2023/11/14 07:30
教育・研究エンジニア
◆概 要
国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)は、2023年10月25日 の定例記者会見において、那須保友学長から岡山大学のASEAN戦略について紹介を行いましたので、お知らせします。
2023年9月20日 、21日にインドネシア・スラバヤで開催された第6回ASEAN+3(アセアンプラススリー)学長会議に那須保友学長が出席し、岡山大学の特徴的な国際交流プログラㇺと地域との連携プログラムについて講演を行いました。
具体的には、岡山大学が推進している国連貿易開発会議(UNCTAD)との人材育成プログラム及び国家戦略特区「デジタル田園健康特区」に指定されている岡山県吉備中央町との取組についてプレゼンを行いました。数多くのASEANの大学・研究機関が関心を寄せ、発表後は個別にたくさんの質問を受けました。また、参加大学との交流も行い、岡山大学のプレゼンスの向上にも繋がりました。
「ASEAN +3University Network」とは、ASEAN 諸国の有力大学30大学で構成されるASEAN University Network(AUN=エーユーエヌ)に、日本、中国、韓国の3か国21大学を加えたコンソーシアムです。日本の加盟大学は、国立六大学国際連携機構の構成校である千葉大学、新潟大学、金沢大学、岡山大学、長崎大学、熊本大学、そして京都大学、慶応義塾大学、東京工業大学、早稲田大学となっています。
「ASEAN+3Rectors’ Conference」とは、ASEAN +3 University Networkのエグゼクティブレベルが集まり、将来の協力に向けた課題を学び、テーマに沿った意見交換を行う会議です。また、国立六大学はAUNとパートナーシップ協定を締結しており、この協定に基づき、さまざまな学生交流プログラムを実施しています。
AUNとは、コロナ禍においてもオンラインプログラムを実施していましたが、今年度は、中断していた派遣プログラムを再開することができ、国立六大学から17名の学生がタイの文化や歴史を学びました。12月には、受入プログラムとして、長崎大学の企画により国立六大学から提供するオンライン研修を予定しています。本研修では、SDGsの目標の達成に向けたテーマを設定し、多様な背景を持つASEAN諸国および日本の大学生がグループワークを行うことで、課題達成のプロセスにおける異文化コミュニケーション能力を高めるとともに、多文化理解の機会を提供する予定です。
このように、コロナ禍においても、AUNとの協力関係によりオンラインを活用した有効なプログラムを開発し、プログラムを継続できたことも大きな成果であると捉えています。
他方、文部科学省から受託している「日本留学海外拠点連携推進事業」では、リクルーティング機能から帰国後のフォローアップまで一貫したオールジャパンの日本留学サポート体制を実現するもので、平成30年度から実施されています。
本事業の前身である、様々な機関の垣根を越えてオールジャパンで日本留学を促進するための司令塔となる留学コーディネーターを配置する「留学コーディネーター配置事業」が平成26年度より始まり、その後、当該事業が拡充・発展された形となっています。岡山大学は、全国5拠点のうち、ASEAN地域で採択されています。
当該事業により設置した海外拠点は、ミャンマーのヤンゴン、マンダレー、タイのバンコク、カンボジアのプノンペン、ラオスのビエンチャン、の計5箇所です。また、事業を進めるにあたっては、現地機関との連携が非常に重要であり、さまざまな機関と強力なネットワークを構築しています。
海外拠点に設置した留学情報センターでは、日本留学に関する情報収集や発信を行い、優秀な留学生獲得に向けたさまざまなリクルーティング活動を展開しています。また、日本留学の魅力を発信する上で非常に重要となる、帰国留学生とのネットワークを構築し、フェア・セミナーでの協力を依頼したり、現地での広報活動にも協力いただいています。
今後も、「日本留学という入り口から、日本での就職という出口まで」をフォローし、留学希望者や我が国・現地の関係機関にとっても、実りある留学の実現に寄与したいと考えます。
岡山大学では、非常に重要なパートナーであるASEAN地域との連携をより一層、強化し、関係性を更に深めていきたいと考えています。どうそ今後も地域と地球の未来を共創し、社会変革を実現させる研究大学:岡山大学の絶え間ない変化と挑戦にご期待ください。
〇日本留学海外拠点連携推進事業(東南アジア)
本学は、平成31年度より文部科学省「日本留学海外拠点連携推進事業(東南アジア)」を受託し、5年間で、ASEANからの留学生数を1.5倍にすることを目標に事業を進めています。これまで、本学は平成26年度に文部科学省受託事業「留学コーディネーター配置事業(ミャンマー)に採択され、5年間でミャンマーからの留学生数を倍増することを目標として事業を実施した結果、4年間で3倍に増やすことができました。平成30年度より事業の名称が「日本留学海外拠点連携推進事業(東南アジア)」に変わり、対象地域もASEAN10か国へと拡大しました。
現在は、ミャンマーのヤンゴンとマンダレー、タイのバンコク、カンボジアのプノンペン、ラオスのビエンチャンに事務所を構えており、これら5拠点からASEANの優秀な留学生獲得に向けて、事業に取り組んでいます。
〇国立六大学連携コンソーシアム
国立六大学が、自主自立を尊重しつつ連携して、教育・学術研究・社会貢献等の機能を一層強化し、グローバル社会をリードする人材育成の推進と学術研究を高度化することを目的として、平成25年3月に設立されました。
https://sixers.jp/
◆参 考
・日本留学海外拠点連携推進事業(東南アジア)(岡山大学)
https://studyinjapan-asean.jp/
・岡山大学グローバル・エンゲージメント・オフィス
https://globalengagementoffice.okayama-u.ac.jp/
◆参考情報
・【岡山大学】第6回ASEAN+3学長会議へ那須保友学長らが出席しました
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001708.000072793.html
・STI for SDGs分野での若手女性研究者の育成プログラム
https://globalengagementoffice.okayama-u.ac.jp/unctad/
・【岡山大学】岡山県吉備中央町が「国家戦略特別区域(デジタル田園健康特区)」に指定されました。~国立大学法人岡山大学が参画~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000601.000072793.html
・【岡山大学】「デジタル田園健康特区」事業構想等を通じた地域課題解決の先駆的モデル構築に向け、吉備中央町と連携・協力に関する協定を締結
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000639.000072793.html
〇 「ASEAN訪問報告及び岡山大学のASEAN戦略について」那須保友 岡山大学長(2023年10月 定例記者会見)
https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r5/press20231025-1.pdf
◆本件お問い合わせ先
岡山大学 国際部 国際企画課
TEL:
https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r5/press20231025-1.pdf
<岡山大学の産学連携などに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究推進機構 産学官連携本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1丁目1番1号 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
※◎を@に置き換えて下さい。
TEL:
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/
岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):
岡山大学Image Movie (YouTube):
「岡大TV」(YouTube):https://www.youtube.com/channel/UCi4hPHf_jZ1FXqJfsacUqaw
産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2023年11月 期共創活動パートナー募集中:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001761.000072793.html
国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください
国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)は、2023年10月25日 の定例記者会見において、那須保友学長から岡山大学のASEAN戦略について紹介を行いましたので、お知らせします。
2023年9月20日 、21日にインドネシア・スラバヤで開催された第6回ASEAN+3(アセアンプラススリー)学長会議に那須保友学長が出席し、岡山大学の特徴的な国際交流プログラㇺと地域との連携プログラムについて講演を行いました。
具体的には、岡山大学が推進している国連貿易開発会議(UNCTAD)との人材育成プログラム及び国家戦略特区「デジタル田園健康特区」に指定されている岡山県吉備中央町との取組についてプレゼンを行いました。数多くのASEANの大学・研究機関が関心を寄せ、発表後は個別にたくさんの質問を受けました。また、参加大学との交流も行い、岡山大学のプレゼンスの向上にも繋がりました。
「ASEAN +3University Network」とは、ASEAN 諸国の有力大学30大学で構成されるASEAN University Network(AUN=エーユーエヌ)に、日本、中国、韓国の3か国21大学を加えたコンソーシアムです。日本の加盟大学は、国立六大学国際連携機構の構成校である千葉大学、新潟大学、金沢大学、岡山大学、長崎大学、熊本大学、そして京都大学、慶応義塾大学、東京工業大学、早稲田大学となっています。
「ASEAN+3Rectors’ Conference」とは、ASEAN +3 University Networkのエグゼクティブレベルが集まり、将来の協力に向けた課題を学び、テーマに沿った意見交換を行う会議です。また、国立六大学はAUNとパートナーシップ協定を締結しており、この協定に基づき、さまざまな学生交流プログラムを実施しています。
AUNとは、コロナ禍においてもオンラインプログラムを実施していましたが、今年度は、中断していた派遣プログラムを再開することができ、国立六大学から17名の学生がタイの文化や歴史を学びました。12月には、受入プログラムとして、長崎大学の企画により国立六大学から提供するオンライン研修を予定しています。本研修では、SDGsの目標の達成に向けたテーマを設定し、多様な背景を持つASEAN諸国および日本の大学生がグループワークを行うことで、課題達成のプロセスにおける異文化コミュニケーション能力を高めるとともに、多文化理解の機会を提供する予定です。
このように、コロナ禍においても、AUNとの協力関係によりオンラインを活用した有効なプログラムを開発し、プログラムを継続できたことも大きな成果であると捉えています。
他方、文部科学省から受託している「日本留学海外拠点連携推進事業」では、リクルーティング機能から帰国後のフォローアップまで一貫したオールジャパンの日本留学サポート体制を実現するもので、平成30年度から実施されています。
本事業の前身である、様々な機関の垣根を越えてオールジャパンで日本留学を促進するための司令塔となる留学コーディネーターを配置する「留学コーディネーター配置事業」が平成26年度より始まり、その後、当該事業が拡充・発展された形となっています。岡山大学は、全国5拠点のうち、ASEAN地域で採択されています。
当該事業により設置した海外拠点は、ミャンマーのヤンゴン、マンダレー、タイのバンコク、カンボジアのプノンペン、ラオスのビエンチャン、の計5箇所です。また、事業を進めるにあたっては、現地機関との連携が非常に重要であり、さまざまな機関と強力なネットワークを構築しています。
海外拠点に設置した留学情報センターでは、日本留学に関する情報収集や発信を行い、優秀な留学生獲得に向けたさまざまなリクルーティング活動を展開しています。また、日本留学の魅力を発信する上で非常に重要となる、帰国留学生とのネットワークを構築し、フェア・セミナーでの協力を依頼したり、現地での広報活動にも協力いただいています。
今後も、「日本留学という入り口から、日本での就職という出口まで」をフォローし、留学希望者や我が国・現地の関係機関にとっても、実りある留学の実現に寄与したいと考えます。
岡山大学では、非常に重要なパートナーであるASEAN地域との連携をより一層、強化し、関係性を更に深めていきたいと考えています。どうそ今後も地域と地球の未来を共創し、社会変革を実現させる研究大学:岡山大学の絶え間ない変化と挑戦にご期待ください。
〇日本留学海外拠点連携推進事業(東南アジア)
本学は、平成31年度より文部科学省「日本留学海外拠点連携推進事業(東南アジア)」を受託し、5年間で、ASEANからの留学生数を1.5倍にすることを目標に事業を進めています。これまで、本学は平成26年度に文部科学省受託事業「留学コーディネーター配置事業(ミャンマー)に採択され、5年間でミャンマーからの留学生数を倍増することを目標として事業を実施した結果、4年間で3倍に増やすことができました。平成30年度より事業の名称が「日本留学海外拠点連携推進事業(東南アジア)」に変わり、対象地域もASEAN10か国へと拡大しました。
現在は、ミャンマーのヤンゴンとマンダレー、タイのバンコク、カンボジアのプノンペン、ラオスのビエンチャンに事務所を構えており、これら5拠点からASEANの優秀な留学生獲得に向けて、事業に取り組んでいます。
〇国立六大学連携コンソーシアム
国立六大学が、自主自立を尊重しつつ連携して、教育・学術研究・社会貢献等の機能を一層強化し、グローバル社会をリードする人材育成の推進と学術研究を高度化することを目的として、平成25年3月に設立されました。
https://sixers.jp/
◆参 考
・日本留学海外拠点連携推進事業(東南アジア)(岡山大学)
https://studyinjapan-asean.jp/
・岡山大学グローバル・エンゲージメント・オフィス
https://globalengagementoffice.okayama-u.ac.jp/
◆参考情報
・【岡山大学】第6回ASEAN+3学長会議へ那須保友学長らが出席しました
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001708.000072793.html
・STI for SDGs分野での若手女性研究者の育成プログラム
https://globalengagementoffice.okayama-u.ac.jp/unctad/
・【岡山大学】岡山県吉備中央町が「国家戦略特別区域(デジタル田園健康特区)」に指定されました。~国立大学法人岡山大学が参画~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000601.000072793.html
・【岡山大学】「デジタル田園健康特区」事業構想等を通じた地域課題解決の先駆的モデル構築に向け、吉備中央町と連携・協力に関する協定を締結
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000639.000072793.html
〇 「ASEAN訪問報告及び岡山大学のASEAN戦略について」那須保友 岡山大学長(2023年10月 定例記者会見)
https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r5/press20231025-1.pdf
◆本件お問い合わせ先
岡山大学 国際部 国際企画課
TEL:
https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r5/press20231025-1.pdf
<岡山大学の産学連携などに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究推進機構 産学官連携本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1丁目1番1号 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
※◎を@に置き換えて下さい。
TEL:
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/
岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):
岡山大学Image Movie (YouTube):
「岡大TV」(YouTube):https://www.youtube.com/channel/UCi4hPHf_jZ1FXqJfsacUqaw
産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2023年11月 期共創活動パートナー募集中:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001761.000072793.html
国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください