(ECOG/ACRIN)、カナダ(CCTG)、オーストラリア・ニュージーランド(ANZSA)が本試験に参加しました。日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)骨軟部腫瘍グループも、2023年12月 よりJCOG2214INT試験「高リスク後腹膜肉腫に対する術前補助化学療法の意義に関するランダム化比較第III相試験(STRASS2)」として本研究への参加が始まりました。研究事務局は国立がん研究センター中央病院の岩田慎太郎先生が担当し、岡山大学からは藤原智洋医師がJCOG-EORTC間の連絡メンバーの一員として参加しております。本試験への参加にあたり、EORTCおよびJCOGデータセンター、さらには国立がん研究センター中央病院臨床研究支援部門の御支援を得て、プロトコールを含む必要書類の日本語訳や日本の規制に準拠するような国内の特記事項などを作成しました。説明同意文書は、EORTCの文章を翻訳したものをもとに、患者会のご協力をいただき完成しました。大規模臨床試験の実施が困難な希少がん分野において、国際共同試験への参加は、我が国のプレゼンスを示すためにも非常に重要だと思います。また、今後の他の希少がんにおける本邦から国際共同試験への加入を促進するものと期待されます」とコメント。3年間の研究活動に意欲を見せました。
岡山大学では研究分野における「最重点研究分野」を定めており、そのひとつにヘルスケア分野があります。また本学が採択を受けている文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」(実施主体:日本学術振興会)でも人々の生活をより良くするための社会変革を起こし、ウェルビーイングの向上等を戦略的に進めています。尾﨑教授らの取り組みもこれらに寄与する重要な事業です。引き続き、尾﨑教授と地域中核・特色ある研究大学:岡山大学の取り組みにご期待ください。
本情報は、2024年4月11日 に岡山大学から公開されました。
◆参 考
・国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)「令和6年度革新的がん医療実用化研究事業」(一次公募)
https://www.amed.go.jp/koubo/15/01/1501C_00089.html
・岡山大学 学術研究院 医歯薬学域(医学系) 整形外科学教室
https://www.okayama-ortho.jp/
・岡山大学病院
https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/
◆参考情報
・【岡山大学】「岡山大学最重点研究分野」を制定~地域と地球の未来を共創し、世界の革新に寄与する研究大学を実現するために~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001601.000072793.html
・【岡山大学】文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html
◆本件お問い合わせ先
岡山大学 学術研究院 医歯薬学域(医学系) 整形外科学教室 教授 尾﨑敏文
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1 岡山大学鹿田キャンパス
TEL:
https://www.okayama-ortho.jp/
<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
岡山大学病院 新医療研究開発センター
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/
<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
TEL:
E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/
<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:
E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/
国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください
岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html
国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)学術研究院医歯薬学域(医学系)整形外科学教室の尾﨑敏文教授が、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の「令和6年度革新的がん医療実用化研究事業」(一次公募)に採択され、2024年3月22日 にAMEDホームページに公開されました。
同事業は、研究成果を確実に医療現場に届けるため、主に応用領域後半から臨床研究領域において、革新的な診断・治療等、がん医療の実用化を目指した研究を強力に推進し、がんの本態解明からこれに基づく革新的な治療薬や診断・予防のためのバイオマーカーなどの開発・実用化を目的とした研究の加速を目指すものです。
今回、尾﨑教授は本事業の「希少がんの標準的治療法の確立のための臨床研究」の区分において、「高リスク後腹膜肉腫に対する標準治療法開発のための国際多施設共同臨床試験」という題目のもと、申請のあった11件の中から採択3件のうちのひとつに選ばれ、令和6~8年度までの期間、研究チームを率いることになります。
今回の採択を受けて尾﨑教授は、「後腹膜肉腫は発生頻度の低い希少がんで、これまで治療に関する高いレベルのエビデンスはありませんでした。欧州がん研究治療機構(EORTC)により、2021年から術前化学療法の有用性を検証する国際多施設共同ランダム化第III相試験(STRASS2)が開始され、その後、米国(ECOG/ACRIN)、カナダ(CCTG)、オーストラリア・ニュージーランド(ANZSA)が本試験に参加しました。日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)骨軟部腫瘍グループも、2023年12月 よりJCOG2214INT試験「高リスク後腹膜肉腫に対する術前補助化学療法の意義に関するランダム化比較第III相試験(STRASS2)」として本研究への参加が始まりました。研究事務局は国立がん研究センター中央病院の岩田慎太郎先生が担当し、岡山大学からは藤原智洋医師がJCOG-EORTC間の連絡メンバーの一員として参加しております。本試験への参加にあたり、EORTCおよびJCOGデータセンター、さらには国立がん研究センター中央病院臨床研究支援部門の御支援を得て、プロトコールを含む必要書類の日本語訳や日本の規制に準拠するような国内の特記事項などを作成しました。説明同意文書は、EORTCの文章を翻訳したものをもとに、患者会のご協力をいただき完成しました。大規模臨床試験の実施が困難な希少がん分野において、国際共同試験への参加は、我が国のプレゼンスを示すためにも非常に重要だと思います。また、今後の他の希少がんにおける本邦から国際共同試験への加入を促進するものと期待されます」とコメント。3年間の研究活動に意欲を見せました。
岡山大学では研究分野における「最重点研究分野」を定めており、そのひとつにヘルスケア分野があります。また本学が採択を受けている文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」(実施主体:日本学術振興会)でも人々の生活をより良くするための社会変革を起こし、ウェルビーイングの向上等を戦略的に進めています。尾﨑教授らの取り組みもこれらに寄与する重要な事業です。引き続き、尾﨑教授と地域中核・特色ある研究大学:岡山大学の取り組みにご期待ください。
本情報は、2024年4月11日 に岡山大学から公開されました。
◆参 考
・国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)「令和6年度革新的がん医療実用化研究事業」(一次公募)
https://www.amed.go.jp/koubo/15/01/1501C_00089.html
・岡山大学 学術研究院 医歯薬学域(医学系) 整形外科学教室
https://www.okayama-ortho.jp/
・岡山大学病院
https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/
◆参考情報
・【岡山大学】「岡山大学最重点研究分野」を制定~地域と地球の未来を共創し、世界の革新に寄与する研究大学を実現するために~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001601.000072793.html
・【岡山大学】文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html
◆本件お問い合わせ先
岡山大学 学術研究院 医歯薬学域(医学系) 整形外科学教室 教授 尾﨑敏文
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1 岡山大学鹿田キャンパス
TEL:
https://www.okayama-ortho.jp/
<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
岡山大学病院 新医療研究開発センター
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/
<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
TEL:
E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/
<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:
E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/
国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください
岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html