2023/09/11 08:46
教育・研究エンジニア
◆概 要
国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)は2023年8月21日 に大学執行部の大学経営戦略会議において、岡山大学に在籍している大学院生に対して国立研究開発法人科学振興機構(JST)のデータベース型研究者総覧「researchmap」(リサーチマップ)への登録の義務、推奨することを決定しました。
researchmapは、インターネット上で研究者自身が登録・作成する総覧であり、論文などの研究成果や知的財産権、作品、社会貢献活動などのさまざまな業績を管理・発信することができ、科学研究費助成事業データベース(KAKEN)や府省共通研究開発管理システム(e-Rad)などさまざまなデータベースとも連携しています。また、イベント開催などの周知にも使用することができ、研究コミュニティ形成や交流などの一助ともなります。さらに研究者の所属機関が変わっても継続して無償で使用することができ、誰でも自由に閲覧することができます。本学教員らのresearchmapへの登録もおこなっており、現在、日本または日本で研究する30万人を超える研究者が登録している巨大データベースであり、言わば「研究者としての基本情報」となっています。
岡山大学では研究大学として大学院生、特に博士号取得を目指す博士課程(博士後期課程)の大学院生は、「学生」ではなく「研究者」として取り扱うことにしており、研究者として求められる姿勢や資質などを求め、そのための指導も実施しています。今回の登録も、その一環として実施します。
登録については、
・博士課程、博士後期課程学生(企業在籍の博士課程を除く。)は、登録を義務とする
・専門職学位課程、修士課程、博士前期課程学生は、登録を推奨とし、業績が1つでもある場合は可能な限り登録とする
としており、今後、学内周知を行い、定められた期限内の対応を求めることにします。
今回の決定と実施について担当の佐藤法仁研究・産学共創総括担当副理事・学事担当副学長・URAは「岡山大学は文部科学省補助事業「科学技術イノベーション創出に向けた大学フェローシップ創設事業」とJST「次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)」に採択されており、修士課程から博士後期課程に進学する優秀な人材の確保を進めています。また以前より本学は研究大学として大学院生は学生ではなく、次世代を担う“研究者”として捉え、対応してきました。今回のresearchmapの登録義務化は他の大学ではなかなか見られない取組であり、実際にresearchmapにおける大学院生の登録者数も少ないのが実状です。本学の取組に続く大学・研究機関が増え、岡山大学のみならず我が国の大学院生の取組活性化などにも繋がればとも思います。また、大学院生の皆さんも研究者としての矜持を持ち、自分自身の取組を積極的に発信して行ってください。研究広報も研究活動の重要な一部です。本学では岡山大学若手研究者アカデミーなどの“岡山大学若手研究者育成支援パッケージ”の充実を進めるとともに、今後も大学院生を含めたさまざまな博士人材育成プランを打ち出す準備を整えています。引き続き、我が国の研究力強化、イノベーション創出などを担う若手研究者である大学院生への期待、ならびにご支援等をよろしくお願い申し上げます」とコメントし、今後の博士人材育成を含めた取り組みの活性化に意欲を見せました。
今後も地域と地球の未来を共創し世界の革新に寄与する研究大学を掲げ、地域中核・特色ある研究大学:岡山大学を目指す本学の取組にご期待ください。
○那須保友学長から本学大学院生の皆さんへのひとこと
大学院生の皆さんには日頃から岡山大学の教育、研究、医療、社会貢献活動等の一翼を担っていただき、感謝いたします。researchmapという「道具」を上手に使いこなすことで、自身の研究活動だけではなく、学内外の教員を含めたさまざまな研究者らの研究内容や活動などが見えてくることもあります。ぜひ道具を上手に使いこなし、新しい情報や知見、コミュニティ形成などを手に入れてご自身の研究活動の範囲を積極的に広げて行ってください。
なお、researchmapへの登録については、後日、大学から登録の際の注意事項などについてのメールがありますので、しっかりと内容を把握し、うっかりと損をしない登録を心がけてください。岡山大学では、このようなノウハウ、ポイントを、次世代を担う「研究者」の皆さんにしっかりとお伝えしていきます。
引き続き、岡山大学が掲げる長期ビジョン2050“地域と地球の未来を共創し世界の革新に寄与する研究大学”を実現するために皆さんとともに歩んで行ければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
◆参 考
・国立大学法人岡山大学
https://www.okayama-u.ac.jp/
・岡山大学病院
https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/
・国立研究開発法人科学振興機構(JST)データベース型研究者総覧「researchmap」(リサーチマップ)
https://researchmap.jp/
◆参考情報
・文部科学省補助事業「科学技術イノベーション創出に向けた大学フェローシップ創設事業」
https://www.jst.go.jp/fellowship/index.html
・国立研究開発法人科学技術振興機構「次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)」
https://www.jst.go.jp/jisedai/index.html
・岡山大学科学技術イノベーション創出フェローシップ(OUフェローシップ)
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/kenkyusha/ou-fellowship/
・「岡山大学最重点研究分野」を制定 ~地域と地球の未来を共創し、世界の革新に寄与する研究大学を実現するために~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001601.000072793.html
・岡山大学ビジョン3.0・岡山大学長期ビジョン2050
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/profile/ou-vision.html
〇2024年度岡山大学科学技術イノベーション創出フェローシップ(OUフェローシップ)受給者の募集について(提出期限:2023年9月25日(月) 17時(JST)期限厳守)
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/kenkyusha/ou-fellowship/
◆本件お問い合わせ先
岡山大学 研究協力部 研究協力課
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟
TEL:
E-mail:adc7116◎adm.okayama-u.ac.jp
※◎を@に置き換えてください。
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id12315.html
国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学:岡山大学にご期待ください
国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)は2023年8月21日 に大学執行部の大学経営戦略会議において、岡山大学に在籍している大学院生に対して国立研究開発法人科学振興機構(JST)のデータベース型研究者総覧「researchmap」(リサーチマップ)への登録の義務、推奨することを決定しました。
researchmapは、インターネット上で研究者自身が登録・作成する総覧であり、論文などの研究成果や知的財産権、作品、社会貢献活動などのさまざまな業績を管理・発信することができ、科学研究費助成事業データベース(KAKEN)や府省共通研究開発管理システム(e-Rad)などさまざまなデータベースとも連携しています。また、イベント開催などの周知にも使用することができ、研究コミュニティ形成や交流などの一助ともなります。さらに研究者の所属機関が変わっても継続して無償で使用することができ、誰でも自由に閲覧することができます。本学教員らのresearchmapへの登録もおこなっており、現在、日本または日本で研究する30万人を超える研究者が登録している巨大データベースであり、言わば「研究者としての基本情報」となっています。
岡山大学では研究大学として大学院生、特に博士号取得を目指す博士課程(博士後期課程)の大学院生は、「学生」ではなく「研究者」として取り扱うことにしており、研究者として求められる姿勢や資質などを求め、そのための指導も実施しています。今回の登録も、その一環として実施します。
登録については、
・博士課程、博士後期課程学生(企業在籍の博士課程を除く。)は、登録を義務とする
・専門職学位課程、修士課程、博士前期課程学生は、登録を推奨とし、業績が1つでもある場合は可能な限り登録とする
としており、今後、学内周知を行い、定められた期限内の対応を求めることにします。
今回の決定と実施について担当の佐藤法仁研究・産学共創総括担当副理事・学事担当副学長・URAは「岡山大学は文部科学省補助事業「科学技術イノベーション創出に向けた大学フェローシップ創設事業」とJST「次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)」に採択されており、修士課程から博士後期課程に進学する優秀な人材の確保を進めています。また以前より本学は研究大学として大学院生は学生ではなく、次世代を担う“研究者”として捉え、対応してきました。今回のresearchmapの登録義務化は他の大学ではなかなか見られない取組であり、実際にresearchmapにおける大学院生の登録者数も少ないのが実状です。本学の取組に続く大学・研究機関が増え、岡山大学のみならず我が国の大学院生の取組活性化などにも繋がればとも思います。また、大学院生の皆さんも研究者としての矜持を持ち、自分自身の取組を積極的に発信して行ってください。研究広報も研究活動の重要な一部です。本学では岡山大学若手研究者アカデミーなどの“岡山大学若手研究者育成支援パッケージ”の充実を進めるとともに、今後も大学院生を含めたさまざまな博士人材育成プランを打ち出す準備を整えています。引き続き、我が国の研究力強化、イノベーション創出などを担う若手研究者である大学院生への期待、ならびにご支援等をよろしくお願い申し上げます」とコメントし、今後の博士人材育成を含めた取り組みの活性化に意欲を見せました。
今後も地域と地球の未来を共創し世界の革新に寄与する研究大学を掲げ、地域中核・特色ある研究大学:岡山大学を目指す本学の取組にご期待ください。
○那須保友学長から本学大学院生の皆さんへのひとこと
大学院生の皆さんには日頃から岡山大学の教育、研究、医療、社会貢献活動等の一翼を担っていただき、感謝いたします。researchmapという「道具」を上手に使いこなすことで、自身の研究活動だけではなく、学内外の教員を含めたさまざまな研究者らの研究内容や活動などが見えてくることもあります。ぜひ道具を上手に使いこなし、新しい情報や知見、コミュニティ形成などを手に入れてご自身の研究活動の範囲を積極的に広げて行ってください。
なお、researchmapへの登録については、後日、大学から登録の際の注意事項などについてのメールがありますので、しっかりと内容を把握し、うっかりと損をしない登録を心がけてください。岡山大学では、このようなノウハウ、ポイントを、次世代を担う「研究者」の皆さんにしっかりとお伝えしていきます。
引き続き、岡山大学が掲げる長期ビジョン2050“地域と地球の未来を共創し世界の革新に寄与する研究大学”を実現するために皆さんとともに歩んで行ければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
◆参 考
・国立大学法人岡山大学
https://www.okayama-u.ac.jp/
・岡山大学病院
https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/
・国立研究開発法人科学振興機構(JST)データベース型研究者総覧「researchmap」(リサーチマップ)
https://researchmap.jp/
◆参考情報
・文部科学省補助事業「科学技術イノベーション創出に向けた大学フェローシップ創設事業」
https://www.jst.go.jp/fellowship/index.html
・国立研究開発法人科学技術振興機構「次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)」
https://www.jst.go.jp/jisedai/index.html
・岡山大学科学技術イノベーション創出フェローシップ(OUフェローシップ)
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/kenkyusha/ou-fellowship/
・「岡山大学最重点研究分野」を制定 ~地域と地球の未来を共創し、世界の革新に寄与する研究大学を実現するために~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001601.000072793.html
・岡山大学ビジョン3.0・岡山大学長期ビジョン2050
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/profile/ou-vision.html
〇2024年度岡山大学科学技術イノベーション創出フェローシップ(OUフェローシップ)受給者の募集について(提出期限:2023年9月25日(月) 17時(JST)期限厳守)
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/kenkyusha/ou-fellowship/
◆本件お問い合わせ先
岡山大学 研究協力部 研究協力課
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟
TEL:
E-mail:adc7116◎adm.okayama-u.ac.jp
※◎を@に置き換えてください。
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id12315.html
国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学:岡山大学にご期待ください