2023/08/25 12:59
教育・研究エンジニア
◆概 要
国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)は2023年度から、研究者らとともに課題解決を担うパートナーとして重要な存在であり、高い専門技能と知識を有する技術職員を組織化した全学組織である「岡山大学総合技術部」を始動しました。
総合技術部では、本学が掲げる岡山大学長期ビジョン2050『地域と地球の未来を共創し、世界の革新に寄与する研究大学』のもと、技術職員による部課長制といった新しい職階の導入や、マネジメント機能強化と技術継承の双方において新たなキャリアパスを構築することができるダブルトラック制を導入。さらに、研究基盤に関する経営戦略の策定にも参画することができるなど、技術職員のさらなる活躍の場の拡大を戦略的かつ精力的に行っています。
また、研究設備・機器と技術職員を「研究基盤」と位置付け、研究基盤のハブとなる統括部局となる本学研究推進機構機器共用推進本部と総合技術部の両輪により、全学的な研究設備・機器共用体制を確立する「コアファシリティ構想」を掲げ、活発に活動しています。
これら岡山大学総合技術部の活動状況や次世代の人材育成等を積極的に学内外に発信することなど目的に、2023年8月23日 に専用Webサイトを開設しました。ぜひこの機会にご覧ください。
〇那須保友学長のコメント
岡山大学総合技術部は、これまで各部署において個別に勤務していた技術職員を全学組織として戦略的に一元化し、さらに新しい規則や職階等を設け、2023(令和5)年度から新たに始動しました。
国立大学法人における技術職員を取り巻く環境は、昨今の大学改革の大きな波などもあり、急激に変化しています。私が学長に就任した際に掲げた「不易流行」において、刻一刻と変化していく「流行」の波がこの急激な変化とも言えます。時代の変化などを素早く感知し、将来の有りたい姿をバックキャストし、今を絶えず変化させていくことが技術職員には求められています。総合技術部の発足以来、技術職員自らが思考・行動し、さまざまな点を変化させています。私は学長として、総合技術部の変化を素早く取り上げ、流行の波に乗り遅れない、または新たな波を起こせるようにしっかりと執行部メンバーらとともにマネジメントしていく所存です。
また、これまでの変わらない「不易」においては、技術職員の専門能力の高度化やマネジメント能力の強化など、スキル形成が必要です。さらにこのスキルは従来の各部署で磨かれていた専門能力だけではなく、機器共用(コアファシリティ)やスタートアップ・ベンチャーなど技術から融合領域・他分野に能力を発揮できることが重要です。これらの点は地域中核・特色ある研究大学である岡山大学の基盤を形成するものでもあり、また社会変革を推進していくうえでも強く求められるものです。今後、しっかりと総合技術部の強化推進を進めていきます。
これからの岡山大学総合技術部の活動にご期待ください。
〇佐藤法仁総合技術部本部長(研究・産学共創総括担当副理事、学事担当副学長、URA)のコメント
岡山大学総合技術部は80名を越える技術職員の組織であり、地域中核・特色ある研究大学である岡山大学を支える高い技術力を有した職員が戦略的に全学配置されています。研究者のパートナーとして技術から研究活動を支えるとともに、高い専門能力をもとに学内外の教育活動にも積極的に行っています。
大学改革が進む中で、単に岡山大学単体の改革(変化)だけではなく、社会の変革を引き起こすことが重要です。研究者らによる研究・イノベーション創出、教育者らによる人材育成、そしてこれら両方に関わる技術職員の役割は今後さらに重要度を増していきます。岡山大学総合技術部では、絶えず社会や政策動向などにアンテナを張り、先回りして行動を起こせるように組織の強化を進めていきます。
また「技術職員の新たな姿」を描き出すことがとても大切です。例えば国では博士号取得者の就職先として技術職員が挙げられたりしています。岡山大学総合技術部は、これらの動向を取り入れるだけではなく、技術PM(プロジェクトマネージャー)として研究開発を主導する人材やテクノロジー・マネジメントからテック系スタートアップ・ベンチャーの伴走ができる技術経営人材、わが国有数の強みある医療系研究開発を持つ岡山大学病院の叡智を備えた医工系技術職員など、「岡山大学ならではの技術職員の新たな姿」を描き出していく組織運営改革・人材育成などを精力的に進めていきます。
ぜひ岡山大学総合技術の取組、活動へのご支援とご協力を頂ければ幸いです。
〇田村義彦総合技術部長のコメント
岡山大学は2023(令和5)年度から全学の技術職員を一元集約化し「岡山大学総合技術部」を始動しました。
技術職員集約化の一番の課題は技術職員の意識の改革だと考えます。これから、大学全体の研究・教育に大きく貢献するには、一方的な指示に従うのみならず研究・教育のパートナーとして個々が主体的に考え大学としての最適値をどう導きだすかというような意識が非常に重要になります。このたびの新組織は大学の生き残りをかけた戦略の一つとして、技術職員が「自ら成長する事が出来る」環境を構築し提供しようという岡山大学の強い決意と意思を明確に示した組織です。総合技術部創設にあたってかかる手間やコストはたんなる“経費”としてではなく、総合技術部人財への“投資”と位置付けられ大きな成長への期待の表れとなっております。
これらの理念を技術職員一人一人が心に刻み精進してまいりますので、これからの活動にご理解ご協力のほど何卒よろしくお願いいたします。
〇岡山大学総合技術部
https://www.okayama-u.ac.jp/user/techall/
◆参 考
・岡山大学長期ビジョン2050『地域と地球の未来を共創し、世界の革新に寄与する研究大学』
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/profile/ou-vision.html
・岡山大学コアファシリティ構想
https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/news/corefacility.pdf
・技術職員の組織化による研究力・イノベーション創出の強化と魅力あるキャリアの構築へ 「岡山大学総合技術部」始動!
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id12033.html
◆参考情報
・【岡山大学】科学で輝く!発見の夏! 岡山大学総合技術部が「おもしろ体験でぇ〜」に出展しました
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001580.000072793.html
・【岡山大学】総合技術部の中村有里技術専門職員が「中国・四国工学教育協会賞」を受賞!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001550.000072793.html
・【岡山大学】岡山大学総合技術部のさらなる進展に向けて山口大学総合技術部との意見交換会を実施~技術職員が「地域中核・特色ある研究大学:岡山大学」の一翼を担う存在にとなるために組織強化を推進します~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001523.000072793.html
・【岡山大学】岡山大学総合技術部が大学コンソーシアム岡山主催「日ようび子ども大学in京山祭」に出展
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001513.000072793.html
・【岡山大学】TCカレッジ岡山大学サテライト校「医工系コース」開講 ~技術職員の「高度専門人材養成」を強化促進~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001518.000072793.html
・【岡山大学】地域中核・特色ある研究大学 岡山大学を支える技術職員の「高度専門人財養成」に向けて -令和5年度「TCカレッジ」に岡山大学技術職員が参加-
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001436.000072793.html
・【岡山大学】岡山大学技術職員が東工大TCカレッジ技術・研究支援発表会で「日本電子賞」を受賞!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001140.000072793.html
・【岡山大学】長尾遼講師、太田弘道技術専門職員が文部科学大臣表彰を受賞
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000697.000072793.html
◆本件お問い合わせ先
岡山大学 総合技術部 事務担当
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1丁目1番1号 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:
E-mail:sougougijutsubu◎adm.okayama-u.ac.jp
※◎を@に置き換えてください
https://www.okayama-u.ac.jp/user/techall/
国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学:岡山大学にご期待ください
国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)は2023年度から、研究者らとともに課題解決を担うパートナーとして重要な存在であり、高い専門技能と知識を有する技術職員を組織化した全学組織である「岡山大学総合技術部」を始動しました。
総合技術部では、本学が掲げる岡山大学長期ビジョン2050『地域と地球の未来を共創し、世界の革新に寄与する研究大学』のもと、技術職員による部課長制といった新しい職階の導入や、マネジメント機能強化と技術継承の双方において新たなキャリアパスを構築することができるダブルトラック制を導入。さらに、研究基盤に関する経営戦略の策定にも参画することができるなど、技術職員のさらなる活躍の場の拡大を戦略的かつ精力的に行っています。
また、研究設備・機器と技術職員を「研究基盤」と位置付け、研究基盤のハブとなる統括部局となる本学研究推進機構機器共用推進本部と総合技術部の両輪により、全学的な研究設備・機器共用体制を確立する「コアファシリティ構想」を掲げ、活発に活動しています。
これら岡山大学総合技術部の活動状況や次世代の人材育成等を積極的に学内外に発信することなど目的に、2023年8月23日 に専用Webサイトを開設しました。ぜひこの機会にご覧ください。
〇那須保友学長のコメント
岡山大学総合技術部は、これまで各部署において個別に勤務していた技術職員を全学組織として戦略的に一元化し、さらに新しい規則や職階等を設け、2023(令和5)年度から新たに始動しました。
国立大学法人における技術職員を取り巻く環境は、昨今の大学改革の大きな波などもあり、急激に変化しています。私が学長に就任した際に掲げた「不易流行」において、刻一刻と変化していく「流行」の波がこの急激な変化とも言えます。時代の変化などを素早く感知し、将来の有りたい姿をバックキャストし、今を絶えず変化させていくことが技術職員には求められています。総合技術部の発足以来、技術職員自らが思考・行動し、さまざまな点を変化させています。私は学長として、総合技術部の変化を素早く取り上げ、流行の波に乗り遅れない、または新たな波を起こせるようにしっかりと執行部メンバーらとともにマネジメントしていく所存です。
また、これまでの変わらない「不易」においては、技術職員の専門能力の高度化やマネジメント能力の強化など、スキル形成が必要です。さらにこのスキルは従来の各部署で磨かれていた専門能力だけではなく、機器共用(コアファシリティ)やスタートアップ・ベンチャーなど技術から融合領域・他分野に能力を発揮できることが重要です。これらの点は地域中核・特色ある研究大学である岡山大学の基盤を形成するものでもあり、また社会変革を推進していくうえでも強く求められるものです。今後、しっかりと総合技術部の強化推進を進めていきます。
これからの岡山大学総合技術部の活動にご期待ください。
〇佐藤法仁総合技術部本部長(研究・産学共創総括担当副理事、学事担当副学長、URA)のコメント
岡山大学総合技術部は80名を越える技術職員の組織であり、地域中核・特色ある研究大学である岡山大学を支える高い技術力を有した職員が戦略的に全学配置されています。研究者のパートナーとして技術から研究活動を支えるとともに、高い専門能力をもとに学内外の教育活動にも積極的に行っています。
大学改革が進む中で、単に岡山大学単体の改革(変化)だけではなく、社会の変革を引き起こすことが重要です。研究者らによる研究・イノベーション創出、教育者らによる人材育成、そしてこれら両方に関わる技術職員の役割は今後さらに重要度を増していきます。岡山大学総合技術部では、絶えず社会や政策動向などにアンテナを張り、先回りして行動を起こせるように組織の強化を進めていきます。
また「技術職員の新たな姿」を描き出すことがとても大切です。例えば国では博士号取得者の就職先として技術職員が挙げられたりしています。岡山大学総合技術部は、これらの動向を取り入れるだけではなく、技術PM(プロジェクトマネージャー)として研究開発を主導する人材やテクノロジー・マネジメントからテック系スタートアップ・ベンチャーの伴走ができる技術経営人材、わが国有数の強みある医療系研究開発を持つ岡山大学病院の叡智を備えた医工系技術職員など、「岡山大学ならではの技術職員の新たな姿」を描き出していく組織運営改革・人材育成などを精力的に進めていきます。
ぜひ岡山大学総合技術の取組、活動へのご支援とご協力を頂ければ幸いです。
〇田村義彦総合技術部長のコメント
岡山大学は2023(令和5)年度から全学の技術職員を一元集約化し「岡山大学総合技術部」を始動しました。
技術職員集約化の一番の課題は技術職員の意識の改革だと考えます。これから、大学全体の研究・教育に大きく貢献するには、一方的な指示に従うのみならず研究・教育のパートナーとして個々が主体的に考え大学としての最適値をどう導きだすかというような意識が非常に重要になります。このたびの新組織は大学の生き残りをかけた戦略の一つとして、技術職員が「自ら成長する事が出来る」環境を構築し提供しようという岡山大学の強い決意と意思を明確に示した組織です。総合技術部創設にあたってかかる手間やコストはたんなる“経費”としてではなく、総合技術部人財への“投資”と位置付けられ大きな成長への期待の表れとなっております。
これらの理念を技術職員一人一人が心に刻み精進してまいりますので、これからの活動にご理解ご協力のほど何卒よろしくお願いいたします。
〇岡山大学総合技術部
https://www.okayama-u.ac.jp/user/techall/
◆参 考
・岡山大学長期ビジョン2050『地域と地球の未来を共創し、世界の革新に寄与する研究大学』
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/profile/ou-vision.html
・岡山大学コアファシリティ構想
https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/news/corefacility.pdf
・技術職員の組織化による研究力・イノベーション創出の強化と魅力あるキャリアの構築へ 「岡山大学総合技術部」始動!
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id12033.html
◆参考情報
・【岡山大学】科学で輝く!発見の夏! 岡山大学総合技術部が「おもしろ体験でぇ〜」に出展しました
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001580.000072793.html
・【岡山大学】総合技術部の中村有里技術専門職員が「中国・四国工学教育協会賞」を受賞!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001550.000072793.html
・【岡山大学】岡山大学総合技術部のさらなる進展に向けて山口大学総合技術部との意見交換会を実施~技術職員が「地域中核・特色ある研究大学:岡山大学」の一翼を担う存在にとなるために組織強化を推進します~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001523.000072793.html
・【岡山大学】岡山大学総合技術部が大学コンソーシアム岡山主催「日ようび子ども大学in京山祭」に出展
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001513.000072793.html
・【岡山大学】TCカレッジ岡山大学サテライト校「医工系コース」開講 ~技術職員の「高度専門人材養成」を強化促進~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001518.000072793.html
・【岡山大学】地域中核・特色ある研究大学 岡山大学を支える技術職員の「高度専門人財養成」に向けて -令和5年度「TCカレッジ」に岡山大学技術職員が参加-
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001436.000072793.html
・【岡山大学】岡山大学技術職員が東工大TCカレッジ技術・研究支援発表会で「日本電子賞」を受賞!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001140.000072793.html
・【岡山大学】長尾遼講師、太田弘道技術専門職員が文部科学大臣表彰を受賞
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000697.000072793.html
◆本件お問い合わせ先
岡山大学 総合技術部 事務担当
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1丁目1番1号 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:
E-mail:sougougijutsubu◎adm.okayama-u.ac.jp
※◎を@に置き換えてください
https://www.okayama-u.ac.jp/user/techall/
国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学:岡山大学にご期待ください